二月五日(立春祭御教え)

 本当は昨日が立春なのですが、フラフラとして一日延びてしまったのです。そうしてみると、昨日のお天気は非常に変なお天気で、今日の方がずっとお天気が良いのですが、やはり神様が延ばしてあるのだと思います。べつに意味もなく、去年も五日だったものですから、今年もそういう様に決まった様な気持になったのです。

 この立春祭について、神様はお祝をされるために、多賀さんの奥さんに憑って言われた言葉を、一々記録したのがありますから、今読ませます。

 (御報告書〔神々の立春祭の御祝辞〕)

 これはお米の事ですが、毎年朝日新聞社で、米の多作の日本一を決めるのですが、一日の朝日新聞に発表がありました。今年の一番の人は香川県の大川義則という人で、六石一斗三升二合というのです。俵にすると、十五俵一斗三升二合になります。ところが、昨日自然栽培の報告が来ましたが、これは岐阜県の伊野という人で、約十八俵くらい穫ったというのです。これは座談会の形式で報告が来てますが、はっきりと調べてなかったのは残念です。来年は是非朝日に出品する様に言いましたが、とに角断然素晴しいものではあります。私は「五ヵ年で五割増産」という事を書きましたが、これはごく内輪(うちわ)に書いたのです。本当言うともっと増産できるのです。今の倍は確かです。しかしあんまりそういう事を言うと、かえって信じないですから、信じそうな程度に五割としたのです。ですから本当に肥毒が無くなると倍は穫れます。というのは、肥毒が無くなると稲に枝が出るのです。今度もそういう報告が大分ある様です。まあ、穂に穂が出るのです。だから枝が出るとすると、幾らでも増えるわけですから大変な成績になります。

 病貧争絶無の世界ですからして、病気は浄霊で必ずなおりますし、貧乏の一番の(もと)は農民ですから、農民は肥料代がいらなくなって、沢山出来れば、いやでも貧乏は無くなります。それから争いですが、これは達者になって懐があたたかになれば、家庭の争いは無くなります。家庭の争いが無くなれば、社会の争いも無くなります。しかし国と国との戦争はまだ容易には無くなりません。そこで戦争が無くなるという事は、これは昔の世界と違って、今はソ連とアメリカとの二大陣営の対立です。だからソ連とアメリカの対立が無くなってしまえば世界の戦争の心配は無くなってしまいます。今の世界の情勢というのは、相撲なら横綱同志(同士?)の取組みです。それが済めば戦争はおしまいです。今はそこに来てます。そこで米・ソの戦いが第三次戦争です。一日一日それに近寄っているのです。新年号に「世界夢物語」を出しましたが、大体あの線に乗って動きつつあるわけです。アイゼンハウアーが大統領になってからいろんな手を打ち始めましたが、大体あの「世界夢物語」に書いたとおりの線にだんだん乗りつつあります。

 それについて、最近フランスに二年滞在していた洋画家の佐野繁次郎という人で、この人はパッとはしないが、なかなか実力を持っている人です。その人が十日ばかり前に帰朝して来て、私とは懇意にしているので二、三日前に来たのです。それでいろいろ話を聞いてみると、やはり大体私が想像していたのと同じ様ですが、その外にちょっと変った面白い話があるので、それを話します。

 一番意外に思った事は、フランスもイギリスも、国家意識というものが非常に無くなってしまったのです。それで将来何処の国の支配になるか分らない……という事はソ連ですが、そうなるかも知れないから、その時の用意をしなければならないというので、国民はその準備をしているのだそうです。それは何かというと、(きん)を貯蔵するのです。英・仏の国民は今盛んに金を貯蔵しているのだそうです。それでその貯蔵するのに、金の針金にしているそうです。金塊では分けるのに手数がかかるから、針金だとわけはないから、細いのや太いのといろいろあるそうです。お金が一寸でもたまると金の針金を買ってとっておくのだそうです。ですからソ連の属国になるかも分らないという予想はしているのです。だからどこまでも刃向って国を守るという意識は非常に薄くなっているのです。だからアメリカの方で、軍備を大いに充実しなければならないと言って、(かね)を貸したりして騒いでも、さっぱり気がのらないのです。それで今ダレス国務長官がフランスに行ってますが、これはうんとあおって、大いに軍備を充実させ様というわけですが、なにしろ、国民がそういう様で、何と言うか、とに角弱ってしまっているのです。そういう状態で、イギリスなども非常に食物が足りないと、新聞などによく出ているから知っているでしょうが、卵でも、一週間に何個と決められているくらいです。それで私は聞いてみたのです。とに角イギリスはあれだけの土地があるのだから、一寸でも空地(あきち)があるだろうから、どんどん畑にして作ったらいいだろうと言うと、それが不思議だと言うのです。イギリスの国民は長い間食糧を輸入していたので、自分で作るという事は全然しないのだそうです。だから日本人なら、それこそ戦時中の様にネコの額の様な所に種をまいて作りますが、そういう事はしないそうです。というのは、これは私の説にあるとおり弱ってしまっているのです。それは何故弱ったかというと、根本は種痘です。種痘のためにだんだん弱って来たのです。その外には、勿論医学で薬を飲ませるために弱ったのです。だから種痘が遅かった国だけはどうやら活気があるのです。そこでソ連とアメリカは種痘が遅かったので割に活気があるわけです。それでアメリカもこれから進んでいくと、英・仏の様になるから、そうなったら大変です。そこで世界制覇を目的とする邪神の赤龍黒龍という連中は、世界に勢力を張っている民族をできるだけ弱らせて、最後に武力をもってやっつけてしまい、世界を自分のものにするという事を、二千数百年前から計画を立てているのです。そしてそのとおりになって来つつあります。英・仏が駄目になり、米国もおそらく一世紀たたないうちに弱るでしょう。そうして共産主義の方の国民は労働をうんとやって、労働によって体を鍛えて、それに武器をあてがってやればいいのです。その一歩手前に来ているわけです。それで私が「アメリカを救う」という本を出した根本はそこにあります。そこでその手段というのが薬をのませる事です。薬でなく毒をのませて弱らせているのです。そこで〝薬は非常に効き、病気をなおすものだ〟という様に巧妙に瞞ましたのです。注射とか、手術というのは、みんな邪神の巧妙な計画なのです。日本もそのお相伴(しょうばん)をして、今盛んに弱らせられている現状です。これが九分九厘です。九分九厘まで文化民族を瞞ましてしまったのです。それで私が医学の革命という事を始めたのは一厘の仕組です。この九分九厘と一厘という言葉は、それが根本なのです。そうして目覚めさせるというわけです。今私が書いているのは「医学革命の書」というのです。これは微に入り細に亘って徹底して書きます。病気、健康、医学という事について、どうしても分らなければならないという様に書いてあります。これを読んだら、おそらくどんな人でも分らないわけにはいかないと思います。これも英文にしてアメリカやヨーロッパに全部配るつもりです。これは人類から病が無くなるまでの聖書の様なものになるわけです。そういうわけで医学革命というものは、そういう様に非常に深い意味があるのです。

 もう一つ佐野さんの話で、これは私は知らなかったのですが、カトリックの勢力は大変なものだそうです。今スターリンが一番弱っているのはカトリックなのです。どういう事情で弱っているかというと、各国の芸術家の偉いのが居ります。音楽家の偉いのとか、画家の偉いのとか、文学者の偉いのをスターリンが引張ろうとするのです。それで随分高い金を払うのですが、カトリックの方はローマのヴァチカン宮殿に居るピオ十二世の方で、そういう偉い芸術家を自分の方にとるのです。ところがピオ十二世の方では大変な金を出すので、到底スターリンの方はかなわないのです。そうかと言って、共産主義の方で宗教をやっつけるという事はできないのです。宗教ぐらい根強いものはないという事は知っているのです。それはそうでしょう。ソ連邦が出来た時に、最初はキリスト教などを弾圧して、戸を閉めてはいらない様にしたのです。ところがクリスチャンがどこからともなくはいって集まってしまうのです。どんな事をしてもとても追付かないので、何年かたってからキリスト教を許しましたが、さすがのスターリンも宗教にはかなわないのです。カトリックの勢力というものは、聞いてみると大変なものなのです。ヨーロッパの何の国の国民にも実にしみ込んでいるそうです。それでアメリカなどの金持でも、やはりカトリックが非常に多いそうです。ですから世界のキリスト教信者があげる金というものは何億くらいあるか分らないそうです。だからその金が使い切れなくて弱っているくらいだそうです。そこでアジアなどにも、中国の北方でなく南の方にはカトリックがなかなかしみ込んでいます。それからアフリカ方面もカトリックは随分しみ込んでいるそうです。だから私の方で今度アメリカに樋口さんが行かれる事になってますが、結局妨害するとすれば、やはりカトリックです。宗教ですから戦うわけにはいかないが、そこで神様がうまくやられます。カトリックの信者が救世教の信者になるという様な事になるわけですが、そんな事をしていてはとても年限がかかって、世界人類を救うというのに間に合いませんから、そこで神様はうまい手を打つのです。それで大体キリスト教の方では、将来贋キリストが出るから注意しなければならないという事を、聖書にも書いてありますし、あっちの牧師というのはそれを一番注意してます。しかし贋キリストの注意をしているかわりに、再臨のキリストという事も言っているのです。だから贋キリストが出る代りに本物のキリストが出るという事も言われてます。そこでだんだんやっているうちに、これは本物のキリストだという事になれば、カトリックでも一ぺんにみんなこっちに来てしまいます。神様の方にはそういう仕組があります。まあ時期の問題です。その先の事も分ってますが、まだ言うわけにはいきません。

 とに角今言った様にヨーロッパが非常に弱ってますから、ソ連がうんとやればヨーロッパを占領するのは朝メシ前です。全然正義はないのです。そのためにいくらアメリカで尻を叩いてもなかなか動かないのです。それでアメリカはそれに一番弱っているのです。そこで今度の台湾の解放なども、イギリスは非常に反対してますが、これはアジアだけで戦争をさせておいて、ヨーロッパに戦争を及ぼさない様にというので、どこまでも安きを望んでいるわけです。それがそういう様に何時までもいくかというと、そういう様にイギリスがヘッピリ腰のために、ソ連にヨシと狙われるわけです。ですからスターリンの肚というのは、或る時期が来たら一挙にヨーロッパをやっつけてしまおうという準備をしているに違いないです。それで狙い所は、何と言ってもイギリスです。イギリスを占領する事を目標にしているのです。ですからどういう事になるかというと、これからアイゼンハウアーが朝鮮問題を解決しますが、そこで又面白いのは、朝鮮問題を解決するにも、戦線を拡げない主義でやるという事がナンセンスです。つまり北鮮をやっつけるという事は中共をやっつけなければならないので、北鮮だけという事は駄目です。そこで中共をやっつけるという事は支那全土を攻撃しなければならないのです。そうすると戦線を拡げないで中共をやっつけるという事とは両立しません。ですからこれに対して、イギリスなどが戦線を拡げない様にとアメリカに泣きついてますが、その意気地がないと言うか、先が見えないと言うか、あれだけのイギリスが実に情ないくらいです。そこで中共をすっかりやっつけるまではアメリカも大変な消耗をしますから、さすがのアメリカも一時は力が余程弱るという事になりますが、スターリンはそこを狙っているのです。そうしてヨーロッパにかかると、アメリカはそれを助け様と思っても力が足りないから、どうしてもヨーロッパはやられてしまうという事になります。スターリンの肚というのはそこを狙っているのです。そうかと言って中共に、今までのトルーマンの様な封じ込み戦術をやっていては、ソ連の方は、人為的資源は中共にうんとあるから、ほとんど一兵も損じないで、ただ武器だけをやっていればていいのです。そこで気長にやられると、アメリカの方はどんどん消耗しますから、何時までやっていても片が付かないし、それではアメリカの方が損ですから、そこでどうしても一ぺんに解決しなければならないというのがアイゼンハウアーの真の目的です。だからどうしてもアイゼンハウアー式でやらなければならないのです。今までのトルーマン式では仕様がありません。それでアメリカの国民もしびれを切らして、一つうんとやっつけて貰おうというわけです。そこでうんとやっつければヨーロッパの方がお留守になりますから、そこをソ連は狙いますから、アメリカとしても大変な局面にぶつかっていくわけです。

 今のは普通の解釈ですが、神様の方はどうだというと、これは何時も言うとおり、いよいよ地上天国をつくるについて、世界の穢れた所はできるだけ掃除をしなければならないというために、まず米・ソを戦わして大掃除をしなければならないのです。その大掃除の始まりが今年からなのです。だから大変な時代になるわけです。大掃除というのはぶち怖しですから、そこで世界はとに角破壊作業が始まるというわけです。それから救世教の方は建設が始まるのです。ですから、メシヤ会館がこれから出来るという事は建設の第一歩です。何時も言うとおり、箱根は霊界ですから、現界への響きはあんまりないのです。熱海は現界の型になりますから、メシヤ会館が出来るという事は、破壊と創造の、創造の方がこれから出来ていくわけです。そうすると世界の方は破壊が始まるというわけです。破壊と創造が同時に行われるという事を、私は前から言ってますが、そういうわけです。それで今言った様に考えると、要するに神様の方の経綸から言うと、これから随分大きな戦争になって、苦しむ国民や悲惨な場面があるでしょうが、これもやむを得ません。

 今の話は戦争の方ですが、今度は病気の方もだんだん浄化が強くなります。今度の栄光に「大恐怖時代来らん」という論文を出しましたが、そういう場面が出て来ます。だからこの方は又別で、だんだん浄化が強くなるという事と、だんだんなおりが良くなる、つまり浄霊がだんだん強く効くという事になりますから、そこで医学の方の固め療法はだんだん固まらなくなるという事になります。二、三日前の新聞にペニシリンは効かなくなったという事が出てましたが、この事については今度の栄光に出します。しかしこれもおかしいのです。若し効くものなら、十年前に効いたものなら今でも同じに効かなければならないのです。それが効かなくなったのです。その医学的解釈の方はどう書いてあるかというと〝黴菌が非常に強くなった〟と書いてあります。前には死んだものが、なかなか死ななくなった、強力になったというのです。これがおかしいのです。黴菌が五年や十年で強くなるという事は、どういう事かと言いたくなります。ですから浄化が強くなったという事は知らないのです。ペニシリンがそういう様ですが、今度はオーレオマイシン、テラマイシン、パスとかいうものが効かなくなります。効かなくなるという事は、固まらなくなるのです。固める力が弱くなるのです。だから薬ではもう固まらないという事です。というのは霊界の火素がだんだん増えて、溶かす力の方が強くなったから固まらなくなったというわけです。そこで固めるのは毒ですから、ますます薬を強くするというわけです。そうすると今度は、お医者の方で薬や注射をやるとコロッと死んでしまうという事になります。これは固める方が溶かす方より強くなるからです。この問題も大変なものです。これは日本が一番先です。というのは東方の光は日本から出るから、火素は日本が先に強くなるから、そういう浄化力は日本が一番強いのです。そうなると浄霊はもっと効く様になります。それはあなた方はよく分っているでしょうが、去年よりも今年、先月よりも今月と、ずっとなおる様になってます。だからもう一息すると、それこそお医者は、これはもう駄目だとサジを投げます。だから今本を出したりいろいろしているのはその準備の様なものです。〝本当はこれだ〟という事を言っても、今のうちは〝何言ってやがる、変な事を言う〟と言うくらいですが、いよいよお医者さんがやってみてもうまくいかないで逆になって来るから、〝これはやっぱり救世教の変な説が本当だ〟という事になります。ですからさっきお話した「医学革命の書」という事は、丁度それに当嵌まるわけです。その外の本としては、この次は「結核信仰療法」を出すつもりです。これは結核を徹底的に書いてあります。結核で困っている人は一番多いですから、これは一番いいと思います。その次は「救世教奇蹟集」というのを書いてますが、これは論文は大していりません。今まで出た非常に顕著な奇蹟を百集めます。これは病気ばかりでなく、その外の著しい奇蹟も集めます。とに角驚く様な奇蹟をもって発行するつもりです。そうしていろいろと、世界の変る事、それを分らせるべく本を出します。今度アメリカに支部が出来たら、あっちにも栄光の様な新聞的なものを発行しようと思ってます。その時に世界の動き……大体は戦争ですが、そういう様な事を、これからこうなるという事を出してアメリカ人に警告するつもりです。ですからこっちで、指図をするというわけにはいきませんが、ヒントを与えるというわけです。そういう様にヒントを与えるという事で、救世教は大変だという事になります。そういう様な計画があります。今いろんな話をしましたが、一口に言うと、いよいよ面白くなったと言いますか、いよいよ神様の経綸が表面的になって来るのです。今までは蔭からなのです。蔭という事は霊界の方のいろいろな動きです。今度はいよいよ現界の方の動きになりますから、目に見えていろいろな変化が見えて来ます。という事は非常に面白くもあるし、張合いもあります。今年にはなっても、まだやっと一月を過ぎたばかりですから大した事はないが、だんだん時期が進むに従って、いよいよ忙しくなるし、手に汗握るという事もあります。しかし今度は悪い方のではなくて、良い方ですから、その点は大いに期待していいわけです。

 

 

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