火之進奇猿媛不合十四代天日身光天皇
天皇は、御身魂「地上姫大神」にあらせらる。即位四百六十年、皇太子「臼杵尊」に御譲位あり、同年神幽り給う。御即位八十六年八月十四日、詔して冨士山の大宮を造替え、「皇祖皇太神宮御分霊」以下諸神霊を勧請して「浅間神社」を富士山に祭り奉る。之を「浅間の神」と云う。(神武天皇即位前一万八千八百七十六年の事なり。)其の祭神左の如し。
木花佐久夜姫神霊
皇祖皇太神宮御分霊
天照日大神
天疎日向津比売天皇御神霊
豊明国押彦天皇神霊
豊狭姫皇后神霊
以上の諸神霊は漸次伝え誤られて、今日の「浅間神社」祭神は、「木花佐久夜姫神霊」のみとなれり。
前述の如く「火之進奇猿媛天皇」の御身魂は「地上姫大神」にして、「木花佐久夜姫皇后」と同一の身魂にまします。即ち、天皇の御名「ヒノススムキサリ」とは、往昔「木花佐久夜姫皇后」火の産屋の焔中を無難に去り[猿]給いし御事跡を、その侭御名となし給えるものにして、御身魂因縁こよなく深くおわしたる為、斯く「木花佐久夜姫皇后御神霊」を勧請し給えるものなり。
即位百二十一年五月五日、詔して万国御巡幸に上り給い、即位二百三十年十月十四日、越中二井ヤのカツシワ水門に御還幸あり。王津天神大宮を仙洞とし給う。後、改めて、「魚津天神」と云う。即位四百六十三年十二月二十七日御齢六百二歳を以て、信濃駒山大宮にて神幽り給い、駒山に葬り奉る。
(※ 第五十九章の初め、「即位四百六十年、皇太子「臼杵尊」に御譲位あり、同年神幽り給う。」と、終りの「即位四百六十三年十二月二十七日(中略)神幽り給い」とは、年数が一致しない。)
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