地上丸大神 地上姫大神
第一次神政内閣の終りに当りて、「大地将軍」及び「常世姫大神」が三柱の姫神を伴って肝川の里に隠れ給いしによりて、その後を承けて、神政の首班に立ち給いしは、「地上丸大神」及び「地上姫大神」にして、更に此の内閣の補佐役として、「地上丸大神」の兄神「地上大陣大神」及び「耕大陣大神」其の局に当り給えり。「地上丸大神」は、「天照日大神」の直系にして、温厚従順なる神にてあらせられ、兄神達の援助によりて混乱せる神界の現状を回復し給わんとして、様々なる御努力を注ぎ給えり。
然るに、此の時に当りて、さきに『ろ』の国に走り行きし「天照彦大神」の変神たる「行永春神」は、猶その日の本神霊界を支配せんとする慾望を満たさんとして、「天若彦大神」(天照彦大神の同霊神)及び「八百幡神」を唆かして、之等の諸神霊を『ろ』の国より『い』の国日の本に派遣せり。
斯くして、之等諸神霊は、日の本の神霊界の政権を掌握せんとして、百方策を廻らせたる結果、「天若彦大神」及び其の部下は、内閣の輔佐役たる「地上大陣大神」を懐柔し、為に「地上大陣大神」は輔佐役たる地位に在り乍ら、却て神政を紊乱するの挙に出づるに到れり。また更に、「天若彦大神」は当時神霊界の皇后の地位に在る「地上姫大神」を恋愛慾によりて引落下したるを以て、斯してまた、創造神の意図の如く、支配恋愛の両慾に基きて惹起せらるゝ大混乱、再び神霊界に発生を見るに到れり。この混乱の極に到りて、「地上丸大神」は、其の力を以てしては、如何とも事態を復す能わず。遂に其の位置に止まるを得ざるに到り、余儀なく、「地上姫大神」「地上大陣大神」と共に、親神の在ます肝川の里に隠れ給う事となれり。
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