① 霊の稀薄を狙って憑依する人や動物の死霊
(『日本人と精神病』より/『地上天国』8号)
貧霊こそ精神病の原因であって、憑霊は霊の稀薄を狙って憑依する。その霊とは何であるかというと大部分は狐霊で、次は狸霊、稀には犬猫の如き霊もある。勿論何れも死霊で、また人霊と動物霊との共同憑依もある。
② 重複、共同憑依の事例
ア.男の行為で死んだ人霊、殺された狐霊、熊霊、蛇霊の怨み。
(『グロ的憑依霊』より/『霊界叢談』)
確か昭和八年頃だったと思ふ。当時四十二歳の男、仙台の脳病院へ入院加療したが、更に効果がないので東京の慶応病院に診療に来たのであった。処が此男の症状といふのは頗る多種多様でグロ極まるものである。特に最も著るしいのは普通人には見られない高熱で、体温計を挟むや忽ち体温計の最高である四十三度に昇るのである。それだけならいいが、体温計の破裂する事が、屡々あるので、脳病院でも実に困ったという事である。勿論四十三度以上の超高熱であったからで、最初慶応病院では下熱(解熱?)剤の注射を三回行ったが少しも効果がない。之以上は危険だからと注射をやめたといふ位で、そこで医療を諦め他の療法を求めてゐた処、偶々私の事を聞き訪ねて来たのである。
私の前へ座るや五尺七八寸位の大男で、物凄い悪寒が起った。ガタガタと慄え出す状は嘗て見た事もない猛烈さである。私は体温計破裂の熱は之だなと思った。早速彼の背後に廻り、抱えるようにして全身の霊を彼に向って放射するや、忽ち効果が現はれ、身慄ひは五分位で全く治まり、軽熱位になったので、彼は暗夜に光明を認めた如く欣喜雀躍し、是非とも私の家へ置いてくれといふのである。彼の語る種々の話を聞くと霊的研究にはもってこいの相手なので私は快諾し、彼の言ふ通りにしてやった。之から起る霊的現象こそグロ的興味の深いものであった。
時々彼は無我に陥り、頭が痛い痛いと叫ぶのである。私が霊射をすると、十分位で常態に復すので聞いてみると、彼は以前狩猟が好きで、或日一匹の狐を射った。傍へ近寄ってみると未だ生きてゐて、イキナリ起上って彼に向って来たので、彼は銃を逆に持ち、台尻を振上げ、狐の眉間目がけて一撃を加へたので狐はそのまゝ死んでしまった。その狐霊が憑依するので、憑依中頭痛の外に精神病的症状もあった。
又彼は無我に陥ると共に、「木を除けて呉れ、木をのけてくれ。」と連呼するのである。之はどういう訳かと聞くと、彼が北海道に居て樵をした事があった。或時大木を伐り倒した時にその倒れた木の下の凹所に人間が一人寝てゐて気絶したのである。それを彼は知ってか知らずにかそのまゝ山を下った。後で気絶者は息を吹きかえした処、負傷の身体で木を押除ける事が出来ずそのまま死んだ。その霊の憑依である。
又彼が殺した熊の霊も時々憑いた。その霊が憑ると非常に物を喰ひたがる、或時の如きは一度に鰊十一本喰った事がある。
又彼には蛇の霊が二匹憑ってゐた。之も彼が殺したその霊で、一匹は腹に居て時々蛟(咬?)まれる如き痛みで苦しみ、一匹は首に巻き着いて喉を諦め、呼吸を絶やそうとする。その都度私は霊の放射をしてやるとジキに治ったのである。
次に之は霊的ではないが、彼は最後に全身的浮腫を生じ、時々廊下で倒れる事があった。何しろ大男が浮腫と来てゐるので特に大きくなり、男子三人掛りでやっと部屋へ引ずって運んだ事も度々あった。其際睾丸が小提灯大に腫れ、浴衣からハミ出て隠す事が出来ず随分人から嗤はれたものである。之を最後として全快し、健康者となったのである。
<事例1> 戦友の霊に動物霊が憑った質の悪い憑霊。光明如来様によくお願いしてその部屋に寝かせ、御神書をよく読み聞かせて、頸や延髄を浄霊する。
(『御教え集』第6号/S27.1.26)
(お 伺) 三輪武男(三十二歳)ソ連に三年間抑留され、栄養失調と神経衰弱で復員、食養生により快復するにつれて、体が浮腫み、神経衰弱が募って参り、二十五年五月私(母)が入信。本人を導きましたが及ばす、精神病院に三カ月入院、インシュリンを三十本射ち、大した変化なく退院。間もなく結核と診断され、昨年一月より十カ月間、日赤に入院、却って神経衰弱がひどくなりました。十一月には父も入信させて戴きました。本人も入信させて戴きたく思っておりますが、入信式の日になると、どうしても出掛け様と致しませんので、放っており、今では寝たり起きたりしており、時にはじっと考え込んだり、一人笑いをしたり、呼んでも答えず、火鉢に線香を立てたりする事もあります。最近父親には素直に御浄霊を戴く事も御座います。光明如来様を御奉斎させて戴くべく御願い致しております。今後如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。
〔御 垂 示〕
之は、精神病ですね。精神病でも――無論霊が憑っているんですが、之は質の悪い霊です。之は戦友か何かの霊だな。戦友の霊で、その霊に動物霊が憑いている。こう言うのは、大抵二重ですね(。?)動物霊だと暴れたり踊ったりするんですが、之は人間の霊も憑いているので、割合に静かになっているんですね。之は治りますよ。インシュリン三十本と言うのは、極く悪いですね。然し、ソ連に居る時に、もうおかしかったのだな。之は大体頸の廻りに固まりがあります。主に延髄にありますから、そこを浄霊してやって、御神書を出来る丈聞かせるんです。そうして気長にやって居れば、段々良くなります。光明如来様を早くお迎えして、その部屋に寝かせる様にする。そうして、良くお願いする。それ丈で、段々良くなって来ますよ。
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