第八十三章　皇統第六十三代［葺不合第三十八代］

　　　天(アマ)津(ツ)太(フト)祝(ノリ)詞(ト)不(アハ)合(セズ)三(サン)十(ジュウ)八(ハチ)代(ダイ)天(アメ)日(ノヒ)身光(ミヒカル)天皇(スミラミコト)　［御身魂　高津玉(こうづだま)大神］

　天皇、御在位二百六年、皇太子「神(カミ)足(タル)伊(イ)足(タル)彦(ヒコ)尊」に御譲位の後七年にして、神幽り給う。御齢四百三十七歳。天皇、御身魂「高津玉(こうづだま)大神」にまします。天皇の御代、神界に於て、「高津玉(こうづだま)大神」「幡十台大神」相諮(はか)りて、天津太祝詞・大祓祝詞を作りて、「天(アマ)照(テル)日(ヒ)大神」の御裁可を仰ぎ給う。「天(アマ)照(テル)日(ヒ)大神」より、天の岩戸開き終るまで(〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇)、其の使用を許可せらる(〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇)。乃(すなわ)ち、現界に於て、天皇、天津太祝詞(〇〇〇〇〇)・大祓祝詞(〇〇〇〇)の御制定あり、是れ、神武天皇即位前正に一万年の御事なり。天皇神幽りまして榛名(はるな)山に葬り、「神明神」として勧請し奉る。