第百七十章 『大正の代はあぢさゐの花盛り』

 大正四年十一月四日、「(たい)(しょう)天皇」御即位に際して、「()()()()()大神」、此の即位式を擾乱して日の本を混乱に陥らしめんと図り、其の数ヶ月以前より、神霊的に大活動をなす。之に対して、「(クニ)(トコ)(タチ)大神」は大いに神慮を悩まし給い、「稚比売(ワカヒメ)(ギミ)大神」の霊統たる「出口直子」をして、天の御三体の大神に対して、満三十日間、丑の刻の御祈願をかけしめ、遂に漸く事なきを得たり。

 此の如く、諸神霊の間に未だ神策天津を理解せざるものあるを以て、「(クニ)(トコ)(タチ)大神」は、更に「日之出大神」をして、内外諸神霊に天津神策及び諸国の神武より此の方の因縁を説き、各神和合して以て神政成就に向って進むべきを力説せしめたるため、「大鶴姫(おおづるひめ)大神」「やつをきつ」等、玆に初めて天津神策を理解して、神業に従事すべきを誓いしが、猶も「山武姫(ヤマタケヒメ)大神」は「金毛九尾」及び仏魔を使嗾(しそう)して、又々日の本皇室を悩まし、遂に懼れ多くも大正八年より「大正天皇」御不例(ふれい)となり給えり。

 加之、「高津玉(こうづだま)大神」は多年上洲(はる)()山に蟠踞(ばんきょ)し居たりしが、大正十年以降、畏くも最後の皇室撹乱(かくらん)を策し、其の現界への顕れとして、「現皇后宮」即ち当時の皇太子妃冊立の際に於ける重大事件を起せり。即ち、当時の「(なが)()女王殿下」の御身魂は「ハザンノリヒメギミノ大神」と申し上げ、「(アマ)(テル)()大神」の直系「常世姫(トコヨヒメ)大神」の御分霊にまします所より、斯くては、日の本皇室の御霊統太初の皇祖「大地の上の将軍」及び「常世姫(トコヨヒメ)尊」の御時に還元し、為に「山武姫(ヤマタケヒメ)大神」系諸神の当初よりの日の本簒奪の目的全く画餅(がべい)()するを以て、遂に其の最後の画策として、「高津玉(こうづだま)大神」を以て皇太子妃冊立に際して大妨害を試みたるものなるが、遂に其の画策の成就すべからざるを覚り、「高津玉(こうづだま)大神」は、此の策謀より全く手を引きて、「(クニ)(トコ)(タチ)大神」の脚下に後悔の実を捧げん事を誓うに到れり。「高津玉(こうづだま)大神」が斯くの如く天津神策を理解せし事は、()いて「千寿姫神」[観世音菩薩]「万倆姫大神」「幡十台神」[文珠菩薩]「御幣田姫(ごへいだひめ)神」[普賢菩薩]「大海原姫神」「手蔓姫神」等に及びて、之等の諸神霊漸く天津神策を理解して、「(クニ)(トコ)(タチ)大神」の麾下(きか)(さん)ずるに到れり。

 斯くの如く、諸神霊漸くにして国祖「(クニ)(トコ)(タチ)大神」の宣示に従う所となりたるを以て、既に時到れりとなし、大正十年二月、「日之出大神」、初めて日本天皇の世界統理復帰を力説せられて、内外諸神霊及び現界人類に対して之を発表し給えり。

 更に、「(クニ)(トコ)(タチ)大神」は万国棟鿄(トコヨクニオムヤ)天職(アメマツリ)天皇(スミラミコト)の世界統理復帰の準備として、「(タイ)()(ショウ)(グン)」の御霊統たる皇太子「裕仁親王殿下」を欧州各国に()(つか)わさるゝ事となれり。即ち、大正十年三月三日、皇太子殿下には、軍艦鹿島香取に御座乗、日の本を御発航ありて、欧州各国の元首を御歴訪あり給えり。此の事は、実に葺不合(ふきあえず)皇朝第七十一代「(アマ)(テル)(クニ)(テル)()()(モモ)()(ウス)(キネ)天皇(スミラミコト)即位四十三年万国(トコヨクニ)御巡幸以来の大盛事にして、全く近き将来に於ける世界統理復帰の前提なりき。

 以上の如くして、神政復古の神業は漸次其の進捗を見たれども、猶も、未だ天津神策を理解し得ざる諸神系団は、日の本各方面に蟠居して、国祖「(クニ)(トコ)(タチ)大神」に対し、其の神業を妨害しつゝあり。

 「(クニ)(トコ)(タチ)大神」系諸神霊は、木曽御岳の四次元界にあり、其の眷属、数十万と号し、最も有力なる神系団なり。此の国祖系神団に対して、

  「盤古大神」[妙見]系神団は、攝津妙見山の四次元界に、

  「山武姫(ヤマタケヒメ)大神」系神団は、信濃善光寺の四次元界にありて、智慧第一の称ある「勢至菩薩」其の内に、

  「高津玉(こうづだま)大神」系神団は、上野榛名山四次元界に、

  「金竜姫(キンリュウヒメ)大神」系神団は、紀伊那智山四次元界に、

  「(アマ)照彦(テルヒコ)大神」系神団は、大和生駒四次元界に、

在りて、国祖系神団と対抗しつゝありたり。

 斯の如く、日の本に於て諸神系団相対立して未だ和合平静に到らざりし間に「金毛九尾」の悪霊は、遂に大正十一年六月、米国華府(かふ)海軍会議(〇〇〇〇)を開催せしめ、大いに其の猛威を奮い、日本代表之に大敗して、其の国防の実力に大斧銊(ふえつ)(くわ)えらるゝに到れり。

 此の間、「明治天皇」の御神霊は、大正十四年に到り、神霊界に還元ましまし、神界より「天懸部日輔子尊」なる御名を賜り、日本皇室守護及び日本建替建直しに関して大活動を開始し給い、外国諸神霊の日の本各地に於ける神社・山谷等に蟠居せるものを悉く探査し其の勢力範囲を調査し給いて、他日の建替の準備を完成し給えり。

 然る間、「大正天皇」は、「金毛九尾」「仏魔」等の跳鿄によりて、遂に大正十五年十二月十五日、宝算四十五歳を以て崩御し給えり。

 

 

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