住所:兵庫県南あわじ市沼島73
アクセス:土生港から沼島汽船にて約10分、沼島港から徒歩で約20分
WEBサイト<https://www.awaji-web.com/index.php?sightseeing_onokoro-jinjya>


沼島は、淡路島南の沖4.6キロに浮かぶ、周囲約10キロの離島で、上から見ると勾玉(まがたま)の形をしているのも特徴。
「古事記」「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると――天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造りを命じた。イザナギ・イザナミの二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった天沼矛で、滄海(混沌とした世界)をこおろこおろと探りて(かき回して)引げ上げ給う時、引き上げた矛の先から滴り落ちた潮自ら凝りて(固まって)できた島、これを「おのころ(自凝)」島という。
この国生みの舞台として、沼島のほかに淡路島内で5ヵ所、全国では10ヵ所を超える候補地があるが、「おのずから(自ら)凝り(固まる)意味の「おのころ」を名乗る神社は、淡路島の「おのころ島神社」と、沼島の「おおころ神社」だけだが、淡路島の「おのころ島神社」の方が有名。
「ウィキペディア」で「おのころ神社」としている淡路島の「おのころ神社」は、日本三大鳥居」の一つ(高さ21.7m)に数えられる巨大な鳥居がある。伊弉諾命・伊弉冉命を主祭神として菊理媛命(キクリヒメのミコト)を合祀し、鎮座する丘が両神による国産み・神産みの舞台となった自凝島だとしている。
最有力候補地とされる沼島の「おのころ神社」は、雑木林の中にひっそりと小さくたたずみ、天地創造の神であり、日本最初の夫婦である伊邪諾尊・伊邪冊尊を祭る。沼島の「沼」は、「天の沼矛(あめのぬぼこ)」に由来するという説や、国生み神話に関する伝説も数多くあり、おのころ島の最有力候補地と言われている。
海から突き出した矛先のような巨大な奇岩「上立神岩」や、イザナギ・イザナミを祀る「おのころ神社」などの超パワースポット、沼島八幡神社、弁財天神社、さや状褶曲などもあるが、意外と知っている人は少なく、「ぬましま?」と読まれてしまうことも。


沼島「おのころ神社」参道入口 表示はあるが、山に入る感じで分かりにくい。

山自体がご神体なので、参道は原生林のような雰囲気


登り切った先を少し切り開いた場所に拝殿があり、シーンとした山の静けさの中、神聖な雰囲気が漂う。パワーが半端ないと言う人も。





拝殿前の石碑:おのころ島の国生み神話



拝殿:荒川さん寄贈の絵

イザナギ・イザナミの二神石像
本殿から少し右に進むとイザナギ・イザナミの二神石像が建つ。2002年に拝殿と石段の修復が行われた際に建立され、足元には見たことのないような大きな水晶がある。
<パワースポット>
島を回る所要時間は、上立神岩・おのころ神社・沼島八幡神社・弁財天神社など主だった観光地をゆっくり散策して2時間ほど。島の外周約7.9キロの山道を歩いてハイキングすることもできる。(所要時間は約4時間)山道にトイレや売店などはない。
【上立神岩(かみたてがみいわ)」】
沼島港から上立神岩までの所要時間は約25分。
沼島のシンボル的存在で、強力なパワースポットと呼ばれる「上立神岩」。海から矛先が突き出しているようにも見える、高さ30メートルの奇岩。
「天の御柱」の伝説に加え、岩の真ん中に大きなハート型のくぼみが見えることから、縁結び・恋愛成就のパワースポットとしても人気。

【沼島八幡神社】
室町時代中期、永享8年(1436年)に梶原俊景によって創建されたと言われている。はるか昔から神域として信仰されてきた森の中にあり、境内裏には樹齢200年を超える木々が生い茂る。

【厳島神社(弁財天神社)】
厳島神社は、沼島の玄関口・沼島港そばの高台にある神社で、通称「弁財天神社」。御祭神は、市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)。アマテラス大神から生まれた宗像三女神の一柱で、強力なパワーを持った神様。小さな神社だが、立派な黒松の大木や、沼島のほとんどの岩石を見ることができる石垣など見どころもある。
【山ノ大神社】
山の中にずらりと鳥居が続く光景が神秘的な「山ノ大神社(やまのおおじんじゃ)」。鳥居は日に焼けて少し黄色く変色していたり、中には倒れている鳥居もあり、不思議な雰囲気がある。少し急な坂道を登るので健脚向け。上立神岩に行く途中から寄り道で行ける。


【梶原(かじはら)五輪塔(梶原景時の墓)】
上立神岩に行くコースの途中に立ち寄れる。2基並ぶ五輪塔の右側が、平安時代~鎌倉時代にかけて活躍した武将「梶原景時(かじわらかげとき)」の墓と言われる。建てられたのが鎌倉時代初期と言われているので、800年くらい前のもの。

【八角井戸】
「梶原五輪塔」のすぐ近くにある「八角井戸」。現在もきれいな地下水が湧く。
沼島では井戸のことを川(かわ)と呼び、この井戸も別名「王川」。後醍醐天皇の皇太子の妃が沼島に漂着したときにこの井戸を使ったという伝説が残る有名な井戸。

【さや型褶曲】
沼島港のすぐ前にある「沼島ターミナルセンター」に、1億年前の地球のしわとも言われる「さや型褶曲(さやがたしゅうきょく)」がある。沼島以外では、フランス・カナダでしか見られず、地球の地殻変動が分かる、世界的にも貴重な資料となっている。近くでじっくり見て、直接手で触れることもできる。
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