今年の六月十五日の時に〝これから浄化が本当になるから、何があるか分らない〟と言いましたが、それから間もなく九州の水害があり、それから今度の台風も、その掃除がなかなか念入りになって来ました。今年のようにしつこい台風はないでしょう。やはりいろいろ汚ないものが溜まるからですが、土は肥毒が溜まり、人間は薬毒が溜まるのだから、どうしても神様は、だんだんきれいにするについては、いろんな方法で掃除をしなければならないのです。昨日の演芸で柴田早苗という有名な人が来ましたが、夜眠られないと言うので、頸をちょっとみてやりましたが、その薬毒の固まりというものは大変なものです。それで〝あなたは今日本では国宝みたいなものだから、治してあげるから月に二、三回来なさい〟と言ってやりました。それから堤真佐子という人が、私もついでにみてもらいたいと言うので、みてやったところが、早苗ほどではないが、物凄いのです。ああいう人は始終いろんな薬をのんでいるので、本当に浄化が始まったら命はありません。だから柴田早苗に言ってやりましたが、非常に喜んでました。ですから現代人での少し新しいような、気のきいたような人間は、みんなこういうようだと思えばよいです。そういうようなわけで、土は肥毒が固まっていてどうにもならないし、人間は薬毒の固まりみたいなものですから、前途が思いやられます。
自然農法ですけれども、大分注目されて来たようです。今年はいろんな害がありますが、特に病害虫、冷害、水害と、主な害が三つあります。そこであのとおり不作なのです。いろんな数字がありますが、結局七、八百万石の減収は確かだと思います。ですから一割ではきかないです。とに角大問題です。それで又こういう事情になればなるほど、自然農法の方が分りやすいのです。そんな影響で各地ともその土地の篤農家とか有力者というのが余程分って来たのです。ですから会員もドシドシ増えてますから、この分でゆくと、全国的に普及されるのは案外早いと思ってます。今日は僅かの時間しかないので、ラジオのニュース的に要点だけをお話します。
米国の方の布教は着々と発展しつつありまして、近々サンフランシスコ、シヤトルに支部ができるだろうと思ってます。どちらにも信者が三人ずつできました。それで現在のロスアンジェルスと三ヵ所で本格的に活動を始めるだろうと思ってます。だから来年あたりになったら目覚ましい発展をするだろうと思います。
次に、この間世界中の科学者が日本に集まって理論科学の会議がありました。これについて私はもう少したったら科学の理論を書こうと思ってます。今度世界中の学者が集まっての論議の中心は大体物性論です。湯川博士などは特にこれに力を入れてますが、この物性論というのは素粒子論から一歩進んだものです。物性論というものは今まで発見した微粒子より一層細かいものです。しかしまだ実験物理学では把握できないものです。それで素粒子というのは湯川博士がノーベル賞をとったのですが、宇宙線を写真に写す時に六つか七つの粒子が写って、それが中間子という事になったのですが、それは実験物理学で発見して確定したわけです。ところが物性論というのはもう一層細かいものです。そこで理論だけでは確かにあるというけれども、まだ実験の証明はできないのです。素粒子までは今言う宇宙線によって物理的に分ったけれども、物性論の方はなかなか難かしいのです。というのは、もう霊の方に入って来ているからです。ですから科学というのは大体物理科学ですが、科学は今、量子科学の方に入りかけて来たのです。ですから科学がこれから先に行けば行くほど、だんだん分らなくなって来ます。というのは結局お辞儀するより外ありません。それで私が書こうというのは物性論から先の分野です。それでこの間も顕微鏡何万倍という事を書きましたが、あの理窟なのです。ですからこれから進んで行くと、ますます分らない所に入って行きます。それについて京都での開会式で湯川博士が〝今の科学は丁度暗闇の中にみんなが集まっていて、各々どっちの方に行ったがよいかという事を考えたり論議してる状態で、何処かに行かなければならないが、しかし何処が確かだという事は分らない。五里霧中だ。それが今の科学界の現状だ〟という事を言いましたが、うまい言い表し方だと思います。そこで科学はつまり霊界に入って来たのです。即ち自分の受持でない所に入りかけて来たのです。そこで結局何処まで行くかというと、この間も言ったとおり無限界です。科学というものは例え素粒子だとか物性論だとか言ったところで、又そのものが発見できたところで、それを如何に全人類に役立たせるかという事が最後の問題です。それには力です。それについてはこの間も科学者で量子力学を話した人がありますが、結局量子科学で、力です。その発見した物質なり粒子なりの力をどうすれば出せるかという事です。要するに原子爆弾も原子科学から力を発見したわけです。これは私はその原理は信仰雑話にも書いてあるとおり、地球から水分を抜けば一瞬にして爆発するというそれです。これだけの範囲の中から水分を抜いて空にしてしまうというのです。全然水分を無くすれば気体が爆発します。そうすると沢山の核というものがあって、次のを爆発し、又次へと行く。それがある程度に行くのです。私はこの理論は何十年か前に書いているのです。その方法を科学の方で発見したわけですが、これは科学の方でもかなり成功した方です。今のは原子科学の力を出したという事ですが、それとても一部です。よく、水素爆弾を東京で爆発させると沼津あたりまで破壊するという事を言ってますが、しかし日本全土を破壊する、或いは東洋全土を、世界全土を破壊するというわけにはゆきません。それはつまり物質の力だからです。物質の力というのは有限力なのです。有限力とは限りある力ですから知れたものです。ところが科学が自分の分野でない霊の方に入るとなれば科学ではなくなるのです。結局科学は粒子ですから、これは数えられるわけです。何億何十億の粒子だとて計算ができますが、そうすればそれで限度があるのです。ですからどうしても無限でなければならないのです。無限粒子というわけですが、しかし粒子という名もつけられません。要するに無限力です。それで浄霊で病気が治るという事は無限力です。この無限力というのが神様の力です。ですからロスアンジェルスも最近非常な奇跡のお蔭が幾つもありましたが、そうすると私から発する霊がロスアンジェルスまで行くのだから、とても原子爆弾どころの小さなものではありません。そこに有限力と無限力との違いさがあるのです。それでやっぱり有限力では限度があるから、人を救うとか世の中を良くするという事はできないのです。ある程度まで、ある範囲までという所ですから、それでは駄目です。丁度今、共産主義と資本主義とか言って争っているようなものです。そういう主義というものが有限なのです。それで世の中は良くならないのです。それで一つの主義をよくすると他の主義をやっつける事になり、それでは全体を良くするという事はできません。ですから世界人類を救うという事は、世界全土に力が行かなければならないのです。それが神様の力です。そういう事を昨夜大下宇陀児さんに簡単に話したところが〝これは救世教を見直さなければならない。科学のそんな奥の方まで言うとは、今まで考えていたのはまるで間違っていた〟と、つくず(づ?)く言ってました。それで浄霊でどういうわけで病気が治るかという事を、今言った理論科学的に納得のゆくように詳しく書くつもりです。そうするとどうしても神様の解剖という事になるのです。そこで神様を解剖すると言っても、主神は別ですが、いろんな神様の種類があるし階級もありますから、そういう事もよく分るように書きます。そうすると宗教も科学も別々に見る事はできないのです。結局同じではないが――大きく言えば同じですが――ただ価値から言うと安いものと高いものとの違いです。つまり科学は安物なのです。それで神霊の方は、あんまり値打がありすぎて値段をつけられないくらいなものです。そういう事も書くつもりです。お祭の話のようでなく、大学の講義のようになりましたが、丁度この間科学の会がありましたし、これは学問上から言っても新しい説で、これほど新しい説はないのだから、早くお話しようと思って話をしたわけです。
美術館も大分知れ渡って来て、観覧者もだんだん増えて来ました。特に外人の間にもだんだん知れて来たとみえて、必ず何人か来ます。そういうわけで、来年あたりになると一層認められるようになるわけですが、それについて、来年の計画としては第一番に桃山展をやろうと思います。これは去年東京の或るデパートでやり、私の方でも少し出しましたが、あれはごく貧弱なもので、ただ一般の客寄せみたいなものでした。来年こっちでやるのは素晴しいものになると思います。門外不出の、誰も知らないような物が相当にあります。そういう物だけは、いずれ桃山展をやる時にと思って、今まであんまり出品しなかったのです。ですから来年出す時には殆んど見ない物ばかりと言ってもよいのですから、大いに楽しみに待っていてよいと思います。それから六、七の二カ月は近代名品展というのをやります。そうして八、九、十の三カ月は第二回の浮世絵展をやろうと思います。今年の浮世絵展は非常に評判がよかったし、それから又奇跡的に良い物が随分集まって、まだあそこに出さない物が相当にありますから、来年は全然変った物を出すつもりです。近代名品展の方は明治以来の名人の傑作品というわけです。工芸品の方は、蒔絵の松民、松哉、自得、包美。彫金は加納夏雄です。幾人も居ますが、明治以来の名人としては夏雄が傑出してます。彫刻は佐藤玄々、平櫛田中。陶器は板谷波山。堆朱は揚成。竹細工は飯塚琅玕斎。絵の方は、抱一、是真、雅邦、芳崖、栖鳳、鉄斎、大観、玉堂、春草。大体そういうような人達のを出すつもりです。この中には門外不出の物が随分いろいろありますから、これは又素晴しいものになると思います。
それから熱海の方も大分進捗しつつありますが、今やっている「救世会館」は来年の春という事になってましたが、どうも神様の方では余程念を入れて、あんまり急いでやって欠点のあるようなものになってはいけないというので、なかなかゆっくりされるのです。それで間違いのないところ秋に開館式になるというようなわけです。景観台のガラスの家は訳なく一緒に出来るでしょう。その次に美術館ですが、美術館は勿論此処のより大きい事と、総ての点において、此処の見本で分りましたから、一層良いものを造るつもりです。それから今度は箱根の光明台ですが、其処の敷地もこの間行って土地の設計だけはやりました。これは丸い家ですが、半円形ではなく、円形がもっと多く三分の二くらいの円形にして、外観を見ると丁度昔の国技館というような形になります。つまり末広形です。なにしろ人数は一万人を入れるつもりですから、長方形や四角ではうまくありません。そこで円形にして、此処に私が坐って、廻りに丸くゆくと大勢入れるし、話もよく聞けるわけです。こういった四角なのは間抜なのです。椅子も直線にしてますが、これが丸くなると遠くからも放射状的に向い合えますから、これに限るのです。今まで世界でもそういうような建て方はあまり見ないが、尤もそんなに大勢入れるつもりもないのでしょうが、これも新しい企画だと思ってます。それには何んと言っても向うに突き抜ける道が先の問題ですから、そこでケーブルの下のトンネルをこれからやるつもりです。そうして今花畑になっている所に広い広場を作って、其処に信者の宿舎を、会別か県別にするかして、少なくとも一万人以上泊れるくらいのものを造りたいと思ってます。しかし或いはそれは難かしいかも知れませんが、はみ出た者はやっぱり宿屋の御厄介になるかも知れません。尤もあんまりこっちばかりでやると、宿屋の方で期待していたのがまるっきり駄目になって、困るというので、又嘆願書などが出ますから。それで殿堂には一万人ですが、多くなった時には、テントを張って二万人ぐらい入るような広さにするつもりです。約五千坪ありますが、家が二千五百坪か三千坪です。約半分ぐらいで出来ます。そういう計画で、これから土地を作るのですから、建築はどうしても三年ぐらい先になりましょう。又丁度その時分にはそのくらいのものが適当するような情勢に神様がされるでしょう。なにしろ神様の計画は大体出来上がっているのですが、ただ時期です。時期が来ると私にそういう指図をするというようなわけですから、何時も言うとおり、甚だ気楽な話です。それだけ設計するのに、ちょっと行って三十分ばかりで済まして、明くる日にはその仕事をする植木屋や土木の方に命令しました。
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