斯くの如く、日本再建に必要なる物質文明輸入と共に、儒教の教も漸次日本に入り来りて、文化の進歩に貢献したりしが、其の反面に於ては、個有日本の湮滅を期して、儒仏魔侵入し来り、随時随所に其の跳鿄を逞しうするの結果を招致せり。即ち、今日吾人の常に見る日本の各神社は本来惟清浄にして淳正ならざるべからざるものなれども、其の境内を見るに、狛犬の像あり、また其の建築を見るに、鼻巻象・唐獅子・鳳凰等の彫刻あり、以て其処に何ものが蟠踞しつゝあるかを知るに難からざるべし。(註 鼻巻象は普賢菩薩[御幣媛神]、唐獅子は文殊菩薩[幡十台神]、鳳凰は妙見菩薩[盤古大神]の象徴なり。殊に、鳳凰は祥鳥と云わるゝも、「山武姫大神」の創造化せし孔雀を理想せるものにして、日本皇統簒奪の素志より遂に鳳輦を作りて、畏くも陛下の頭上に蟠居せしむ事となれり。将来、鳳輦は廃止さるべきものなり。)
日の本在来の神霊は、之等諸魔の跳鿄を防遏し、極力之に対抗せざる可らず。而も、斯の如き時桟に際して、何物を措きても、日の本諸神霊が先づ守護せざるべからざるものは、即ち、皇統継承の天璽象徴たる「皇祖皇太神宮」並に皇室に存する神代上代の御神宝なり。即ち、そは、軈て再び来るべき世界統一に対する、物質的根拠象徴なるものなればなり。故に、此の保護の為めに、現界に於ては、代々天皇は神勅に指示する所に従いて、様々なる方法により、あらゆる苦心と努力を傾倒し給い、神界に於てもまた同時に、此の為に、遠く将来を慮りて、着々と諸般の準備を進め給えり。
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