第百七十九章 みろくの世の出現

 太初、宇宙剖判(ほうはん)して、神の世界と物質の世界に(わか)たれ、地球の修理固成終わりて人類発生し、玆に神人交通による神政政治行われしより此の方、悠久の年所(ねんしょ)を経て、其の間自在(〇〇)の時代として天の岩戸閉ぢが昭和五年六月一日を以て、再び天の岩戸開けたるを以て、(やが)て神霊界及び人類界の清掃完きに到らば神政復古して、三六(〇〇)の大神(〇〇〇)出現し、宇宙はみろくの世(〇〇〇〇〇)に入りて、玆に、「天地根本大祖神(てんちこんぽんだいそしん)」太初よりの御目論みたる、神政成就(〇〇〇〇)の殿堂に到るの門戸開かるゝ事となるなり。

 此の三六の大神(〇〇〇〇〇)の御出現の有様は、左の如く各々三段六神並立し、其の上に「天照皇大御神(アマテラススメネホミカミ)」宇宙主宰神の宝座に在まし、三十二相(さんじゅうにそう)八十種好(はちじっしゅごう)円満具備の姿として整備せる神界荘厳の神相を、「みろく(〇〇〇)[三六]大神(〇〇)」の出現と称するなり。

 此の大御代(おおみよ)の出現によりて、統一ある神の世界の政治行われ、地上には、

  万国(トコヨクニ)棟鿄(オムヤ)天職(アメマツリ)天津日嗣(アマツヒツギ)天皇(スミラミコト)

(イカシ)()()(タラシ)()()出現するものなり。

 更に、此の時代に於ける人類界の概況を述ぶれば、三六(みろく)大神(おおみかみ)は何れも男女神並立して一神格を現わすものにして、従って以下神界に於ける諸神に於ても一柱と雖も轗軻(かんか)、孤独の神ある事なく、人類界も之に則りて、男女を以て一人格となし、而も其の身魂は駛身(カケリミ)界に於ける並立男女神(夫婦)の神霊の分派(之を()と称す)たるものなり。而して、之等駛身(カケリミ)界諸神霊は、天津神則を理解して、創造神神策のまにまに、統一(〇〇)自在(〇〇)ある境域に於て、秩序(〇〇)限定(〇〇)ある神の世界の政治の下に、活躍する神霊なるを以て、之等人類の夫婦も、其の身魂たる神霊の動きに(まつろ)いて、天津神則に即して行動するのみならず、更に其の身魂の個性に応ずる七柱の守護神(〇〇〇)(之を()と称す)を附与せられて、其の魂を輔佐さるゝを以て、各人其の魂魄(こんぱく)に即して、位所の上下を始めとし、其の志想・行為・職業の別等(おのずか)ら決定せられ、玆に、秩序整然たる社会の出現を見るものなり。

 更に之等人類は、創造神の直授し給う所に従いて、其の社会を規範するに組織(〇〇)を以てし、其の人格を薫陶(くんとう)するに教育(〇〇)を以てし、即ち、人生れて男女並立によりて一人格をなすに到るまでは、即ち其の教育(〇〇)を以て誘導し、男女の並立するに到らば、社会の組織(〇〇)はおのずから調和の原動力たる()に依りて其の(シガラミ)を越ゆる事を阻止し、以て寸毫(すんごう)(ミダ)るなき整然たる秩序を保つことを得るなり。

 以上の天津神則は、神の世界をはじめとし、人類界に之が適用行われ、()いては幽界の幽政に及びて、神・現・幽三界は、実に此の一律を以て一貫せらるゝに到るものなり。此の一律を、惟神の大道(〇〇〇〇〇)と云う。而して、現人類界に於て此の(かむ)(ながら)大道(だいどう)を率先履行し給うが、実に、万国(トコヨクニ)棟鿄(オムヤ)天職(アメマツリ)天津日嗣(アマツヒツギ)天皇(スミラミコト)にして、其の統率の下に全人類一団となりて、

天地(てんち)根本(こんぽん)大祖(だいそ)(しん)」の究極の御目的たる神政成就(〇〇〇〇)に向って歩み行くものなり。

 

     昭和七年仲秋十五日 神示のまま誌す

 

 

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