武鵜草葺不合身光天津日嗣天日天皇 [御身魂 佐田彦王大神]
玉依姫皇后宮 [御身魂 竜宮乙姫大神]
日の本の文化発展を図ろうとして、天皇は一代の間に前後十数回、国内で遷都し、遷都の都度、皇室を中心として、その地方の文化啓発に努めた。即位〇年10月5日、越根能登宝立山に大宮を造営し、遷都――秋津根山城ミクシ峠に遷都――出雲松江に遷都――穴門長門天乞山に遷都――愛媛千里山に遷都――速日別肥後の八代宮に遷都――遠津海伊豆天城山に遷都――遠津海サガミ大山に遷都――吉道路彦下毛湯岐山に遷都。同所を帝爵山と云う――道路奥岩木山に遷都――越根中御皇城山に遷都――蝦夷イシカ、ソウケ山に遷都――道路奥陸中六角牛早池甲子三山に遷都――道路奥光井岳に遷都――武蔵津海安房鋸山に遷都――草木根紀井安堵の峯に遷都。
天皇は、太陽日神に象った「日の丸を中心とし十六方位の御光条」をつけ、その光条の一つ毎にその方位における一柱一柱の神霊を象らせて十六菊形の紋を作り、皇室の御紋章とした。さらに、その中心の日の丸形の中に八咫の鏡形を置いた十六菊形の御紋章を、「皇祖皇太神宮」の定紋として、神宮の幔幕(=張りめぐらす幕)に用いた。神宮幄舎の幔幕に用いる紋として、七五三桐の紋章を作る。七五三という数は、天然の運行を象ったもので、天地万物社会人間ことごとくが自然の姿に順応すべき事を表す。岩戸開きの時に当り、岩戸の外に七五三縄を張り廻らせることも同じ意義で、天皇に対して、七五三のように自然にして従順なるべきと表示したもの。また、ヒヒイロガネで十六菊形の御紋章を作り、「皇祖皇太神宮」に奉納して神宝とし、第二代「造化気万男天皇」の御代に、天皇の御身守りとして定められた「日の丸」の旗を、国旗と定めた。
天皇の御代、「天疎日向津比売天皇御神霊」より神勅があり、『天下万国棟梁一人天皇の神宝は、神骨像神體、神代文字神代之巻、生都劔刄、神日本魂三神宝劔、円鏡、八咫鏡・八サカの曲玉及び三種の神器なり。』と定められた。天皇には皇子が13尊あったが、ことごとく若くして亡くなり、最後に、即位263万年に誕生した「諸塚尊」が皇太子となり、後に「軽島彦尊」と改称した。
万国御巡幸で予母津国に行かれた時、天皇は、ヨモツ国をヨウロベと改称された、これが、ヨーロッパ(オイローパ)の洲名の起源。御巡幸後、奇日根速日岳の大宮に行かれ、その後、支那国王「天能氏」と「地能氏」が来朝。後、内密に、「天能氏」を「天皇氏」、「地能氏」を「地皇氏」と改称す。(第103章参照)
天皇は琉球へ行かれた後、道路奥光井の岳に大宮を造って遷都された。この時、琉球の「和多都豊玉彦命」が、天皇が遷都されるごとに、必ず海より海中の燐光が灯火のように連なって現れる竜燈を奉捧すべきと言上し、これを良しとされた。即位283万8040年(神武即位前8万7233年)1月6日、奇日根鵜戸大宮で、皇太子「軽島彦尊」に譲位。2年後の10月18日、奇日根平山の大宮で神幽り給い、飫肥の上陵に葬られた。
「武鵜草不合天皇」を第一代とする「葺不合(ふきあえず)皇朝」は七十三代続き、神倭第一代「神武天皇」に及ぶが、日の本に伝えられる古記では、「神武天皇」が葺不合第一代天皇の御子として記されている。その間の72代、約8万7200年にわたる歴代天皇の事蹟・日本と万国の歴史は、ことごとく抹殺、省略されて伝わるとことはなく、今日に及ぶまで隠匿され、何人もあずかり知らぬところとなった。
このような由々しき大錯誤は、後代の記紀編纂の時に理由があってあえて為されたもので、こういうことを来すにいたる誘因が種々ある。後段でさらに説明するが、今、その一・二を述べる。まず、葺不合皇朝第七十一代「天照国照日子百日臼杵天皇」の妃もまた、「玉依姫皇后宮」と称し奉る。「神武天皇」はこの天皇の第四番目の皇子「狭野尊」で、この皇后宮の名前と同一なる点から、記紀編纂者が誤記し、省略に導いた。現に、日本書紀の示す所から「神武天皇」東征の年代を見ると、天孫高千穂降臨(即ち、仁仁杵天皇御遷都)があってより、178万2000余歳と記されている。この間、わずかに四代の天皇の御代を経過するのみならば、右はあまりに長きにわたる歳月だと云わざるを得ない。どういうわけでこんな歴史の省略と隠匿が必要だったかは、漸次後章で説くが、要するに宇宙は未だ自在の時代にあった。加えて、現実界現象の起こる根源である駛身神霊界で、古の日の本に渡来した外国諸神が、日の本を永久にその掌中に奪い取ろうとする企図を遂行するためにあらゆる手段方策を弄し、ついに世界人類界の根源たる日の本の歴史湮滅(=跡形もなく消す)に成功。それをもって自分たちだけの意見で勝手にしようと図ったことから出てきたことに違いないのである。
(第百三十八章・百四十三章・百四十五章参照)
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