或日、信者の中の幹部級の者が「伺いたい事がある」といって来た。早速私は会った処、彼の質問事項は「某に対し、某の噂が間違っている。それを某が語ったので、その誤解を解きたい」と言うのである。それに対し私はこう答えた。
私「私は今、世界人類救済の大業の為、極度に時間を有意義に利用している。従って君の問題が人類救済にどれだけの関係があるか、それを話しなさい」と言ったら、彼は吃驚仰天三拝九拝して早々辞去した。
右のような笑えない喜劇がよくあるのである。愈々最後の世は迫りつつあり、神様は一人でも多く救わせられようとして私を通じて大慈悲的活動を垂れつつあるに拘らず、個人的の利害や感情問題などを訴えて来るという事は、この信仰を何と心得ているのか解し難いのである。併し右のような考え方の信者も相当あるであろうから、頂門の一針としておいたのである。それで帰りかけの彼に言ってやった。「そんな暇があったら、神様の本を出来るだけ読みなさい」
(光 四六号)
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