私は今日で満七十歳になりますが、この「七」という数字は「完成」の意味です。「成る」という意味です。つまり結んで廻る、ですから伊都能売です。廻るという事は左進右退の活動が起る事です。数字から言うとそういう訳です。それでキリストが言われた〝造物主が六日間で世界を造って七日目に完成して一休みする、そのために七日目を日曜日という事になった〟という言い伝えになってますが、それはそのとおりで「七」という数はそういう意味です。ですからミロク、五六七という事も、火水土という訳で非常に結構です。それで「八」で開くのです。ですからこれからはいよいよ発展の時期に入るわけです。ですから京都の方も来年からボツボツ取かかるわけですが、やはり京都は「七」ですからして丁度そういう事になるわけです。それで五六七の合計は十八になりますから、それでこれもミロクの数字です。十八という数も結んで開くという数です。
それからこれは来年のことですが、それは正月にお話しますが、二十八というのは大変いい数字です。来年の事を言うと鬼が笑うといけないから、今日はよします。それで今一番知りたいと思っている事は、信者さんばかりでなく世界中の人達がそうですが、これからの戦争に対する予言の様な事になってますが、宗教家でありながら軍事的の事を言った人は、今迄におそらく私くらいでしょう。私は何でも屋ですから何でも説きますが、これもおそらく世界中のどんな軍事専門家でも、ここまでは気が付かないだろうと思います。その事を今読ませてみます。文中に来年と書いてあるのは、これは正月号の「栄光」に出すからです。
御論文〔世界夢物語〕 【註 栄光一八九号】
世界夢物語
(栄光一八八号)
私は宗教家であり乍ら、軍事に関した事をかいてみようと思うのであるが、何しろ夢物語だからそのつもりで読んで貰いたい。勿論逆夢にはなりっこないが、どの程度まで正夢になるか、これは今後の実際に徴して分るであろうから、一応の参考として貰えば幸甚である。それは、現在に於ける世界の情勢である。言う迄もなく凡ゆる問題中、最も重大なるものとしては、何といっても朝鮮問題であろう。何しろ二十五年六月二十五日から始って二年半に及んだ今日でも、まだ何等解決の曙光さえ見られず、依然たる膠着状態のままであるからである。なおその間にも休戦交渉は幾度となく蒸返されていながら、聊かも進展の色なく依然たるものである。処で今回当選したアイク次期大統領であるが、氏は外交交渉では到底見込はなく、実力以外解決不可能であるとし、先日朝鮮へ飛び、現地の状況を親しく視察をして帰ったのは周知の通りである。そうして帰国後マッカーサー元帥を招致し、ダレス氏も交えて会談二時間に及んだそうだが、勿論その内容は極秘にされているから知る由もないが、私には大体分ったような気がする。
これに就いて思い起す事は、一昨年マ元帥が突如大統領から解任を受け、心ならずも帰国の余儀なきに立至った際、私は非常に残念に思い、みんなにも話した事がある。それは当時北鮮軍は敗北の結果、鴨緑江近く迄追詰められたので、元帥はここぞとばかり中国の沿岸封鎖、満州爆撃の作戦を提言し、一挙に敵を打倒しようとした事で、この作戦こそ最も機を得たものと思って私は賞めた位であった。処が右の如く惜しくもその機会を逸した為、その後はアノのような不透明な戦局となってしまったので、丁度蛇の生殺しにした様なものである。それが今度のア元帥の決意の因ともなったのであるから、結局に於て時を遅らし、敵の立直りに都合よくしたようなもので、その為一年前よりズッと骨が折れる事になったに違いない。
そうして今回両元帥の会見となったのも、ア元帥が当時のマ元帥の作戦計画に、大いに共鳴する処あったからでもあろうが、それはそれとして、種々の情報の内最も重要な点は戦線不拡大を条件として、敵に打撃を与え、戦局収拾の目鼻をつけようとの国連軍の意図である。だがその通りに果して成功すればいいが、これは大いに疑問である。それをこれから説明してみるが、判り易くする為に先ず三段に分けてみよう。
先ず第一段は右のごとき戦略を実行するとして、現在二百二十粁に亘る戦線をして、最も括れた点が百粁ということであるから、その線まで進出する戦略らしい。だがこれが容易な業ではあるまい。というのは、敵も一年余りに渉って相当の準備も出来ているであろうから、成程最初は国連軍が今迄とは異った、積極的に出る以上、相当の進出はするとしても、進むに従い味方は漸次遠くなり、補給その他の点で不利となるに反し、敵の方は有利になる以上、或地点迄で一進一退の戦況を辿ることになろう。然も戦線拡大は制限がある以上、思うようにならない困難もある。
玆で他の面に就いてもいってみたい事は、ア元帥これからの計画である。それは実力行使に当っては、出来るだけ国連軍以外の力を利用する方針のようである。その為韓国軍の猛訓練は勿論、蒋介石軍の出撃をも考慮するであろう。近くマ元帥の台湾行が報ぜられているのもその為であろうし、又日本軍および比律賓軍を予備として万一に備える意図もあるようだから、何れは日本政府の了解を求めて来ることも考えられる。それらを予想して、政府も本年から保安隊の大増強と訓練は勿論、武器生産も大馬力をかけることになり、それと共に政府は政治上、思想上、反国家的分子の取締りも大いに強化するに違いないから、赤化運動も影を潜めるであろう。といったようにア元帥の肚の中は、事情の許す限り亜細亜各民族協力の下に敵を打倒し、解決する方策である。としたら、それら準備にもいくら急いでも半年や一年位はかかるとみねばなるまいから、国民はそのつもりで覚悟を決めてよかろう。
そうして初めにかいたような戦略が成功したとしても、恐らくそれで解決とはなるまい。というのは矢張膠着状態になるであろうからで、玆に到って当然第二段の作戦に移らざるを得なくなる。それは満鮮国境に向っての突破作戦である。つまり北鮮の満州寄りに溝を作ることである。勿論これには優秀なる兵力を集中し、爆撃と地上兵器を以て最大限の突撃作戦である。そうしてこれが成功すれば玆に中共と北鮮との連絡は遮断され、北鮮軍は孤立状態になるから、玆に於て国連軍は南北朝鮮を合併させ、一丸となって満州へ後退した中共軍と相対峙し、睨み合いになると共に、予て機を窺っていた蒋介石軍は猛然と本土侵入の挙に出るから、玆に敵は、北は連合軍、東は国府軍、空からは爆弾の雨という様に、三面攻撃を受けるのみか、沿岸封鎖も手伝って、流石の中共軍もついに兜を脱がざるを得なくなり、玆に講和条約締結となるのは勿論、日本の敗戦時と同様蒋介石か又は幕僚中の然るべき人物を起用して首班とし、中国全土に民主政治が施かれ、一段落となる。以上の如き経路は余りに具体的なので、変に思うかも知れないが、実際は多少の迂(紆?)余曲折もあり、時機の早い遅いもあるであろうが、大体はそのような経路を辿ることと予想されるのである。
玆でソ連に就てもかかねばならないが、以上の如く中共が降伏に到る迄、恐らくソ連は戦争に介入しないであろう。成程或時期までは兵器や経済力の応援は極力するであろうが、それ以上には出でまいと思う。何となれば現在の軍備は、まだアメリカを相手とする程にはなっていないばかりか、若し勝敗のつかぬまま膠着状態にでもなるとしたら、鉄のカーテン内の国々は背を向ける危険もあるからである。としたらこの点は先ず安心出来るが、そうかといって中共降伏で戦争終結になるとは思えない。問題は寧ろこれからで、愈々世界の檜舞台上龍虎相争う大活劇の幕は切って落されるであろうからである。
これが第三段の開幕であるが、これこそソ連最後の切札であって、これに対する準備は大体出来ている筈である。尤もヨーロッパ各国も米国もその予想の下に軍備を進めてはいるが、まだ其処まで分っていないとみえて、生温いこと夥しいから、その時になって大いに周章狼狽するであろう。私はこの点に就いても詳しくかきたいが、神様はまだ御許しにならないから致し方ないが、何れ詳細知らせる時が来る筈である。
次にこれだけは言えるからかいてみるが、最後に到って世界は狂乱怒涛の真只中に捲込まれるであろうが、そうなっても日本は割合苦難が少くて済むことになっている。併しこれは比較上の話で、日本も或程度の脅威を受け、難局に直面する場合もあるから、今からその覚悟はしておく必要がある。そうしてこの第三次戦争ともいうべき大禍乱が済んでから後の世界はどうなるかというと、これも私はよく分っているが、結果からいえば世界は夢想だもしなかった程の一大変貌と共に、光明輝く地上天国の第一段階に入るのである。これこそ既定の神の大経綸であって、信ずると信ぜざるとに拘らず絶対であるから、そのつもりでいて貰いたい。なお最後に附け加えたいことは、その時全人類は本教を伏し拝み、歓天喜地、手の舞足の踏む処を知らざる場面が現出するのは勿論である。
今読んだ様な工合ですが、この中にある最後の三段階というのが大変なのです。しかしまだ詳しくは言えません。それからもう一つは、来年からは再軍備が良いとか悪いとか、どうだこうだ、という事を言う人は全然無くなってしまいます。いよいよ朝鮮に向ってアメリカ軍が攻撃を始めるとだんだん戦争が大きくなりますから、日本だってなまぬるい事は言っておられなくなります。その代りアメリカは日本にも金を貸しましょう。そうして今読んだとおり一番肝腎な事は、これからいろんな事が出ますが、日本が一番運がいいのです。ですからその点は割合に心配はありません。けれどもその代り病気の災厄が出ます。その点は或いは日本が一番酷いかも知れません。しかし救世教信者はその点は一番安心です。今、家を出がけにラジオを聞きましたが、今年は冬でも赤痢が非常に出て、現在一日に千三百人出ているそうです。そういうわけで、来年はもっと増えます。結局世界的の大浄化ですから、戦争も病気もいろいろの天災地変もだんだん酷くなって来ます。そうしてすっかり掃除をしなければならないのです。それからいずれ中国も、民主政治が施かれますから、そうすると信教の自由になるから、そうなるとこっちも大いに中国全土に宣伝して、そうして救世教信者がたくさんできるわけです。それからアメリカの方は来年から着着とやって行きます。
それでこの浄化についてアメリカ、ソ連は最後に与えられることになりますが、ヨーロッパの国も、国によって相当違いがあります。その国によって罪穢れの多い少ないがありますし、それから本当の浄化が行われている国とそうでない国があります。それでドイツの様に酷い浄化をされた国はそれだけ救われるわけです。それから昼間の世界になるについて、日本は一番先に昼間になるわけですから、この間の戦争の時爆撃や何かで……原子爆弾も日本が初めですが……日本が一番先に大浄化が行われたのです。大浄化と言うが、戦争による大浄化です。ですから今度はその点では日本は割合に少ないのです。脅威を受けるくらいなもので、実際上の戦火はほとんど無くて済むかも知れません。ですからそういった浄化の起ってない国ほど酷いわけです。といってもヨーロッパでも、フランスあたりは今迄人の殺し方が少ないから……あそこはナポレオンまでで、その後はそういった戦争による罪は犯してないから……割合に少ないのです。ところが英国は長い間他の弱小国から随分富を取上げましたから相当罪は溜っているわけです。他にもいろいろありますが、いずれその点についてははっきり分る様に話します。
なにしろ来年から一歩一歩そういったような段階にはいるわけです。とに角大変な時代になるわけです。けれどもそれは破壊される方がそうなるので、救世教は建設の方で反対になるわけですから、救世教が発展するほど世界的にガタガタして来るわけです。これは別に私がそうするわけでなくて、神様がやっているのですから、私が止め様と思っても無駄なのです。ただ建設も、よい世界を造るのですから、外がどんなにいろいろになってもこっちは大威張りでやれます。
それからもう一つは、浄化が強くなりますから、いよいよ病気は医学では駄目だという時代がごく近寄って来たわけです。最近よく聞く話は、お医者が大分関心を持って来たのです。今月二十九日とかに鳥取県の浜村の医師会で座談会を開いて、救世教の病気なおしについて聞きたいという様な話があるし、それから大阪の赤十字病院の副院長が熱心な研究をしているそうです。その外にもいろいろ聞いてますが、そういう様でお医者さんも大分首をひねって来た様です。そこにもっていって、新春そうそう「アメリカを救う」という本も出ますから、ジリジリと医学革命のそれが始まっていくわけです。ところがそれだけは大変結構ですが、助かった人はいいですが、そうでなく悪い影響を受けるという人達も沢山できますから、そういう点においもて神様はなかなか深い方法をとられているのです。これは詳しく話しようと思いますが、二十五、六、七の時にそれについて話をする必要があるので、その時話します。それで発展する上において、そのやり方が慢(漫?)然といい気持でお調子にのる事がいけないので、そういった様なやり方考え方という事をお話しするつもりです。そうして、正月は、今お話したり読んだりした事をもう一層詳しくお話しするつもりです。今日はこれだけの話にしておきます。
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