第十三章 皇統第一代[上代第一代]

   (アメ)日豊本(ヒノムト)(アシ)()()皇主(キミノシ)身光(ミヒカル)大神(オホカミ)天皇(スミラミコト)  [御身魂 (タイ)()(シャウ)(グン)

   (アメ)日豊本(ヒノムト)(アシ)()()(キミ)()(カミ)皇后宮(キサキノミヤ)      [御身魂 常世姫(トコヨヒメ)大神]

 統治神「(アマ)(テル)()大神」より天孫降臨の御神勅下りて、日の本の皇室発祥したる時、皇統第一代として即位し給いし天皇は、前述の如く「大地の上の将軍」及び「常世姫(トコヨヒメ)尊」なり。之を「(アメ)日豊本(ヒノムト)(アシ)()()皇主(キミノシ)身光(ミヒカル)大神(オホカミ)天皇(スミラミコト)」及び「(アメ)日豊本(ヒノムト)(アシ)()()(キミ)()(カミ)皇后宮(キサキノミヤ)」と称し奉り、御身魂は夫々、「(タイ)()(シャウ)(グン)」及び「常世姫(トコヨヒメ)大神」にてあらせらるる。即ち、統治神「(アマ)(テル)()大神」の御意志として、人類界の統治者たる日本天皇及び皇后の御身魂は、永久に「(タイ)()(シャウ)(グン)」及び「常世姫(トコヨヒメ)大神」と神定せられたるなり。

 天皇・皇后両陛下は、神勅によりて、地上に於ける天津(アマツ)日嗣(ヒツギ)高御座(たかみくら)に登り、天の親神たる「(アマ)(テル)(ヒ)大神」に天盃(〇〇)を捧げて、皇位に即き給えり。(現今、天皇より賜る天盃の本来の意味は御即位式に当りて天皇が天神(アマツカミ)に捧ぐるものなりしが、それが後代転化したるものなり。)此の時、「(アマ)(テル)(ヒ)大神」は、将来日の本の皇統継承の象徴たるべきものとして、天璽(てんじ)ひひいろがね(〇〇〇〇〇〇) (は) 玉(宝球の玉)―を天より降し給えり。此の (は) 玉が天より降りし場所は、現今に於ける越中国婦負(ネイ)郡神明村字公郷(久郷(グク))にして、其の降りたるを最初に発見せるは、久延毘古(クエヒコ)[山田曽富騰(そぼと)](山田の案山子(かかし))と云う者なり。(けだ)し此の金属は隕石の如く光芒(こうぼう)(ひ)きつつ落下し来れるものにして、神明(カミアカリ)の名は之に出づ。

 天皇は、「(アマ)(テル)()大神」以下燿身(カガリミ)駛身(カケリミ)界・諸神霊を地上に勧請(かんじょう(写し鎮む)し奉りて、之を

 天神(アマツカミ)人祖(クニツカミ)一神宮(ハジメタマシヒタマヤ)

と称し奉れり。天皇の御即位百六十一年三月二十一日、親しく詔して、

 『(アマ)(テル)(ヒ)大神の御神勅により、天祖天神(アマツカミ)より降し給わりし宝玉、ひひいろがね(〇〇〇〇〇〇) (は) 玉を以て作る品品(クサグサ)神宝(カンダカラ)こそ、天下一人「(アマ)(テル)(ヒ)大神」の皇子孫々、カンツカサ(神主)・アメマツリ(天職)・クニマツリ(国政)・スミラミコト(天皇)の神宝(カンダカラ)にして、此の神宝(カンダカラ)を承くる者こそ、一人天皇の神皇ぞと定む』 と宣はらせられたり。即ち、「(アマ)(テル)(ヒ)大神」の神勅によりて、将来皇位継承の神宝(カンダカラ)にして金属を以て作らるるものは、必ず此のひひいろがね(〇〇〇〇〇〇)たる事に神定され、従て、爾後製作ありし十種(トクサ)神宝(カンダカラ)三種の神器(〇〇〇〇〇)等のうち、金属のものは悉く此の金属を以て作製せらる。

 天皇は、皇子に夫々(それぞれ)人類一般の生活に必要なる衣食住の道を研究せしめられ、其の研究の結果を漸次臣下及び其の子孫等に伝授せしめられたり。又天皇は、日本島の各地に是等の諸皇子を派遣され、各各其の赴きたる地に住居を命じ、其処に住居し給う(たまう)皇子の名を以て(〇〇〇〇〇〇〇)其の土地の国名となし(〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇)給えり。是れ日の本に於ける諸国の名称の※濫觴(ランショウ)にして即ち左の如し。

(※ 濫觴(ランショウ)……ものごとのはじまり)

 ()て、其の当時日本島は、上述の如く、北は樺太・北海道より、南はフィリッピン島に及び、此の東北より西南にかけて点在する長き島嶼(とうしょ)が『い』の国、即ち日本[天国(アメクニ)天皇国(スミラミコトクニ)]にして、此の以外の土地を万国(トコヨクニ)、即ち『ろ』の国と云ふ。此の日本の各地に、天皇の皇族及びそれより分れたる人々を派遣し、其の土地の支配者として住居を命じ給いたるものなり。

 斯くて、様々に天皇御経営ありし結果、日の本の人口は、皇族及び其の臣下より(わか)れて、漸次増大し行きたりしが、此の国民相互の意思疎通の為、天皇の教へ給いし言語は、其の当時、神授によりて人類に伝えられたる五十一音・七十五声にして、現今の日本人が語る所と全く同一のものたり。また天皇は、「(アメ)()(ヨロズ)(コト)(フミ)(ツクリ)(ノシ)命」に命じ給い、万物に名称を附与し、其の形を(もと)として形仮名を作らしめられ、又世界万国(トコヨクニ)の地図を作成せしめられ、十六方位を定めて、先づ方位の名を各国名となし給う。

 天皇の皇子女のうちに、日の本の人種とは其の皮膚の色を異にする者生ぜり。即ち、黄色(〇〇)青色(〇〇)白色(〇〇)黒色(〇〇)赤色(〇〇)五色人(イロヒト)にして、是等の皇子女を、世界万国(〇〇〇〇)に於ける五色人(イロヒト)の鼻祖(いろびとおや)と云う。天皇は此の鼻祖(いろびとおや)より生れし子孫を漸次各外国に派遣して定住を命じ給えり。是れ世界(〇〇)万国(〇〇)に於ける各人種の祖なり。此の五色人(イロヒト)の祖及び其の子孫の身魂は、最初育成・化成によりて創造されし五十五祖の御魂が燿身(カガリミ)界・駛身(カケリミ)界の神々の身魂を直接に受け継ぎたると異り、其の神々の従臣等の身魂の分派を以て、身魂とせしめられたり。此のうち、(クワウ)人(キビト)種とは、支那及び沿海州等に住居する人種にして、日本人の黄色とはその意味を異にし、日本人は(ワウ)人と書きて之をひびと(〇〇〇)と読み、五十五の人祖(クニツカミ)より審殖したるものにして、(クワウ)人(キビト)種とは五色人(イロヒト)種の黄色人より蕃殖せしものにして、全く其の根源を異にす。

 『ろ』の国即ち万国(トコヨクニ)の各地方に於ける五色人(イロヒト)種の分布の概要は、左の如し。

 斯の如くして、皇統第一代天皇の御代に於ては、万般の御経営着々と進捗しつゝありて、人類界最初の政治は円満完全に行われ、長く御治世続きたる後、天皇は、フクミミフジ山(富士山)より神幽(カミサ)り給えり。

 

 

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