キリストと十二人の弟子に就て

(お 伺) 

 キリストと十二人の弟子に就て。

〔御 垂 示〕

 キリストには十二人の弟子があった。その中一人彼のユダがイエスに叛いた為実際は十一人の弟子である。

 その当時、当局の圧迫がひどく、弟子達は皆逃避し十年の間はひっそりしていた。十年以上経って皆寄り合って教の元を作ろうというので、皆でイエスから聞いた心覚えをかいた。それがバイブルであるから、キリスト御自身の書いたような訳にはゆかないであろう。旧約はモーゼが書いたもので夢みたいな謎が多いがそれは神憑りに因るものである。ヨハネが作ったという説もあるが、之はモーゼがかいたというのが本当であろう。圧迫の(とばし)りの覚めるに従い、内密に書いたのが聖書である。

 仏教のお経とても釈迦の説いたものを弟子が書いたものである。釈迦はただ説くだけであった。

 キリスト教徒にはなかなか偉い人があった。アフリカ探検の有名なリヴィングストン博士の話を聞いた事があるが、実に偉い人で私も感心した。此人はアフリカ探検の際凡ゆる危険を犯して伝道したが、土人の鉄鉋に包囲された中を平然と通過した。其時の彼は「もし自分が現世に用事があれば、絶対に神は自分を殺さぬ」という信念であったとの事である。

 

 

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