(原本P10~15)
第二章 宇宙剖判
宇宙の大元霊自体、即ち「天地根本大祖神」、之を「元無極體主王大神」と称し奉る。此の神の在ます世界を隠身界と称し、第七次元の世界なり。太初、此の神自体の御意発動ましまして、御自らの剖判を始め給いし時、宇宙に様様なる活現を為し給えり。此の活動の相は、大別して「神の世界」と「物質の世界」となり、「神の世界」は更に「神界」と「神霊界」とに分れたり。
先づ隠身「天地根本大祖神」の活現によりて生じ給いたるは、仮凝身界、即ち六次元の神なり。此の仮凝身とは仮に凝るの義にして、「天地根本大祖神」の意志を継承して、宇宙生々存々の創造の神業を久遠の太初より永遠の未来に亘りて行わせ給う大御神なり。此の創造の神業は、嘗て一瞬も休止せることなく、又永遠に終止することなし。此の仮凝身創造神の御身魂は、「天地根本大祖神」の御意志にして、體なくまた形も有し給わず。即ち左の諸神在します。

この「天地分主大神」は空間(第六次元界・第五次元界・第四次元界・第三次元界を含む)を創造して之を司り給い、「中末分主大神」は時間(過去・現在・未来)を創造して之を司り給う。「天地分大底大神」は、霊質(現象世界に於ける九十余りの元素とは異れる元素を以て成れる異物質)を創造して之を司り給い、「天地分大底女大神」は、現象界の物質を創造して之を司り給う。而して、此の四大神の各御力を全部具備し、仮凝身創造神の代表神として現れ給いし大神を、
天一天柱主大神
と称し奉る。
斯くして、此の四大神力の創造によりて、先づ天地万象の要素整いし後、次に燿身界即ち第五次元界の神生じ給えり。燿身とは燿く身なる義にして、三十二相八十種好を円満具備せる妙果成就の神相にして稜威六合に輝き、普く十方世界を照し、宇宙統治の位に往ます諸大御神なり。
天照日大神
は、此の統治神の代表神にあり給い、更に
撞之大神[月の大神](天之三六大神、天の親神)
霊之大神[日の大神]
の二神在わし給い、以上三神を「天之御三体の大神」と称し奉る。此の階位に在わす神は、宇宙統治を司り給う神にして、其の御身魂は隠身界[天地根本大祖神]の意志の一部にして、體なくまた形あり給わず、(されど、時に次階の駛身界に御出現の際には、龍体として現じ給う事あり。)
斯くして、仮凝身・燿身両界の神、其の位に即き給いし時に当り駛身界即ち第四次元界に駛身神生じ給えり。此の神は第四次元界の物質(三次元界の物質とは異る霊質)を以て其の身を構成し、其の物質的構成の威力弱きも、其の霊的威力大なるを以て、忽ち、巨大となり、又微小に化し、雲散霧消、所謂天駛り、国駛り、神通自往なるものにして、燿身神の統治の下に、仮凝身創造神の神業の一たる。限身第三次元界の生成化育の各部分を分担し給う自在神なり。
此の神の御魂は、仮凝身神或は燿身神の御身魂の分派にして、體は常態に於ては、駛身界の霊質を以て構成せられたる竜體なり。其の形は意志の侭に千変万化し、また其の魂をも體をも意志に従って幾箇にも分離する事を得るものにして、其の寿は、永世不滅を原則とすれども、「天地根本大祖神」の御意志の侭に、身魂の本源神たる仮凝身或は燿身神に還元することあり、此の神の在します第四次元界を神霊界と称し。此の世界の主宰神を、
国万造主大神[又の名 国常立大神](艮の金神・地之祖神・国祖)
と称し奉り、其の妃
国万造美大神[又の名 比津遅比売大神箇
と共に司配し給う神霊には、次の如き諸霊統神あり。
天津大神霊統神 ┐
│ 天津神
天津神霊統神 ┘
地之親神霊統神 ┐
地之霊統神 │ 国津神
竜宮系霊統神 ┘
次に、此の四次元界漸次推移変遷せし間に於て、此の世界の裡に、
思 凝 神
出現せり。又、人類発生後に於て、
人 霊 神
出現せり。此の両種の神霊は、共に體なくして形と意志[魂]のみの神霊にして、漸次此の駛身界に其の数を増加し来れり。
扨て、次に生ぜしは、限身界即ち第三次元界[現界]の神にして、限身神とは、各個体の構成或る一定の制限を受け居るものにして、忽ち巨大に変じ忽ち微小に化すが如きことなく、物質的構成の威大なる為め、霊的自在の範囲狭小なる、宇宙の万生万有、森羅万象即ち是れなり。此の限身界の出現を天地剖判と云う。即ち、宇宙塵を以て充満せる物質界は、塵の一を核として他の塵、之に集合し、旋転運動を起して漸次星雲の状態となり、遂に固体を形成して、日地月星となる。此の固形せるものを総称して地と云い、其の他の空間を天と云う。[在来の神話其他は此の天地剖判と前述の宇宙剖判とを混同せる為、神の世界の発生と限身
界の出現とを区別すること能わず、遂に意義不明瞭に陥れり。]而して吾人人類は、此の限身界に於ける最も代表的なる存在なり。
以上の五階神を表示すれば左の如し。

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