第五十六章 皇統第三十六代[葺不合第十一代]

   禍(ワザ)斬(キリ)剱(ツルギ)彦(ヒコ)不(アハ)合(セズ)十(ジュウ)一(イチ)代(ダイ)天(アメ)日(ノヒ)身光(ミヒカル)万(トコヨ)国(クニ)棟(オム)鿄(ヤ)天皇(スミラミコト)

 天皇御在位七百九十三年なり。御代、初めて妃(〇)を置く。即位百八十三年、万国(トコヨクニ)御巡幸をなし給いしが、此の日程百四十八年に亘り、其の間、アフリカ、ゼイラに天降り、其の地に三年行在(あんざい)し給う。即位七百九十三年二月二十四日、奇日根大隅桑原太田宮にて、皇太子「弥(イヤ)広(ヒロ)殿(ドノ)作(ツクリ)尊」に御譲位あり、即位八百二十三年、奥羽朝日山大宮にて神幽(カミサ)ります。

 皇子「八速(ツカ)王彦尊」、白狐(びゃっこ)やつをきつ[八尾狐(ヤツヲキツ)]を使い給い、その住み給いし所を八屋宮と云う。(現在、越中八尾町)姉尊「八男速媛尊」と共に二尊を、「紋(もん)妙(みょう)王」と称う。(現今、八尾町に其の名残りで、紋妙寺(〇〇〇)なる寺あり。)

 天皇を道路奥羽朝日山に祭り、「朝日禍斬太神宮(おおたましいたまや)」と勧請し奉る。また皇后「玉足頴(えい)撰(ほさき)媛皇后」を「月陰明神」と勧請して、月山に祭り奉る。此の当時、日の本神霊界に於て、思凝神(シコリガミ)の出現最も盛んにして、遂に凝結して八尾狐(ヤツオキツ)となりて威を振う。玆に於て、「天(アマ)照(テル)日(ヒ)大神」の神命により、「朝日明神」[霊(ヒ)の大神の分霊]「月日明神」[撞の大神の分霊]の二神御出現ありて、之が統率の任に当り給いしが、更に、此の神霊界に於ける事実が現界に反映して、「朝日禍斬太神宮(おおたましいたまや)」及び「月陰明神社」の建設を見るに到りしものなり。

 

 

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