一月二十六日

 風邪が流行ってますが、私も流行の仲間はずれにはなれないので、十二日から風邪を引いてまだすっかりなおりません。しかしもうあらかたよくなってます。今度の風邪のしつこいのには驚いてしまいました。しかし私は風邪を引いても、仕事や生活の方はべつに変りませんが、一晩だけ仕事ができなくて寝たきりでしたが、あとは普通にしてます。しかし風邪はなおるに決まったものですから、苦しくない限りは幾ら仕事をしても差し支えありません。ところが約半分くらいは風邪を引いている様な話ですが、この時期に風邪を引かない人はどういう人かというと、うんと固まっているのです。固まりが強いのです。ですからこういう人が溶け始めたら一ぺんですから大変です。無論肺炎の様な、ごく重いわけです。ですから今風邪を引く人は幾らか溶けやすい方ですから、非常に結構なのです。大事なく済むわけです。ところが折角溶けかかったものをワクチンとか、いろんなもので固めますから、それだけは始末が悪いのです。要するに今風邪を引かない人は、ごく頑固な人なのです。素直でない人なのです。だから一番頑固であって非常に危険性があるわけです。だから今度風邪を引かない人は大いに注意しなければなりません。では、これは一体何処の浄化かと言うと、私のは、最初は目茶目茶に水洟が出たのです。鼻紙が山の様になるくらいでした。それは何処の毒かと言うと、頭全体の毒が溶けたのです。それが二、三日出ましたが、それが済むと頭が非常に軽くなりました。それから歯が痛くなりましたが、歯を浄霊すると水洟が出ました。ですから水洟は歯からも出るのですから面白いです。それが一旦なおってヤレヤレと思っていると、腰から足がだるいのです。それで〝おかしいな、これは一体何処の浄化かな〟と思ってましたが、熱があって寒気がするのです。ですから一寸仕事をして、十分か二十分寝ないと、どうも足が変なのです。ところが見ると、下腹の方に浄化を起しているのです。それでやっぱり、ここから咳と痰が出るのです。ですから風邪と言うと、肩か胸か首の廻りと思ってますが、とんでもない事です。下腹が風邪の原因という事になります。そこを浄霊すると熱が冷めて、寒気がするのがとれました。今度の私の風邪は、頭全体に歯茎に下腹です。だから普通の人が、風邪を引いても分らないわけです。それから外の風邪引きでは、家の者はほとんど風邪を引きましたが、調べてみると首の廻りです。腹などは少ないのです。ですから、頭、首の廻り、肩という様な所を浄霊すれば間違いありません。女中の一人でばかに咳をするので、見ると、ここ(延髄)に固まりがあるのです。それを溶かしたら止まりました。それで、ここならここが溶けて、それは何処へ行くかと言うと、一旦肺にはいって咳と痰になって出るのです。ところがそこで一生懸命に手当をしたり薬をのんだりしていると、肺にはいった痰が固まってしまって、これが結核の(もと)になります。そこで結核の原因というものは体中にあるわけです。それは肋間神経痛で咳が出る者もありますし、背中から出るのもありますし、股から出たりします。それがみんな一旦肺にはいってくるのです。腰の辺から出る咳もありますし、それが因で肺病にされる者があります。だから胸の病というのはおかしいのです。ですから胸の病というのは医者がつくったものです。中には額から咳が出る人があります。額を浄霊すると咳が出るのです。だから肺病などで青い顔をしているのは、額の病、股の病、と言っていいです。胸の病というのは本当ではありません。中間を言っているのです。それについて風邪引結構という論文を書きました。

 御論文 〔風邪引き結構〕   【註 栄光一九三号】

風邪引結構

(栄光一九三号)

 昨今何処も彼処も風邪引流行で、アチラでもゴホン、コチラでもゴホンで、都会も田舎も咳の騒音地獄だ。そうかと思うと例のマスクの氾濫で、人間窒息機械か、緘口具(かんこうぐ)のような変なものを掛け始めたのをみると、さぞ窮屈だろうとお察しするが、御本人は風邪予防と思っているのだから、何をか曰わんやである。何しろ空気さえ絹漉しにしなければ、安心出来ないという文化族なるものは、吾々からみれば洵に哀れな存在である。これでは折角の美女美男も、見せたい顔も出すことが出来ず、目ばかりパチクリさせているその格好たるや、虎魚(おこぜ)が陸へ上ったようである。

 そこで拙者は風邪引流行について、どんな頭の悪いお人にも、一遍で分るようにかいてみようと思うが、先ずこの地上を眺めてみれば、隅から隅まで埃だらけ塵だらけ、偶々低気圧の孫みたようなチンピラ風が吹いても、砂塵濛々目も口も開けられぬ有様、だがこれは水撒(みずまき)人夫や舗装路洗いで、どうやら綺麗にはなるし、家の中でのそれも朝晩嬶やおさんどんが、尻を捲って箒とハタキのバタバタ作業で相済むし、人間様も朝起きて顔を洗って脳天のフケでも落せばスッキリするし、躰の垢は一風呂浴びればサッパリする。以上は誰でも知ってる至極当り前のことだが、茲に誰も気の附かない処に、飛んでもない間違が伏在していることをこれからかいてみよう。

 それは外でもない。これ程世の中が展けても人間様の智慧が進んでも、肝腎要の躰の中に年中溜る汚れものに、お気が附かない安本丹振りである。だが言うだろう。

 “そんなことなんかあって堪るもんか、人間は皮膚という天然ゴム製ズックを被いて隠し蔽わせている以上安心なもんだよ”と。成程それも御尤だが、よくよく考えて見て貰いたいのは、仮令躰の中でもだ、ヤッパリ汚いものが年中溜るから不思議だ。何故かって訊くだけ野暮だよ。人間食ったり飲んだりする物にも毒があるし、夫よりも厄介な事には薬という恐しい毒なんだ。これこそ拙者がいつも曰っているが、その外糞毒尿毒も手伝い、人間様の腹の中の汚い事は、まるで塵溜、泥沼、肥料溜と同様なんだから、何よりも自惚を捨てる事だね。それが証拠にはヤレ蛔虫、ヤレ蟯虫、ヤレ十二指腸虫、ヤレ何々と、色んな虫が湧くにみて分るじゃないか、と言ったら一ペンにギャフンだろう。そこで神様も如才がないよ。人間共が行っている春秋二季の大掃除をして下さるんだ。だが神様の方は縁の下じゃない。人間の躰の中一面だよ。この掃除を名附けて風邪というんだから、風邪程結構な有難いものはないじゃないか。この掃除のおかげで躰の中は清潔になって、健康は増すのだ。どうだ分ったか。それをどう間違えたものか、そんなに結構な掃除を止めようとするのが、昨今政府始めお医者さん達総掛りの仕事なんだから、その馬鹿さ加減は呆れて物が言えないよ。これも全く医学迷信のためなんだから困ったものだよ。

 従って拙者の申すこの説を聞いたら意外も意外、余りの意外にアフンと逆立してもオッツクまい。そこで今これを分り易くかいてみよう。先ず以て風邪引同志の話を聞いてみると、今度の風邪は性質(たち)が悪い、いつもと違って中々治らないので困りますよ、などと愚痴やら泣言やらを並べているのは皆知っている通りであるが、これこそ風邪は躰の掃除だという事を知らないため、掃除の邪魔をするから治らないのであるから、誰でも風邪を引いたら何にも手当などせず、放っておけば必ず治るんだ。そうして寝たきりでもよし、起きたけりゃ起きててもよし、仕事をしたけりゃしてもいいので、要するに気儘にしていればそれで結構治るんだから、少しの心配もないんだよ。それで治らないとすればヤハリ薬や手当で掃除を止めるからなんだ。

 この様な素晴しい真理を話しても、今の人間直ぐには承知出来まい。何しろ長い間に医学迷信の虜となってしまった人達ばかりだから、反って逆にとり、“ヘンそんな馬鹿な話があって堪るもんか、救世(メシヤ)教の奴時代離れのした非科学的蒙言などを言やがって、迷わせるのは怪しからん、そんな甘いことで善男善女は騙せるとしても、吾々インテリは相手にはしないよ”と鼻高々と威張っている人もあるだろうが、斯ういう人は、毎日日日(ひにち)ゴホンゴホンの連続で、熱で逆上せた赤い目玉で天井睨んで、ガンガン痛む頭を枕に乗せて、この寒いのに氷詰めになって、ブルブル、ビクビク、フラフラ、ウンウン唸っているのだから、医学迷信の恐しさが沁々分るんだ。中には住宅難の今日、エエ面倒だ、いっそ娑婆を見限り、彼の世とやらへ転宅をしようかと迷っている人もあるだろう。

 先ず戯言(ざれごと)はこの位にしておいて、再び本論に戻るが、さて人間の躰の中へ溜った汚れの掃除こそ風邪なんだから、論より証拠咳と(くしゃみ)は箒とハタキで、痰や水洟は塵埃でも、そうして湯で洗った汚れ水が汗と思えばいい。頭や躰の痛いのは、棒で叩かれ塵を浮かせるためだ。という様にこれだけでも、ハハーナールホドと感心せずには居られまい。処が斯んな結構な掃除をば、ヤレ注射、ソレ熱冷し、咳止め、湿布、吸入、葛根湯(かっこんとう)、梅干の黒焼、玉子酒などをガブガブ飲んで、蒲団被って簀巻(すまき)同様になって、じっと我慢しているその辛さは馬鹿馬鹿しいにも程がある。そんな余計な苦しみをせずとも最初から放っておけば、腹の中の汚い雑物はスッカリ出てしまい、石川で(けつ)洗ったようにサバサバする処か、一銭の金も、手数も要らずに治って、後は健康が増すとしたら、これ程有難い話はないではないか。

 処がまだ厄介な事には、掃除を止めたため沢山の汚物は残ってしまうから、今度は一遍にドカンと大掃除が始る。これがみんな恐れてる肺炎なんだから、肺炎という奴は人間が造ったものに違いない。処がまだある大いにある。それは誰でも今度の風邪は性質(たち)が悪い、思うように治らないというのは、これこそ近頃の薬が進歩したため、掃除を抑える毒力が強くなったからである。つまり折角出ようとする塵埃を、出さないようにする方法が進歩したのだ。そのため汚物は肺の中で固ってしまうから、この塊りを診たお医者さん、コリャ大変、結核の初期だと言うので、奴さん吃驚仰天青くなり、頬はゲッソリ落ちてしまい、眼ばかり光って愈々生きた屍になる修行に取掛るという訳。テモサテモ今の人間の哀れさは、虫ケラ同然犬猫同然、アキレ蛙のヒキ蛙、泥沼に足突込んで、ギャーギャー鳴いても追っつかない。とは情ない世の中になったもんだよ。

 さてこれだけ読めば頭のいい御仁ならピント来て、早速医学迷信西の海へさらりと捨てて、救世(メシヤ)教の幸福の門に入って、何年振りかのニコニコ顔になるだろう。そういうお方はこれからドシドシ増えるに違いない。何よりも本教で救われた天国族は、風邪の流行など屁とも思わない処か、大いに結構、御蔭で一文要らずで掃除が出来るんだから、その有難さ嬉しさが身に沁みるよう。これを世間様に比べたら月にスッポン、ダイヤに硝子処ではない。恐らく斯んな大きな福音は、世界中何処探してもないに決っている。以上思うままをかいてみたので、拙者も肚の中の掃除が出来たような気がして、久方振りにスーッとしたのである。 

 

 今は浄化がだんだん強くなって、溶けかかるというと、今度は又反対派の方では、溶けない様にできるだけ固めるという工夫を大いにやっているわけです。その一番の現われが、近頃の肺病の薬です。そこでその浄化を止める薬の毒が進歩したわけです。だから肺病が減ったとか、寿命が延びたとか言っているわけですが、これは最後のあがきみたいなものです。とに角ここまでは医学が進歩した様に見えるわけです。それでますます薬に大騒ぎをやってます。近頃の新聞広告を見れば分りますが、とに角薬の広告が増えました。無論アメリカあたりもそういうわけです。そこで「アメリカを救う」の本は〝結局薬は毒だ、のむものではない〟という事が骨子(こっし)になってます。そういうわけで、医学というものの根本、奥の奥は邪神がやっているのです。邪神は、人間の体を弱らせてだんだんフラフラにしてしまって、最後に武力をもって全人類をやっつけ様というのです。その見本が、英国、仏国です。最近フランスから帰って来た人の話を聞いてみると、フランスの国民というのは全然戦争はできないのだそうです。以前は百二十個師団あった軍隊が、現在では七個師団しかないそうです。それに徴兵ができないそうです。それでみんな逃げてしまうそうです。ですから今度第三次戦争が始まると、ヨーロッパ方面は問題ありません。英国は英国で社会主義が随分徹底したために国民の体力が弱ってしまったのです。それで日本も体力が弱ってますが、それは邪神がやっているのです。それで、なにしろ英国の食物の不足する事は大変なものです。卵一つでも大変なのです。というのは何かと言うと、英国の農民が農業をするのが嫌なのです。それで怠けるのです。英国にも農業をする土地はあるのですが、以前には外国から輸入してましたから、そういう農地は大抵ゴルフ場だったそうです。それで農作物には冷淡だったのです。日本などでは今は農地にしてしまいますが、英国はそれだけの労力を(いと)うのです。それで食物が不足するのです。戦勝国の方が食糧に困って、敗戦国の日本とは比べ物にならないほどになってます。ただ日本は米だけが足りませんが、これは何時も言うとおり、肥料のためにそうなっているので、これも大変な問題ですが、とに角日本人の労働力はまだ大いにあります。そこで、労働者には栄養が必要だとか言って、政府でもいろいろやってますが、これは農民の体を弱らせるうまい方法なのです。農民の労働力というのは、まずい物を食べているから強いので、それを動物性の物を食べたら弱ります。あべこべになるのです。そういう様に英国は弱ってしまったのです。そこにもっていって種痘をやりますから余計弱ってくるのです。アメリカもだんだんそういう傾向になって来てます。アメリカでも病菌が増えて来て、労働力を厭う様になるのです。それで労働時間を少なくするとか賃金を上げるとか社会福祉制度をよくするというので、それが社会主義です。だから社会主義というのは人間を弱らせるというよりか、弱った人間に非常に喜ばれるのです。それを知らない政治家というのは実に困ったものです。それをわれわれの方で教育しなければならないのです。そこでアメリカが英・仏の様になったら、世界は共産主義になってしまいますから、それで私は「アメリカを救う」という本を書いたのです。このくらいでアメリカ国民の弱るのをくい止めないと恐ろしい事になります。それで一番の根本は種痘ですが、ソ連は種痘は一番遅いので、わりあいに国民の労働力はあるのです。とに角共産主義というものの狙い所というものは、これは邪神ですから、文明国の人間をできるだけ弱らせて、最後にたたいて、そうして世界を制覇してしまおう、というのが根本の狙い所です。それについて一寸書きました。

 御論文 〔スターリンの肚〕

スターリンの肚

(栄光一九五号)

 この題を見ただけでは変な題と思うであろうが、この広い世界にこれ程偉大な存在はあるまいと思う。見よ、現在鉄のカーテン内もカーテン外の国々の人民も、等しくこの僅か一尺余りの(かたま)りが脅威(きょうい)(まと)となっているからである。何しろ世界中が今最も(おび)えている第三次戦争にしても、この(はら)一つで有る無しが決るのであるから、この肚を何とかしたいと思うのも当然な話である。今度、米大統領アイク元帥にしても、狙う中心はこの肚一つであろう。

 処が常識的に考えれば、右の通りであるとしても、これを宗教的に見ると素晴しい神秘があるのであって、これは誰しも是非聞きたいと思うであろうが、今の処全部打明けられないのが遺憾である。併しチョッピリだけ言ってみると、マアこうである。

 それは各国の偉い人達が想像しているよりも、もっとズットドエライ計画が彼の肚の底深く蔵していることであって、これが人の目につくようになったら最後、大変な事になる。只問題はその時であるが、それは割合速いようでもあるし、遅いようでもあるが、先ず〇年位と思えば間違いはあるまい。只どこまでも警告したいことは、ヨーロッパ方面であって、それこそ大変であるが、まだその認識が足りないとみえて、防備の点が甚だ手緩(てぬる)いようであるから、何としてもウンと力を入れなければ千載(せんざい)(くい)を残すことになろう。併しこんなことが分るのは、スターリンと連絡があるのかと怪しむかも知れないが、私には神霊通信社から、絶えず電報じゃない、霊報が来るので分るのだから安心されたいのである。

 今読んだとおりですが、ソ連の方ではヨーロッパなど訳はないのです。スターリンはちゃんと知っているのです。ただアメリカが怖いのです。そこでヨーロッパ方面を油断させるべく、そこで今は東洋の方に活動しているのです。ですから朝鮮問題にしろ、中共を援助したり、中央アジアに対して中共にいろんな事をやらしているのは、実はアジアをどうしようという事ではなくて、アメリカの力をできるだけ消耗させるという手段なのです。また最近樺太や北海道の上空をソ連の飛行機が大分飛んでいるという事も、まだ日本に対して手を付けるという腹はないので、やはりアメリカに日本を援助させるべく、そうしてアメリカの力を東洋に集めているのです。そうしておいてヨーロッパを大いにやっつけ様というのです。そうしてヨーロッパでも、英国をやっつけるのがスターリンの肚なのです。まだ外にもありますが、差し当ってのスターリンの肚というのはそこにあるのです。だからヨーロッパの方がうんと防備をしないと短期間にやられてしまうのです。それをここに書いたのです。その防備するのに肝腎な英・仏の国民がフラフラなのですが、それは西洋医学というもので体を弱らせ様という邪神の目的なのです。なにしろ世界を制覇しようという目的をたてたのは、キリスト以前の二千年前からです。これはマッソン秘密結社で、これが根本になっているのです。それが邪神です。大体赤龍は共産主義で活動しているのです。それで一方黒龍は違う方の活動をしているのです。そこで私を裁判でやっつけ様としているのは黒龍です。ですから私は黒龍と戦っているのです。赤龍はわりあいに強くはないのです。私の方は金龍ですから(かな)わないのです。ですから私に対しては大して活動してません。しかし黒龍の力は大したものでなかなかのものです。ですから裁判の時は検察官に黒龍の眷属がみんな付いていたのです。だから神と悪魔の戦いというものはなかなか大変なものです。それはいずれ書きますが、そういう様で西洋医学というものの根本にはそういう計画があるのです。医学の根本は黒龍なのです。そこで人類を救うにはそれをぶち壊さなければならないのです。それで私がこれからやる一番の狙い所は、医学の革命です。そして黒龍の大目的をぶち壊すのです。だから仕事の大きさというものは、まず世界的というよりか、むしろ世界始まって以来ないものです。尤も今までにもいろいろな革命はありましたが、大抵は一国とか、一民族という様なものです。共産主義も革命の様に見えますが、あれは革命でなくて野望です。世界制覇の野望の一つの手段に使われているので、これは全然違います。そこでこの医学革命こそ、大きさから言っても本当に人類を救う目的から言っても、実に大きな大したものです。これは信者の人はよく知ってますから、そう詳しく言う必要はありませんが、それは薬が根本ですから神様は薬を無くするのです。それで薬でなくて、浄霊でなおるというので、その術を与えられたのです。それで薬は一時押さえだ、浄霊が本当になおるのだ。薬は固めるもので、こっちは溶かして出そうとするのです。それで人間の体は溶かして出そうとするのを、出さない様にするのですから、そうすると人間の体は弱りますから、一生涯病気のなおる訳はないので、それは敵ながら実にうまいやり方です。そこで注射をすると固まるから一時なおる様に見えるので〝これはいい〟と、病人よりかお医者さんが乗っているのです。それで一時は良いが又駄目になるから、新しい薬ができるというわけです。ところがこっちの方は溶かして出すから本当になおるので、そこで〝そんな本当の事をやる救世教というのはけしからん〟と黒龍の方は思いますから、そこでいろんな邪魔をするのです。ところが、いい事には霊界がだんだん明かるくなるので、これがこっちの味方をしてしまうのです。それで先方の方は明かるくなると固め方が追い付かなくなるのです。固められなくなるからして、そこで負けてしまうのです。それを書いてあります。

 御論文 〔大恐怖時代来らん〕   【註 栄光一九四号】

大恐怖時代来らん

(栄光一九四号)

 この題を見たら、誰しもギョッとするであろう。信者はそうでもあるまいが、初めて見た人はそう思うに違いあるまい。この事に就いては普段から私は凡ゆる面から説いて来たが、その時期が大分近づいた様だから、玆に徹底的に書こうと思うのである。勿論霊界に於る浄化作用が、日に月に強くなりつつある今日、近き将来一般社会も天手古舞(てんてこまい)をするようになるであろうが、それに就いて私は最近医学革命の書なる著述を書き始めたが、これもその必要を痛感するからである。

 そうして信者はよく知っているであろうが、今日どんな人でもその薬毒の多い事は驚く程で、分れば分る程(まこと)に恐ろしい気がする。といっても、今日世間を見ると、至極健康そうにセッセと働いている人も沢山あるので、上辺(うわべ)からみると、そんな恐ろしい時代が来ようなどとは到底想像もつかないのである。その様な訳で、未信者は無論だが、信者でも信仰の新しい人などは首を(ひね)って、容易に信じられないであろうが、実をいうと健康そうに見える人程危い訳で、それというのは薬毒が大いにあり乍ら、非常によく固まっているからなのである。従って愈々となると寧ろこういう人こそ一ペンに浄化が起って、真先に槍玉(やりだま)に上げられる側の人と見ねばなるまい。

 私は二十数年前から病気の原因は薬毒である事を唱えて来たが、初めの内は中々信じられない人が大部分であったが、信者になって長くなる程徹底するのである。しかしそれも無理はない。何しろ先祖代々病は医者と薬という合言葉同様になっている位だから、一度や二度で(てのひら)を返したように分る人は、先ずいないといってよかろう。それでも近頃は大分わかり方が早くなって来たようで、それ丈こちらを見る目が異って来た訳である。併し前記の如く浄化が段々強くなる以上、分る人も愈々増えるのは勿論である。というのは、医療の固め方法が一日増に固らなくなるからで、それに引替え浄霊の方は溶かす方法である以上逆になるからで、つまり時節が浄霊に味方する訳である。

 そうなると病人は増える一方で、今迄にないような種類の病気も多くなり、医師はどうしていいか判らない事になって、二進(にっち)(さっ)()もゆかなくなるのは当然である。又今までなら直に効いた飲薬も注射も、全然効かない処か逆結果となって、医師が手を附けるや忽ち悪化したり、死んだりするというような恐怖時代が来るであろう。こうなると政府始め専門家も一般人も医学の真価が分って、医療をボイコットせざるを得なくなるから、これこそ大問題である。そこで始(?初)めて救世教の説に頭を下げざるを得なくなると共に、アノ時随分変な説と思って悪く言ったが、実に申訳なかったという事になり、玆に初めて目が醒めるのである。

 然もこうなったら命には代えられないから、インテリもジャーナリストも、(たば)になって救いを求めて来るのは勿論だが、そうなったら一どきになる以上、コチラはやり切れない。マア事情の許す限り救ってはやるが、誰も彼もという訳にはゆくまいから、御気の毒だが外れた人は自業自得と諦めて貰うより仕方があるまい。大本教の御筆先にこういう一節がある「愈々となりてから神に縋りて来たとて(あと)(まつり)であるぞよ。不断から神の申す事を(うわ)(そら)で聞いていた人民には、神は構うておられんから、どうしようもないぞよ。俄か信心は間に合わんぞよ」という寸鉄殺人的の言葉がある。これが丁度私が今言わんとする処と同じである。又御筆先に「今度の建替えはこの世に神が有るか無いかを分けて見せてやるのであるから、神有る事が分りたなら、如何な人民でも往生せずには居れまいがな」。何と痛烈骨を刺す思いがするではないか。

 玆で誰も余り気がつかない事で且他教に関する事だから気が進まないが、何しろ時節が迫って来たのと人類救いの為としたら、言わない訳にはゆかないから思い切ってかくのである。それは何かというと、愈々来るべき最後の審判に際しては、宗教は何の役にも立たない事になるのである。というのは、その宗祖、開祖の殆んどが、最早世を救う力がない処か、御自分及びその信徒が救われねばならないから、近来、私に対して後から後から歎願に来る有様で、これにみてもその辺よく分るであろう。成程凡ゆる宗教は、今までの世界が続いているとしたらそれ相応の役には立つが、愈々世界大転換という空前の事態となった以上、既成文化は一度は破局的運命とならざるを得ないからである。それと共に万教帰一の時となるので、玆に一切の宗教は一団となって、本教を中心に人類救済は固より、地上天国建設に協力する事になるのである。

 今一言いわねばならない事がある。それは帰する処本教に背を向けて滅びるか、本教に抱かれて助かるかの二者何れかを選ばなければならない事になる以上、今から覚悟すべきである。これが今後に於ける全人類の課題でもあろう。

 

 

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