一月二十六日

(お 伺) 本年二十七歳の女、昨年十二月左手人差指に瘭疽の御浄化を戴き、余りの激痛苦に御霊紙を戴き、四日間教会にて御浄霊戴き、御守護の御願いを致しましてより、漸次快方に向いました。一月になり第一関節より爪諸共に取れて了いました。この場合は何処を御浄霊致しますれば宜敷いでしょうか。又指先は正常になり、爪も元通りにさせて戴けますもので御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 元通りになりますよ。爪なんか直きに生えて来ますからね。人間の体は良く出来てますよ。瘭疽の素は、ここ(頸部淋巴腺)ですよ。指をやっても大した効果はない。ここをやると直き治る。みんな気がつかないが、良く覚えて置くと良い。先に私は言った事があるがね。ここ(頸部淋巴腺)ですからね。ここをやると、痛みなんか直き取れますよ。ここ(指)をやっても、中々取れない。この人は知らなかったのかね。面白い様に治りますよ。それから、治っていても、ここをやると爪なんかも早く生えますからね。

(お 伺) 松本岩吉(昨年七月入信。六十歳)家族五人入信。光明如来様を御奉斎させて戴いております。昨年六月半頃より、口中(上顎少し奥)が爛れた様になり、右頬下顎部に五分位の固まりが出来、医診では癌だから早速手術をと奨められ迷って居りました処、お道を知り早速入信させて戴き、先生方の御浄霊により、大変楽に、頭も以前に増して気持良くなりました。時折り鼻血或いは脱血等あり、最近は口中は別に変化ありませんが、食事の際熱い物は一寸しみる程度で、食欲に関係なく、仕事も楽に致しております。右頬下の固まりが次第に大きくなり、時々痛み又首も曲らない事も御座いますが、御浄霊による其都度楽にさせて戴いております。右の固まりは、普通の腫物より固い様は(に?)思われます。入信前は二、三度風邪で休む程度にて、余り病気はしておりません。酒は大変好きで御座います。又青年時代に、家の鶏を相当数殺して食べた事があり、過日「霊的病気」の御論文を拝聴させて戴き、間違を知り、出来得る限りの御用をさせて戴くべく、日々励んで居ります。今後如何致しましたら、早くお救い戴けましょうか。御垂示御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 之は癌じゃありませんね。癌もよくありますが、頬に出来る癌がありますが、私は治した事がありますがね。処が、之をお医者は癌だと言う。次第に大きくなり――之は大変良いんですよ。之は癌じゃない証拠です。癌は、余程暇がかかると大きくもなりますがね。癌は痛みはありません。之は、もう少し経つと、腫れて膿が出ます。大変結構で、心配要りません。固まり――顎の固まりの為です。頸部――之を医者は癌と言うんだな。今言う様に膿ですから、そこを浄霊して居れば良い。そうすると、段々穴があいて膿が出て治ると言う順序ですからね。霊的じゃありません。口中――やっぱり、そこに薬毒が固まっているんですから、之も、浄霊で気長にやって居ればすっかり治りますよ。然しこいつは、治ってもよく爛れますがね。之はしようがない。私なんか、今以て舌の根の方なんか痛いですね。よくあります。それは、昔――若い時分――五十年位前に、飲薬をやりましたからね。沃度加里と言うのを二、三年やったが、粘膜からしみて出て来るんですからね。

(お 伺) 庄司つや子(二十三歳)二十三年五月頃より、左手関節部に猛烈な苦痛と熱を生じ、一カ月後に右手関節部に同様の症状があり、次いで一カ月後に右の足首にも苦痛と熱を生じ、温泉療法及び薬草等多量に使用致し、高熱及び苦痛は取れましたが、同時に手首、足首の屈伸が出来なくなり、又左手首内側を手術した結果、小指の自由が利かなくなりました。二十六年二月入信。御浄霊を戴き、手首の屈伸は大変楽になりましたが、足首の屈伸は大した変化は御座いません。原因及び御浄霊の個所御教示の程御願い申し上げます。御屏風観音様は御祀り致しておりますが、御神体は未だで御座います。又家族の者は余り理解しておりません。

〔御 垂 示〕

 予防注射か何かの薬ですね。屈伸が出来なく――そこから出ようと言うのを、そこを()めちゃったからですね。小指――手術したからだ。之は、今言った通り、注射ですよ。その薬毒が、こう云う処(手首)とか、足にあるんですね。それを打擲らかして置けば、腫れて、膿が出て治るんですよ。それを温泉療法、薬草をしたから――出ない様にした。それで――もっと溜るべき毒があったが、固めたから出(ニク)いから、毒の方は他に出口を見附けた。それが、手首及び足頸ですね。そいつを、薬草を多量に飲んだから、そこに出る勢が悪くなって固まった。其処に持っていって、手首内側を手術なんかしたから、余計その為に、小指の自由が利かなくなった。だから、最初から何もしなかったら、何も病気なんか起らなかった。色々して、それを固めて――金を使って痛い思いをして、暇をつぶしてやるんですからね。メシヤ教に入ったから良いが、入らなかったら、色んな事をして段々悪くする。実に恐ろしいですね。その点は野蕃(蛮?)人の方が余程偉いですよ――そんな事しないからね。文明国の人間位頭の悪いものはないですよ。それを解らせるのが一番の救いなんですからね。

(お 伺) 竹上クニ(十六歳)三、四歳の頃手探りで遊んでいる事から眼が不自由なのに気附き、医診では生来、視力が弱いのだから近視、乱視と異なり眼鏡矯正は出来ないが、成人して体が確かりして来るに従って良くなる。それ迄待つよりないと言われ、治療は全然致しませず放任の儘今日に至りましたが、視力は依然として弱く、時には殆んど見えない事もあり、就職も思うに任せぬ状態で御座います。眼以外には、体は丈夫で、体格も普通で今日迄余り病気した事は御座いません。家族三人入信。光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させて戴いております。この眼は霊的で御座いましょうか。又如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 之は霊的らしいですね。前の世で、つまり死ぬ時に盲で死んだか、或いは死ぬ時に目をやられて死んだかですね。ぶんなぐられたりして――撲殺で目をやられたかですね。兎に角何かで目をやられて死んだ霊ですね。それが霊界で治りきらないうちに生れ変って来た。之は治らない事は無い。治るんですがね。唯、こう云うのは長くかかるんでね。それから、よく――ぶんなぐられたりしていると、後頭部をやられて見えなくなっている事があるからね。大抵、前をやられて見えなくなると言う事はないですね。後ですね。それで、後が普通じゃないですよ。固まりがある事がある。それを浄霊して取るんですね。そうすると、普通になるかどうだか解らないが、不自由がない程度には治りますよ。それで、光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせる様にする。何時入信したんですか。

 「二十四年かと存じます。母親は二十二年の暮に――」

 少しは良くなっていなければならないがね。

 「務(勤?)めに出ておりまして、住込みの為に御浄霊も充分出来ませず、今後、務(勤?)を止めて帰る様になっております」

 結構ですね。そうして、良く浄霊してやったら良いですね。

(お 伺) 三輪武男(三十二歳)ソ連に三年間抑留され、栄養失調と神経衰弱で復員、食養生により快復するにつれて、体が浮腫み、神経衰弱が募って参り、二十五年五月私(母)が入信。本人を導きましたが及ばす、精神病院に三カ月入院、インシュリンを三十本射ち、大した変化なく退院。間もなく結核と診断され、昨年一月より十カ月間、日赤に入院、却って神経衰弱がひどくなりました。十一月には父も入信させて戴きました。本人も入信させて戴きたく思っておりますが、入信式の日になると、どうしても出掛け様と致しませんので、放っており、今では寝たり起きたりしており、時にはじっと考え込んだり、一人笑いをしたり、呼んでも答えず、火鉢に線香を立てたりする事もあります。最近父親には素直に御浄霊を戴く事も御座います。光明如来様を御奉斎させて戴くべく御願い致しております。今後如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 之は、精神病ですね。精神病でも――無論霊が憑っているんですが、之は(タチ)の悪い霊です。之は戦友か何かの霊だな。戦友の霊で、その霊に動物霊が憑いている。こう言うのは、大抵二重ですね。動物霊だと暴れたり踊ったりするんですが、之は人間の霊も憑いているので、割合に静かになっているんですね。之は治りますよ。インシュリン三十本と言うのは、極く悪いですね。然し、ソ連に居る時に、もうおかしかったのだな。之は大体頸の廻りに固まりがあります。主に延髄にありますから、そこを浄霊してやって、御神書を出来る丈聞かせるんです。そうして気長にやって居れば、段々良くなります。光明如来様を早くお迎えして、その部屋に寝かせる様にする。そうして、良くお願いする。それ丈で、段々良くなって来ますよ。

(お 伺) 三品繁夫(四十歳)養父は製絲業でしたが昭和二十一年八月胃癌にて死亡。私の応召中に養母、母、妻、女児と、共に目の御浄化にて、二十一年妻が入信し教導師補の御資格を戴いて御用をさせて戴いて居りました。次いで母、女児が入信。御屏風観音様、光明如来様を御奉斎させて戴きました。二十四年九月シベリヤより帰り、二十五年三月入信。七月に男子出生しましたが、二十六年七月無熱脳膜炎で死亡致しました。私は小刀鍛冶職で、昨年十月鉄の小切れが飛んで来て、右眼左側の縁に当り、少量の出血があり、初めはボーッと目が翳む程度でしたが、三日目より頭、目が痛み出し、眼球は赤く充血し、御浄霊により多量の涙が出ましたが、全然見えなくなりました。御浄霊は支部、中教会、別院で戴き、特に頭を主に戴いております。約一カ月の後、頭及び目の痛みはなくなりましたが、依然として見えません。現在は妻に戴いており、毎日仕事を致しております。薄赤く充血し、瞳の部分が白くなり、御浄霊の時天津祝詞を奏上致しますと、ボロボロ涙が出ますが、無言ですと出ません。霊的に何か関係が御座いましょうか。又子供の死と関係が御座いましょうか。御浄霊の急所御垂示の程御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 無熱脳膜炎――之は何か間違っているんですね。熱のない脳膜炎と言うのは絶対にないんですからね。之は、やっぱり霊と両方ですね。体丈なら、疵が治ると治っちゃいますがね。縁に当った丈で見えなくなると言う事はない訳ですね。小切れが飛ぶなんて事は、霊がやる事がありますからね。目を潰そうと思ってね。まあ、そう言う意味ですね。それで、霊はやっぱり急所を知ってますからね。之は、眼球はどうなっているんですか。

 「黒目の処は、瞳の部分が白くなっております」

 之も治りますね。大体、白くなっている目は、治りますよ。そこに毒があるんだから、溶かせば良いんだからね。それから、充血――之は浄化が起るんだから、もう少し辛抱して、出来る丈浄霊してあげるんですね。それで治りますよ。無論――光明如来様をお祀りしてあるんだから、大丈夫ですよ。唯、長くかかる丈のものだからね。

(お 伺) 佐吉政惠(二十八歳)七年前、妊娠四カ月の時原子爆弾に遭い、家の下敷きとなりましたが助かり、無事出産し、実家に帰って子供を養育し、一年四カ月目に亡父の両親の元に渡し離婚致し、その後市内の洋裁店に務(勤?)め、職場の先生より求婚されましたが、その人が「とう病」の家系らしいと言うので、それを苦にして退職し別の所に務(勤?)めましたが、一カ月も過す事が出来ず、家に帰ろうとして駅に出ると、訳もなく脅怖感に襲われ、汽車に乗る事も出来ず、近くの祈祷所でみて貰うと、その先生より、執着の為に「ゲドウ」をつけられているから、落してあげるとの事で、祈祷して貰い駅に出ると、今度は白シャツに白ズボンの男が目にちらつき、身に危険を感じ、どうしても汽車に乗れず、次の駅迄走り、思い切って飛び乗り、目的駅に着きましたが、又もや四、五人の男の姿が前後に現われ、家に帰れないので知人に送って貰いました。一週間後に非常な脅怖に襲われ、その先生より貰った衣類に執着がつけられていると言うので、全部焼捨て煙で自分の体を燻したり、或時は何者かが大勢押寄せて来て、皆殺しにするから、皆んな外に出て呉れ、刃物は全部隠して呉れと言ったり致します。又色々の神様にもお参りしましたが、段々重くなり二十四年四月精神病院に入院させました。二十五年母親が入信。その後主人、息子も入信。信者数名を導き、光明如来様をお迎え致すべく御願い致しております。病院では、婦長さんがお道を理解し、御神書も拝読し、薬等は一切使用致しておりません。唯、以前電気治療を四十回位かけております。現在では、会話は殆んど平常と変りませんが、時折り着物や夜具を破るそうです。尚「ゲドウ」とは犬神だと言う者もあり、「とう病」とは家の中に水瓶の様な物に蛇を沢山飼っており、一種の信仰の様なもので、それを祀る家人が他人の持物等に執着を持った場合に、知らぬ間にその物が無くなったり腐敗したり、当人が精神病の様になったりすると言われておりますが、霊的に如何なもので御座いましょうか。又、こう言う人をお導き致しますには、如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 之は、やっぱり狐なんですよ。之は狐がよくやる奴なんですよ。脅怖感を与えるんですね。そうして、襲ったりする人間を見せるんですね。この通りなんですよ――狐が驚かすやり方はね。そうして段々やって、本当の精神病に――この時は精神病になりかけなんですがね。

 私の本に――何時か書いた事がありますがね。石川と言う男でね――之は聞こえるんですよ。「石川、今お前を殺しに表に来ている」と言うんです。石川と言う男は、それで震えているんですよ。之は聞こえるんですよ。それから、黒いものなんかが襲って来る事がありますね。之は段々少しづ(ず?)つ良くなります。こう言うのは、急に良くなりません。

 犬神――蛇――とか、そう言うものじゃないですね。この人は、やっぱり後頭部の方に固まりがありますから、そこを浄霊してやるんですね。婦長が理解していると言うんだから、御神書を本人に聞かせるんです。そうすると――御神書を聞かせると言うのは、霊に聞かせると言う事もあるし、その人の曇りが取れていくので、邪霊は段々萎縮していくと言う事があるんです。そうして気長にやっていれば段々治っていきます。然し、相当に長くかかります。まあ五、六年とみて良いですね。大丈夫と言う迄には、どうしても十年位かかりますね。精神病が早いと、割合治るのは早いんですがね。之は、相当固まっていますからね。

 

【御 教 え】

 龍神と、よく言いますが、今度のお蔭話に、龍神はあると言う事がはっきり解るんで、今読ませます。

龍神はある?

 本教は龍神というものは、此世の中に確かに存在しているという事を以前から唱えているが、今の人は仲々信じられない。先ず昔蒙昧時代の産物位にしか思っていないが、之も無理はない。何しろ話だけで、目に見えないから致し方なかった。処が本教信者になると、まざまざと目に見せられるので、文句は言えなくなる。それも一人だけなら其人の潜在意識の為と想われるが、同時に幾人もの人の眼に映るのだから、どう否定のしようもないのである。左のお蔭話は其事が実にハッキリしているので、之を読んで尚疑う人があるとすれば、其人はどうにも救えない科学迷信者である。

 龍神此眼で見たり

  (本文省略)

 (「龍神はある?」のあとの御教え)

 ここで知って置かなければならない事は、龍神が居る井戸とか池とか、埋められた場合、その近くに綺麗な水のある処があっても、勝手に其処に移る事が出来ないんです。やはり、霊界では――家宅侵入みたいなものでね。家宅侵入より、もっと喧ましい位ですね。つまり許されなければ、勝手に移る事が出来ないんです。一方に井戸が埋められて、一方に綺麗な井戸があったら、其処に移ったら良さそうなものだが、その位霊界は几帳面なものです。そこで人間が、移って戴きたいと言えば、移っても差支えない事になっている。と言うのは、位は人間の方が龍神より上なんですからね。力は龍神があるが。位は人間が上なんです。生物では人間が一番上なんです。そこで、人間が移っても良いと言えば移れるんです。今の龍神なんかは、早くそうして貰いたく、早く知らせるべく、娘さんをそうしていたんですね。そこで、気が附いて、移る事が出来る様になったので、非常に喜んで、是非自分の姿を見せて、この通り自分が今迄願っていた事が実現した。龍神と言う事を、唯口で言っても誰も正面(マトモ)に信じないですからね。そこで、この通り自分は龍神で、お蔭でこうして移れたと言う事を見せたいんですよ。そこで、その姿を見せたんですね。之は非常に良いですね。之が「栄光」新聞に出れば、読んだ人は一層信ずる事になりますからね。大変良い働きをした訳ですね。 

 それから、もう一つお蔭話がありますが、よくある事ですけれども、一旦霊界に行って、又生返ると言う人が時々あるものですが、それがはっきり書いてありますからね。今読ませますけれども、人間の寿命と言うのは、大体決っているんですからね。それより長く伸びると言う事は、命を継ぎ足して戴けるんですね。それが信仰の得なんです。だから、実に信仰と言うのは素晴らしいものです。他の宗教にも、ない事はないが、極く弱かった。誰も彼もと、はっきりとはいかなかった。それが為には、難行苦行したり、色々お祈りするとかですが、メシヤ教は簡単に、そう言う素晴らしい命を継ぎ足し――それをして戴ける。汽車の中でそう言う事があったんですからね。実にメシヤ教の神様の力のある事と、御守護の強い事が良く解るんです。

生命の継ぎ足し

(栄光一四二号)

 左記報告に就て解説してみるが、人間の寿命は大体決っているものと、昔から言われているが、此人も寿命が来たので、一旦死んで霊界へ往ったが、信仰の御蔭によって天国迄行かれ、天国の状態を見せて貰ったが、本人の信仰と周囲の人達の誠により、神様から一命を賜わったのである。斯ういう例は本教信者にはよくあるが、之によってみても、本教主宰神は、生命を自由自在になされる御力を、有たれ給う事がよく分るのである。尤も他の宗教にもないではないが、本教程顕著な救いの御力は、勿論あり得ないのである。

 体験談 有難うございます

  (本文省略)

(「生命の継ぎ足し」のあとの御教え)  【註 栄光 一四二号】

 つまり、この人は、この時は寿命だったんですね。ですから、一旦死んで、新たに神様が命を下さった。こう言う事で助かった人は、後の命は、全然神様の御用をさせられるべき人なんです。そこで、私有財産みたいに自分勝手に使ったら、お取上げになります。そう言う風に命を戴いて、相変らず金儲けだとかして、命をお取上げになった人がありますよ。

 それから、この間地方の宣伝旅行ですね。例の松井さん、鈴木さん、アザブさん、鹿島秀月さんですね。そう言う人達が行った時に、やっぱり私に何か書いて呉れと言うので、書いたんです。それを読ませます。

(御論文「舌に代えて」)

     舌に代えて

(静岡への『舌に代えて』は不明)

 農業特集号は今月の三十日に出来ますからね。農事試験場とか農業会――そう言うものは直接本部から送りますから、其他の地方の篤農家とか、村長――そう言う様な人は、信者さんが配ったり、知らせたりする事は非常に良いと思うんです。色々、自然農法の成績に就ての報告は、方々から来ましたがね。未だ色々です。それで、本当に五年以上経って、実際に五割増産を見せたいんですが、そうすると、未だ二、三年伸びなければならない。未だ漸く、実際の報告は三年位迄しかないんです。でも、私が前から言っている通りの成績にはなってますから、之で、五年経てば五割増産と言う事は想像がつくんです。で、色々――未だ未だだけれども、平均してみて、肥料なしで平年作ですね――最初一年目がね。二年目から少し増えていくんです。尤も、成績が悪いのは一年目に一割位減産のもあります。しかし、これは少ないですね。平年作が多いですね。そうすると、肥料をやらない丈は儲かりますね。二年目は少し増えますね。三年目になると一、二割は増えますね。多いのは三、四割増えてますが、大体一、二割が多いですね。そうすると、四年が三、四割、五年が五割と言う様な具合ですね。だから、幾ら大きな声して五年で五割と威張っても良いですね。こう言うのがあったんです。越後で、四年目で平年作なんです。そういうのが二つあったんです。他にはなかったですね。越後丈です。それで昨日、あっちの――小川さんに聞いて見た処、解ったんです。そこの水田は、下が岩盤なんです。土の層が薄いんですね。そこで根張りの時に、下に行かない。その為に、昔から肥料を非常に多くやった。土が少ないから肥料を目茶苦茶にやった。ですから、肥料が多い為と、土が少ない為と、下が岩盤の為に、思う様に増えなかったと言う事が分った。そこで、私は客土をしろと云った。そうすると土も厚くなるからね。そうする、と言って帰りましたがね。今年は、大分農林省の方で、客土を奨励してますが、客土と言うのは、肥料のない土でしょう。無肥料の土を山から取って来てやると増産になるんですからね。千葉県ですかね――山から取って来てやると、非常に穫れたんです。客土は、千葉県が一番にやるらしいですがね。そのうちに段々穫れなくなって来た。すると、農民は何う言う解釈をするかと言うと、土が古くなると、養分を吸いとられて、それで穫れなくなる。肥料と言う事を全然勘定に入れませんからね。そう言う考え方が非常な異いですね。間違の最もひどい訳ですね。それからもう一つ面白いのは、私は連作しろと言ってます。処が、或る処では連作はいけない。連作するなら七、八年経ってからやれ。其処は茄子の名産地で、七、八年経ってから、そこに植えると言うんですね。処が連作をやったんです。すると、非常に良く穫れたんです。そんな訳で、あべこべあべこべをやっていた。私の方の説と言うのは、理窟に合っているんですからね。連作をすると、その土が作物に合う様になっていくんですからね。時間がなくなったから、寸鉄を読ませます。

 

 

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