「神と神霊」と「物質の世界」は、相隔てた場所に存在するのではなく、同一宇宙の同一場所に相重なって存在する。相異なる世界とは、その「次元」を異にするという意味で、同一空間に異なる世界が存在する。

<隠身界(7次元)>――「絶対」
★創造の大元霊「天地根本大祖神」 (神名「元無極體主王大神」)
唯一にして絶対なる宇宙の大元霊「天地根本大祖神」の在ます世界は、7次元の隠身界。(「隠身」は、神は人間の肉眼では見えないこと。)ことごとくの「創造」は、唯一にして絶対者なる「元無極體主王大神」より発現し、「元無極體主王大神」は、神・人・万有とこれらを律するあらゆる法則を包括する。
「天地根本大祖神」自体の御意を発動して自らの剖判を始め、宇宙にさまざまな事実が目に見えるようあらわされた。大別して「神の世界」と「物質の世界」となり、「神の世界」は「神界」と「神霊界」に分れた。この神の体たる宇宙の森羅万象とあらゆる法則を根底にさかのぼって考察すると、4個の事実「創造」「統一」「自由」「限定」が、循環する一連の環のように絶えて止むことなく行われつつある真理を認識し得る。
★「創造・統一・自在・限定」の循環
宇宙進化の過程である宇宙間の万象「創造・統一・自在・限定」は、一連の環のように循環して消えることはない。一つを欠陥すると、その円満な運行を見にくくなる。
この4個の事実の円満なる調和とは、太初の「絶対」そのもの。近き将来、宇宙や太初の「神政政治」の状態に復古帰順するが、この来るべき期における神政は、太初でのような無内容なものではない。神々は既に「天地根本大祖神」の悠久にわたっての試練を完全に終了し、人類もその理想と物質文明に行き詰った後なることから、世界文化の根底は、ただ神意に依るべき事を明瞭に自覚する。故に、来るべき神政復古の時代は、形式・内容共に整備し、なお漸次進歩を続け、ついに玲瓏玉のような時代に到達する。この完全無欠な社会到来の暁を、神政成就の時と云い、その時の人類の統率者は、日本天皇。
しかし、この神政政治の時代を「神界現界の究極」として、それ以上の進歩発達はないかというと、決してそうではない。宇宙は流転の世界にして「創造」は寸時もやまない。その創造に連れて、更に「統一・自在・限定」は繰り返へされるべき。しかも、その推移の状況は、一に「天地根本大祖神」の意志の発露に依るもので、現代人類の考え廻らす範囲を脱しており、大神は未だその様子を現人類には示しされていない。
◆「創造」の時代
この宇宙が瞬時も休止する所なく、永遠より永遠にわたって生々と活動しつつある事実を「創造」という。太初、「天地根本大祖神」は、自体の御意を発動して自らの剖判を始められ、宇宙にさまざまな事実が目に見えるようあらわされた。
「創造」の第一段階は「宇宙剖判」(=宇宙開闢)。宇宙塵で充満する物質界は、塵の一を核として他の塵が集合し、回転運動を起して次第に星雲の状態となり、ついに固体を形成して、日地月星となり、天(空間)と地(固形したものの総称)が生まれて、宇宙剖判が終了。姿は大別して「神の世界」と「物質の世界」となり、「神の世界」は「神界」と「神霊界」に分れた。
太陽系の「地球」の修理固成にたずさわった神は、神界の統治神の一部と、神霊界の自在神(=世界創造をなしとげる主宰神)の一部で、これらの神々の悠久なる年月にわたる努力によって、初めて今日在るような地球の出現を見るに到る。[註、太陽系の生成化育に対する天地根本大祖神の意志を、最も濃厚なりと謂う。]
また、混沌として宇宙塵の充満する物質世界でも「天地剖判」(=天地の分れ)が行われ、澄んで陽なるものは薄く横に長く引いて「天(空間)」となり、重く濁れるものは永くとどまって地[物質][日地月星]となり、こうして生じた無数の太陽系各々がその位置につき、「太陽系」における「地球」もその公転と自転を開始した。やがて、これらの神と神霊との努力によって、地球の修理固成が完了。海陸の建て分けは終わり、動植物の発生を見、その蕃殖と繁茂の過程に入る。
この神の体たる宇宙の森羅万象とあらゆる法則を根底にさかのぼって考察すると、4個の事実「創造」「統一」「自由」「限定」が、循環する一連の環のように絶えて止むことなく行われつつある(真理)。
在来の神話その他は、「天地剖判」(3次元限身界の出現)」と「宇宙剖判」(宇宙開闢)を混同しているため、神の世界の発生と限身界の出現とを区別できず、意義不明瞭に陥っている。
また、この宇宙を一貫して流れる意志の動きを「創造」とのみ見て、これによって凡てを律せんとするが、真理は流転して永遠に定まることはなく、先を見通す可能性は絶対に否定されるべきではない。「創造」はことごとくが唯一絶対者たる「元無極體主王大神」より発現するもので、宇宙万有の時間的空間的統量は、恒久に全一(=完全に一つにまとまって)不滅ではない。すなわち、万有の発現は、永遠より永遠に亘る「創造の過程」たると同時に、恒久なる全一の表現神としての「統一態」ではない。換言すれば「創造」の過程は常恒(=いつまでも終わらない)に「統一」されるものではない。
◆「統一」の時代……神代の神政政治
宇宙の「創造」過程が一段落後、到来する「統一」の時代に入ると、神界の神と神霊界の神霊それぞれにその職分位置が決定し、統治神と被治神の別が定まり、神の世界の神代における整然たる政治が開始される。この間、地球は幾回か酷熱期と氷河期とを経過し、気温がようやく定まって、巨草巨木は絶滅、巨獣巨蟲は影を潜め、その適切な時期となって、「人類の創造」を見た。統治神の神命と自在神の活躍によって、ある類の人類が地上に初めて発生し、やがて人類社会でも統治者と被統治者の区別が定まる。この人類界における統治者は「万国棟梁天職天津日嗣天皇」で、日本皇室の祖であると同時に、人類の祖。このように太古、神界において、統治者神はその位に在して神霊を統治し、地上では日本天皇がその座に坐して世界万国を治める、神界と人類界の凡てに整然たる統一ありし時代を、「神政政治の時代」という。
しかるに、「統一」は常に「創造」そのものを前提として初めて行われるべきもので、その根本を無くすことがあれば、「統一」は往々にして昔からのしきたり、形式、伝統等のために固定され、本来の根源たる「創造」自身に委縮や退嬰(=あとへ退く)を来たすことがある。この傾向を打開して、永劫に生き生きたる「創造」の系統をうけつぐために必要なものが、「自在」(=心のままである)。
◆「自在」の時代……愛と支配慾の葛藤
宇宙における「統一」の時代=「神代の神政政治」の後に来たのは、「自在」の時代。当時、神々は宇宙に出現ありて以来日が浅く、わずかに地球の修理固成と人類の創造を終えたのみで何らの経験もなく、人類も、創造された時のままなる無経験の人類だった。そのため、宇宙をこのままの統一状態に放置するか、間もなく万事は形式のまま委縮固定し去るべきかとなり、「天地根本大祖伸」が意志を発露して神霊を固定。神霊界のみならず、人類界全般にわたって「自在時代」の到来を許容された。
この時代に発生したものは、愛慾と支配慾との葛藤。それを調和せしめんとする争闘や、争闘が止まざるを得ない調和が引き続いて起こった結果、神霊界と人類界は、幾多の波瀾曲折、治乱興亡を経験する。「天地根本大祖神」が密かに仕組まれた大試練の間、神霊と人類は、それ以来悠久の年月にわたって経験に経験を重ねて現在に及び、ようやく神霊と人類は、自分の思うままに天の神則を破ってはならないことを自覚し、宇宙はようやく次の時期に入らんとしつつある。
本来、「自在」は「統一」が枯渇しようとするのを打開すべきもので、この「自在」を不合理に解き放つと、やがて放縦自恣(=欲するまま気ままな行動)に堕落し、その本源たる「統一」の意義を喪失する。したがって、放縦自恣に陥るのを防いで「自在」本来の意義を恒久に維持するためには、「限定」を必要とする。
◆「限定」の時代……天津神則に従う
「自在」の時代が終了を告げたことで、次の「限定」の時期に入る事ぶなる。この時代に入ると、神々も自覚して限定され、人類もまた自覚して限定する。
神界・人類を問わず、制限と限定なき社会は、到る所に欠陥と破綻を生ずる。この欠陥と破綻を償うには、天津神則に従う「限定」あるのみ。しばらく「限定」の時代が継続した後、宇宙に「太初の神政政治の復古」を見るに到る。
◆神の世界で「統一の時代」始まる
地球の固め直しが完了し、動植物が発生後、神の世界で、政治による統一の時代が始まる。
燿身界(5次元)では、「天照日大神」が統治神として「天職天津日嗣の御位」(天職天皇として天津日嗣の永遠の御位)に就き、その補佐役として「撞の大神」「霊の大神」の二神、その従神として「八百幡神」を従える。
駛身神霊界(4次元)では、統治神「天照日大神」の下で、「国万造主大神[国常立大神]」「国万造美大神[比津遅比売大神]」が司宰神となって、「由良里比古大神」「稚姫君大神」を従えた。
<仮凝身界(6次元)>――神界「創造」
★創造神「天一天柱主大神」
「天地根本大祖神」の活現によって、仮凝身界(6次元)の神が生まれた。(仮凝身とは「仮に集まってくる」)仮凝身界の神は、「天地根本大祖神」の意志を継承して、宇宙生々存々の創造の神業を、久遠の太初から永遠の未来にわたって行う。この創造の神業は、一瞬も休止することはなく、永遠に終止することもない。
仮凝身創造神の代表神「天一天柱主大神」は、體はなく、形を持たない4大神の御力を全部備える。
「天地分主大神」……空間(六・五・第三次元界を含む)を創造してこれを司る。
「中末分主大神」……時間(過去・現在・未来)を創造してこれを司る。
「天地分大底大神」……霊質(現象世界に於ける九十余りの元素とは異る元素をもって成る異物質)を創造してこれを司る。
「天地分大底女大神」……現象界の物質を創造してこれを司る。
この4大神力の創造によって、天地万象の要素が整った。
<燿身界(5次元)>――神界「統一」
★統治神「天之御三体の大神」
6次元仮凝身界の4大神力の創造によって、地球の水陸の修理固成終了し、動植物が発生。4次元駛身神霊に課せられた創造神の神業の一部が完成し、天地万象の要素が整ったことで、神の世界で、「政治」という形式による「統一の時代」が到来し、5次元燿身界の神が生まれた。(燿身とは「燿く身」)
これは「創造」の後に起るべき「統一」で、「天地根本大祖神」の意志の発露による。この統一の政治形式は、5次元燿身界では、統治神として「天照日大神」が「天職天津日嗣の御位」に就き、その補佐役として、「撞之大神[月の大神](天之三六大神、天の親神)」、「霊之大神[日の大神]」の二神、従神として「八百幡神」を従えた。「天照日大神」「撞の大神」「霊の大神」の三神を、「天之御三体の大神」という。
燿身諸大御神は、三十二相八十種を円満具備する妙果(=すばらしい成果)成就の神相にして、稜威(=威光)六合(=宇宙全体)に輝き、普く十方世界を照し、宇宙統治を司る。身魂は7次元隠身界「天地根本大祖神」の意志の一部で、體も形もない。(次階の4次元駛身界に出現される際、龍体として現じ給うことがある。)
① 「天照日大神」……統治神として天職天津日嗣の御位に在す。
(※天照日大神のまたの御名――アラマ神、ヒホン神、ヒルメ神、ミヒカリ神、アラマン神、ラアマ神、ヒルア神、サアン神、アモダン神、タヒニケ神、アチチヒ神、ヒアカリノ神、アヒル神、アマテラスヒ神、アサアマン神)
② 「撞之大神[月の大神](天之三六大神、天の親神)」
③ 「霊之大神[日の大神]」
<駛身界(4次元)>――神霊界「自在」
7次元隠身界「天地根本大祖神」が自らの意志を活現され、悠久の歳月を経て、宇宙剖判が終了。6次元仮凝身界・5次元燿身界の神がその位に即き、4次元駛身界に駛身神が生じた。4次元駛身神は、5次元燿身界の統治神「天照日大神」の統治の下、6次元仮凝身創造神の神業の一である、3次元限身界の生成化育の各部分を分担する自在神(=世界創造をなしとげる主宰神)。この神の在す第4次元界を「神霊界」と言う。
4次元駛身神の御魂は、6次元仮凝身神か、5次元燿身神の身魂の分派で、體は、常態では駛身界の霊質で構成された竜體。4次元駛身神は霊的威力が大で、たちまち巨大化・微小化して雲散霧消、天や国をはせって通力で自ら移動、形は意志のままに千変万化し、その魂も體も意志に従って幾個にも分離できる。命は永世不滅が原則だが、「天地根本大祖神」の意志で、身魂の本源神たる6次元仮凝身や5次元燿身神に還元することがある。
★司宰神「国万造主大神(国常立大神)]ーー(艮の金神・地之祖神・国祖・自在界における地の親神)
4次元駛身神霊界は、「「国万造主大神(別名 国常立大神)]と妃「国万造美大神(別名 比津遅比売大神])が司宰神となり、「由良里比古大神」「稚姫君大神」を従えて、統治した。「国万造主大神」「国万造美大神」とともに司配する神霊には、天津神「天津大神霊統神」「天津神霊統神」と、国津神「地之親神霊統神」「地之霊統神」「龍宮系霊統神」の霊統神がある。
調和ある神政政治に到達させようとして、宇宙に「自在」を許した「天地根本大祖神」の意志を知るのは、「天の御三體の大神」と「国万造主大神」のみで、その他の自在界諸神霊や3次元限身界の人類は全く知らない。
まず、太陽系中の一塊たる「地球の修理固成」に着手することとなる。6次元仮凝身創造神「天一天柱主大神」の意志が発現し、5次元燿身統治神「天の御三体大神」が、4次元駛身界司宰神「国万造主大神」に神勅を降下。ここに、「国万造主大神」は、部下諸々の神霊を指揮統率して、その神業を開始。地震の神[言上姫大神]、八頭の神[山武姫大神]は、水陸の分離に当たり、岩の神[常世姫大神]は、泥土を凝固させ、荒の神[黄陀琉姫大神]・竜宮の乙姫[玉依姫大神]は、暴風で清掃。最後に、風の神[金竜姫大神]、雨の神[金山姫大神]が、陸上を清掃して洗い流し、地球の海や陸を建て分けして固め成しが完了。そして、動植物が発生し、4次元駛身神霊に課せられた創造神の神業の一部が完成したことで、神の世界で、「政治」という形式による「統一の時代」が到来した。
この後、「国万造主大神」「玉依姫大神」の二神が協力して『い』の国[日の本]方面、「山武姫大神」「大鶴姫大神」の二神が協力して『ろ』の国[外国]方面の動植物の創造と進化を計った。そして、『い』の国(日の本)方面担当の25神霊と、『ろ』の国[外国]方面担当の諸神が部署に就き、神の世界における、神代の政治による統一の姿が現れ出た。
また、4次元界が推移変遷する間に、世界の裏面では「思凝神」が出現し、人類発生後は「人霊神」が出現する。この両種は體がなく、形と意志(魂)のみの神霊で、次第に4次元駛身界にその数を増加した。
◆『い』の国(日の本)方面 ――日本。[天国・天皇国・天越根国・棟梁国]
「国万造主大神」「玉依姫大神」の二神が協力して、『い』の国方面の動植物の創造と進化を計り、「国万造主大神」司宰の下、25神霊――「大地将軍」と「十六柱の大神」、「七柱の大神」――が、「八百八光神」「八百幡神」「竜宮系統神」を部下として、部署に就いた。
・「十六柱の大神」……「地上大陣大神」「地上丸大神」「耕大陣大神」「地上姫大神」「花依姫大神」「気津久姫大神」「朝日子姫大神」「早里姫大神」「日之出大神」「青森白木上大神」「天地陣上大神」「言上姫大神」「常世姫大神」「黄陀琉姫大神」「金竜姫大神」「金山姫大神」。――第8次神政内閣時、4次元駛身神霊界を掌握した外国諸神は、3次元限身人類界にまでその手を延ばし、絶えず日の本皇室の皇霊統と重臣などの霊統に侵入して、実質的な日の本掌握を全うしようとした。その間、隠退した日の本の大神は、皇室の霊統にしばしば出現して外国諸神の策謀を覆す方策を講じられるなどし、この守護・妨害の任に当たった主な日の本の大神を、十六菊形御紋章の各瓣に祀り込んだ。)
・「七柱の大神」――「道成義則大神」「十道行成大神」「大広木正宗大神」「八尾大陣大神」「大野大陣大神」「天照彦大神」「天若彦大神」「玉依姫大神」)
◆『ろ』の国[外国]方面 ――『い』の国以外の土地。[万国・支国・アヂチクニ]
「山武姫大神」「大鶴姫大神」の二神が協力して、『ろ』の国[外国]方面の動植物の創造と進化を計る。そして、「山武姫大神」「七尾岳大神」「大鶴姫大神」を主班として、「髙津玉大神」「十億道神」「盤古大神」「幡十台神」「道精堂王」「独立道王」「御幣田姫大神」等が、補佐した。
<限身界(3次元)>――物質界、現界、人間界
宇宙塵で充満する物質界は、塵の一を核として他の塵が集合し、ついに固体を形成して、日地月星となった。次に生じた3次元限身界(現界)の神は、各個体の構成がある一定の制限を受けるため、たちまち巨大化、微小化することはない。物質的な構成の力が大きいため、霊的自在の範囲が狭く小さく、宇宙の万生万有、森羅万象がこれ。3次元限身界の出現を「天地剖判」と云う。在来の神話その他は、「天地剖判」(3次元限身界の出現)」と「宇宙剖判」(宇宙開闢)を混同している。
統一の時代、神界の神と神霊界の神霊それぞれにその職分位置が決定し、統治神と被治神の別が定まり、神の世界の「神代における整然たる政治」が開始された。また、統治神の神命と自在神の活躍によって、限身界で「人類」が発生し、人類社会でも統治者と被統治者の区別が定まった。限身界における最も代表的存在「人類」における統治者は、「万国棟梁天職天津日嗣天皇」。
★限身神の完成と、人類創造
地殻温度が冷却して、地質時代の大植物や大動物が滅亡し、地球環境が整い、人類創造という神業が開始されることになる。「天地根本大祖神」の意志の下、6次元仮凝身創造神「天一天柱主大神」の意志が発露され、5次元燿身界統治神「天照日大神」の神勅が、地之親神たる国祖「国万造主大神」に降下した。
◆「国常立大神」の分身霊……「大地将軍」(男人祖)
「仮凝身創造神の神業を分担し得て、しかも駛身竜體神の為し能はざる所を為す便利なる人類の創造」という神勅を受けた「国万造主大神」は、自らその任に当たる。
国常立大神は、自身の竜體(霊質)の一部を取って『い』の国(日の本)の土壌中に埋め、宇宙大元霊自体の神力顕現たる「火・水・土」の三質によって蓄え醸すこと多年。やがて、その土壌中に生じてきた物質化した人間の最初の形態を、さらに養育。約2万年を経て、初めて人體の男が得られた。大神は、その4次元駛身界の霊質を新たな3次元界の物質に変化する方法を受け継いで得た人体に、自神の分霊神「大地将軍」の神霊を授け与えてその身魂とし、生存活動自在にして、意識能力を有し、神に通ずる便利なる人體の創造が完成する。これを、大地の上の将軍[身魂 大地将軍]と名付け、男人祖とした。
◆「常世姫大神」の分神霊……「常世姫尊」(女人祖)
「常世姫大神」は、男人祖を標本として、竜體より女人體を化成(=形を変えて他のものにする)創造し、これに自神の身魂を授け与えて「常世姫尊」と名付け、これを女人祖とした。
◆男人祖・女人祖以下、五十五尊の出現
さらに「国万造主大神」は、育成によって三十二の男體を得て「三十二男尊」を造る。「金竜姫大神」以下十六神は、化成によって竜體より十六女人體を得て、各々御自神の身魂を分与して「十六尊」を造る。「天照彦大神」以下十一神は、化成によって竜体より十一男體を得て、自神の身魂を分与して「十一男尊」を造る。
こうして地上に初めて発生した人類(五十五祖)は、いずれも身魂の根源たる駛身神と同じ身魂を有することから、各々異なった個性をもつ人々の集団を頼りとして、初めて完全な一個の社会を得た。このように、燿身神「天照日大神」の神勅に従って、霊的自在の範囲は狭く少ないが、物質的構成の威力が大きい肉体をもち、竜體神が充分に為され得ないところを遂行し得る便利な人類、すなわち「限身神」が完成したことで、人類を基礎とする、「人類界の出現」を見る。
◆人類誕生の地、日本島
大神が、合計五十五尊の男女人體の創造場所を、日本島に選定した神意は――日本島は地球の北半球中部に位置し、四面が海にかこまれ、西南より東北に長く延びて、気候温和にして厳しい暑さや凍結する厳しい寒さもなく、至る所でそれぞれ四季がある。しかも、生活の基になる材料は余る事も乏しくもなく、「播けば食え、播かねば食えぬ」所で、猛獣巨獣が襲うことはない。このような土地こそ人類が自活し発達する楽園になるから、地球上で人類発生地として適当な場所は、日本島以外に求めることは難しい。
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