第七章 神代の神政政治

 以上の如くして、神の世界に於ては、

  (アマ)(テル)()大神

之を統治し給い、其の統治の下に、駛身(カケリミ)神霊界司宰神として、

  国万造主(クニヨロズツクリヌシ)大神[(クニ)(トコ)(タチ)大神] (クニ)万造(ヨロズツクリ)()大神[比津遅比売(ヒツヂヒメ)大神]

()まし、更に其の下には、

  ()()()(ヒコ)大神   (ワカ)()()(ギミ)大神

()まして、もろもろの神霊を率い、斯の如くして、神界・神霊界の秩序は儼乎(げんこ)として定まり、更に其の統治の下に地上に於ては、

  万国棟鿄(トコヨクニオムヤ)天津日嗣(アマツヒツギ)天皇(スミラミコト)[日本天皇]

は諸々の臣僚を従えて、全地球に君臨し給い、更に人類界の発生に伴いて、出現せる人間霊魂の集り行く世界即ち幽界(〇〇)に対しても、また統治神「(アマ)(テル)()大神」より、御神勅降下ありて、駛身(カケリミ)界の一神霊此の幽界の司宰神に任ぜられ、玆に幽界に於ては、幽政の組織定まれり、以上が、宇宙進化の過程なる「統一」の時代に於ける、神現幽三界(〇〇〇〇〇)神政政治(〇〇〇〇)の状況なり。

 以上を見るに、人類界の神政政治と云えば、人類そのもののみに依って行わるゝ政治の如く思われるけれども、人類の個々の身魂は何れも其の根源たる四次元の駛身(カケリミ)界神霊の魂なるが故に、身魂其のものの個性は両者全く同一なり、依て、駛身(カケリミ)界の政治の治乱興廃及び諸霊統神等の起伏波瀾等、何れも同一個性を有する限身(カギリミ)神たる現人類界の部面に反映し来りて、玆にまた、人類界に於ける波瀾興亡、起伏波瀾生起するに到ることとなるなり。即ち人類界に於ける種々相は、駛身(カケリミ)界に於ける諸般の変化の縮図に過ぎずして、一として人類界自體より生起するものあることなし。換言すれば、両界は其の次元を異にするにも拘らず、而かも其の神霊並に人間の個性のみならず、其の全般の歴史に到るまで、全く相対応しつつ進展し行くものにして、是れ、神界・現界に相通ずる宇宙の真相にして、永久に変化齟齬(そご)することなきのみならず、此の駛身(カケリミ)神霊界に生起する諸相は、又幽界に反映するを以て、幽界と現界とは、又其の諸相酷似するを常とす。

 

 

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