10.日本のしきたり

  • 六曜(ろくよう)

14世紀頃、中国から日本に伝えられ、広く使われるようになったのは幕末以降。時代とともに名称や順序も変遷し、現在は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口となっている。1月、7月(旧暦)の1日(朔日)に先勝を当て、以後順に配当していく。意味の解釈、読み方は様々で、どれが正しいというものはない。

・先勝(せんしょう、せんかち、さきかち)

基準日・・・1月、7月の1日

意味・・・急ぐことは吉。午前中は吉、午後は凶。

・友引(ともびき、ゆういん)

基準日・・・2月、8月の1日

意味・・・・・・友を引く。祝い事は良いが葬式などの凶事を忌む。朝夕は吉、正午は凶など。

・先負(せんぷ、せんぶ、せんまけ、さきまけ)

基準日・・・3月、9月の1日

意味・・・何事お控えめに平静を保つ日。午前は凶、午後は吉。

・仏滅(ぶつめつ)

基準日・・・4月10月の1日

意味・・・万事凶。葬式や法事はかまわない。

・大安(たいあん、だいあん)

基準日・・・5月、11月の1日

意味・・・万事大吉。特に婚礼によい。

・赤口(しゃっく、じゃっく、しゃっこう、じゃっこう、せきぐち)

基準日・・・6月、12月の1日

意味・・・凶日。特に祝い事は大凶。火の元、刃物に要注意。正午は吉、朝夕は凶。

  • 和風月名(わふうげつめい)

旧暦で使用していた月の和風の呼び名。和風月名は旧暦の季節や行事にあわせたもので、現在の暦でも使用されていることがあるが、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどずれがある。月名の由来については諸説ある。

・睦月(1月、むつき)

正月に親戚一同が集まる、睦び(親しくする)の月。

・如月(2月、きさらぎ)

衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着するの意。

・弥生(3月、やよい)

木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。

・卯月(4月、うづき)

卯の花の月。

・皐月(5月、さつき)

早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える日。

・水無月(6月、みなづき、みなつき)

水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意。

・文月(7月、ふみづき、ふづき)

稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)

・葉月(8月、はづき、はつき)

木々の葉落ちつき(はおちづき)。

・長月(9月、ながつき、ながづき)

夜長月(よながづき)。

・神無月(10月、かんなづき)

神の月(「無」は「の」を意味する)の意。全国の神々が出雲大社に集まり、全国の神々が留守になる月という説もある。

・霜月(11月、しもつき)

霜の降る月。

・師走(12月、しわす)

師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。

  • 二十四節気(にじゅうしせっき)

1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。「節または節気」と、「気<中(ちゅう)または中気(ちゅうき)」が交互にある。

太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていた。二十四節気は、その年によって、1日程度前後することがある。

・立春(りっしゅん)・・・・・・1月節・・・・・・新暦2月4日頃

・雨水(うすい)・・・・・・・・・・1月中・・・・・・2月19日頃

・啓蟄(けいちつ)・・・・・・・・2月節・・・・・・3月6日頃

・春分(しゅんぶん)・・・・・・2月中・・・・・・3月21日頃

・清明(せいめい)・・・・・・・・3月節・・・・・・4月5日頃

・穀雨(こくう)・・・・・・・・・・3月中・・・・・・4月20日頃

・立夏(りっか)・・・・・・・・・・4月節・・・・・・5月5日頃

・小満(しょうまん)・・・・・・4月中・・・・・・5月21日頃

・芒種(ぼうしゅ)・・・・・・・・5月節・・・・・・6月6日頃

・夏至(げし)・・・・・・・・・・・・5月節・・・・・・6月21日頃

・小暑(しょうしょ)・・・・・・6月節・・・・・・7月7日頃

・大暑(たいしょ)・・・・・・・・6月中・・・・・・7月23日頃

・立秋(りっしゅう)・・・・・・7月中・・・・・・8月7日頃

・処暑(しょしょ)・・・・・・・・7月中・・・・・・8月23日頃

・白露(はくろ)・・・・・・・・・・8月節・・・・・・9月8日頃

・秋分(しゅうぶん)・・・・・・8月節・・・・・・9月23日頃

・寒露(かんろ)・・・・・・・・・・9月節・・・・・・10月8日頃

・霜降(そうこう)・・・・・・・・9月中・・・・・・10月23日頃

・立冬(りっとう)・・・・・・・・10月節・・・・・・11月7日頃

・小雪(しょうせつ)・・・・・・10月中・・・・・・11月22日頃

・大雪(たいせつ)・・・・・・・・11月節・・・・・・12月7日頃

・冬至(とうじ)・・・・・・・・・・11月中・・・・・・12月22日頃

・小寒(しょうかん)・・・・・・12月節・・・・・・1月5日頃

・大寒(だいかん)・・・・・・・・12月中・・・・・・1月20日頃

  • 雑節(ざつせつ)

二十四節気と同様に、季節の移り変わりの目安となるものに、雑節があり、今でも行事などが行われている。

・社日(しゃにち)

春分、秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。1年に2回あり、春には豊年を祈り、秋には成熟を祝う行事をそれぞれ行う。

・節分(せつぶん)

もとは四季にあったが、のちに春だけについて言われるようになった。立春の前日の事で、邪気を払う行事がなされる。

・悲願(ひがん)

春分と秋分の前後の3日ずつの計7日のこと。初日を彼岸の入り、当日を中日(ちゅうにち)、終日を明けと呼ぶ。

・土用(どよう)

立春、立夏、立秋、立冬の前18日間。この期間は、土公用(どくじん)が支配するといわれ、土を犯すことは忌むべきこととされる。

・八十八夜(はちじゅうやちや)

立春から数えて88日目を言い、種まきの目安の日。

・半夏生(はんげしょう)

天より毒気を下す日という。夏至より10日後とされる。

・二百十日(にひゃくとおか)

立春から数えて210日目の日。必ず暴風雨があるとされる。

・二百二十日(にひゃくはつか)

立春から数えて220日目の日。二百十日と同じ意味を持つ。

 

 

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