三月二十七日(春季大祭五日目)

 春の大祭は今日でおしまいになりますが、大体去年より三割くらい増えてます。これでまだ制限しているのだそうですから、普通ならもっとずっと多いわけです。この分で行けば来年はもっとずっと増えますから、そこであのメシヤ会館が丁度良いというわけになるので、神様のやられる事ですから、すべて調子良くうまく行くわけです。やり(そこな)いや予想に違うという事はないわけです。それで考えてみますと、とに角本当に宗教法人として大手をふって宗教をやれる様になったのは二十二年八月ですから、この八月で満六年になるわけです。今は五年数カ月、約五年半です。それで最初の二十二年八月当時は、信者というのは精々四、五百人ではなかったでしょうか。面会の時など、百人から二百人を越すと随分来たと言ってましたが、それから僅かの間に、とに角新宗教のうちでは断然王者たる様になったのです。これはひとり良がりでなく、世間がそういう様に見る様になったのです。なにしろ発展性の早い事は驚くべきものだと思います。しかしその間には、税問題とか一昨々年の問題と、いろいろな目にあいながら、それに屈せず、とに角発展しつつあるという事は驚異です。ですからああいう様な事がなかったら今頃はどんなに大きくなっているか分りません。あれで随分妨げにはなりましたが、しかしその代り締ったというか、根強くなったという事は、かえって将来には良いわけです。ただ棒の先の狸のアメみたいに、ふくれるばかりが良いのではないので、やはりしっかりと固まらなければならないのです。それは神様が良い工合にやられているのですから結構ですが、話をしてみればそういう様です。ですからすべてこれは何事でもそうですが、拡がるという事は、大きくなればなるほど非常に速度が早くなり、大きくなるのです。たとえてみれば百人が倍になると二百人で、百人増えただけですが、千人が倍になると千人増えた事になりますから、数字から言うと大変な違いになります。しかも昨年までは裁判問題がひっかかっていて、これは一つの黒雲みたいなものですから、雲がのかない限り太陽の光が鈍る様なもので、そういう雲が無くなれば光を思いきって照らしますから、発展の力が強いのです。ですからこれは目覚ましい発展期になると思います。

 最近ハワイに樋口さんが行ってやってますが、非常に成績が良いのです。面白い様に信者ができるので、むしろ一人では手が廻らずに弱っているくらいです。そうして大体ハワイの基礎を作って、五月にロスアンゼルスに行く予定です。あっちに行ったら、なにしろ又国が大きいですから、一、二年もたてばアメリカなどに相当に注目されるくらいに発展するだろうと思ってます。ですからアメリカ方面の場合は大いに希望を持てますが、こっちがやるのに都合の良い様にゴミ流しをしてくれるという事を待っているわけです。それで朝鮮の方もいずれ南北合併になりますが、そうなってからやるという準備は神様の方にはちゃんと出来ているのです。今発表する事はできないが、神様は実に行き届いたものです。ですから朝鮮は、やる気になると、とても早いのです。朝鮮全土に救世教が拡がるという事は、そう難かしくはないのです。これはその時になるとびっくりします。なるほど神様は深謀遠慮だという事が分ります。

 それから出版ですが、「アメリカを救う」は大分結果が良くて、まだ売れている様です。これは大体アメリカが目的ですが、日本は手近ですから、ついでといった様なわけでやっているのですが、成績は大分良いです。それで今度の「結核信仰療法」は「アメリカを救う」以上に売れるだろうと思います。これは救世教信者ができる上において、今に大変な力になると思います。なにしろ肺病は多いのですから、この人達がこっちに縋って来る様になると、それはとても大きな発展力になるわけです。それから「自然農法解説書」も近く出版になります。これは購読者たる農民は一番多いのですから、農民の数の一割が勝ったところで大変なものですから、何百万と売れるわけです。それで結局農家一軒に一冊という様になるまでにしたいと思ってます。これは全国的に支部でも出来て、そこで売る様になると随分買う人もあるだろうと思います。それで値段も五十円ですから、五十円というと子供のアメ玉でもそのくらいはしますから、普及力も非常なものでしょうと思います。それからその次に発行するのは「救世教奇蹟集」です。これは大体出来上がりましたが、すばらしいものです。おそらくこれを読んでじっとして居られる人はないくらいに驚異的なものです。論文も書きますが、奇蹟も今までに栄光に出たのを又読み直してみると、あまりに素晴らしいので全然新しい様に思われるのです。これは今までは新聞一枚に一つか二つ偶に出るくらいなものですが、その奇蹟を並べてみると実にびっくりするくらいのものです。それでこの本は勿論英文にして世界的に、ヨーロッパ方面にまで配布するつもりです。これを読んだらキリストの奇蹟というのは、実際ハナクソみたいなものです。ですからこれだけでも世界中の人達が驚いてじっとして居られないだろうと思います。「アメリカを救う」の英文は翻訳はすっかり出来てますが、出版は来月か再来月になりそうです。これはアメリカで大いに問題になるだろうと思ってます。勿論「結核信仰療法」も「自然農法解説書」もやはり英文にして世界的に配布するつもりです。こうなるとどうしても世界を相手にして仕事をするという形に自然になって来ました。よく調べてみるとヨーロッパ方面も英文で結構だそうです。何処の国でも英文なら大抵読めるそうですから、全部英文にするつもりです。

 それでだんだんやって行くと、宗教つまりキリスト教と対抗する様な形になって行くわけです。一番脅威を感ずるのはカトリックです。こっちが発展して来るに従って、これが大変だろうと思います。本元はローマ法王ですから、このローマ法王を押さえる方策と言いますか、それはこっちにありますから、最後に行ってローマ法王にうんとお辞儀をさせるつもりです。それはもう大丈夫です。なにしろ神様のやる事は早いです。早いと言っても二年や三年では駄目ですが、とに角十年以内には実現すると思ってます。そうでなかったら、私があんまり年を取ってしまっては間に合いませんから……。私は九十までは活動する予定ですから、まだ二十年はやりますが、その間に世界中を全部済度しなければならないわけです。そういう様で結局において、今までの宗教やキリスト教が拡がったという様な、そういうものとはまるっきり違うのです。つまり世界的の文化革命です。今までこれだけ発展して来た文化が、進歩発達したには違いないが本当の発展の仕方ではないのです。ですからこれの良い所だけをとって、悪い所を切り捨ててしまうというわけです。大ざっぱに言うとそういうわけです。話で言うと何でもない事ですが、切り捨てられる方は大変な騒ぎです。医学などは結局切り捨てられるより外にしようがないのです。そうかといって、人間を切り捨てるのではないので、医学という間違った学問を切り捨てて、本当の事を教えるというのですから、これは文化革命です。そしてこれは非常に大きなものです。今までいろいろな革命があったが、それは一部のものです。というのは、つまり夜の世界、夜の文化なのだから、行燈(あんどん)やローソクという物は邪魔だから()してしまうというわけです。そこで今度昼間の太陽が出て、世界人類にその光を恵むわけです。そうなると夜の文化はいやでも暗闇(くらやみ)に隠れたり、暗闇を利用して間違った事をやっていた事が駄目になります。つまり今までの文化はパンパンガールみたいなものです。昼間になると出られないのです。あれは夜の闇を利用して商売しているのです。それから泥坊といった様なもので、闇を利用してやるのです。そこで闇が無くなり、間違った事や変な事は少しもできないわけです。ごく分り易く言えばそういう様なものです。ですからこれは霊界がそういう様になるのですから、そう骨折らなくてもちゃんと出来てしまうのです。だから仕事は大きいが、楽で骨が折れないのです。むしろ楽しみ楽しみやれるのですから大変有難い事です。

 それについては、病気を無くし、自然農法によって主食を増産するという事以外に、だんだん政治、教育、経済、社会制度とか、生活上のいろいろな事についても革命的に書いて行くのです。それで病気の論文を私は書いてますが、その次にはそういった論説を書きます。政治にしても、政治というものは宗教と非常に密接な関係があるのです。いくら宗教で人を助け様と思っても、政治が悪かったら壊してしまいます。いくら病気のない犯罪者のない貧乏人のない世の中にしようとしても、政治が悪いとそれを壊してしまいます。実際上、今は壊しているのです。だから政治家は誰でも知ってますが、政治界というものは、特に日本のは酷いです。つまり自分の名誉とか党を良くしようとして、人民の事はまるで忘れているのです。最近の自由党の内輪(うちわ)もめでも、広川がどうとか、鳩山がどうとかと言って、国民には直接に何の関係もないのです。要するに国民は、そういう事はどっちでも良いので、良い政治をしてくれれば良いのです。ですからあの人達が自分というものを無くして、良い政治をするという事だけを頭においておけば、内紛というものはすぐ解決するのです。あれを見ていると丁度昔のヤクザと同じです。あいつの親分はどうとか、あの親分は金を集めるのがうまい、だからあれについて居れば間違いないというのです。丁度昔の、群馬県地方に居た国定忠次(治?)、大前田英五郎というのが、丁度今の政治家と同じ様に見えます。清水次郎長となると、ちょっと居ませんが、笹川繁蔵、飯岡助五郎となると居ります。ですからこういう面も大いにきれいにしなければならないのです。この間信者の、衆議院議員が三人と、参議院議員が一人と、幹部の人といろいろな話をした時に、教団も信者で代議士が三十人以上できれば私は政党を作ると言ったのです。そうしてその議員は決して悪い事や間違った事はしないのです。ですから選挙でも、本当の公明選挙です。これについては、今「公明選挙を笑う」という論文を書いてます。栄光に出すか、外の日刊新聞に出すかは分りませんが、とに角面白く書いてあります。公明選挙というのは看板だけでは何にもならないのです。誰も公明選挙をやる者がないのですから、これは希望だけのもので、実際に行われるものではないのです。何となれば了簡(りょうけん)料簡(りょうけん)?)方が間違っているからです。丁度ずるい奴の、スリか何かに対して神仏を拝ませる様なものです。形は手を合わせても、今度はどういう様にして懐から盗ってやろうかという事を考えているのです。本当に正直に言えばそんなものです。だから政治も、大いに浄化をしなければいけないのです。それには今言った様なやり方をして、党なら党というものは反対党という事は全然考えないで、外のどの政党でも、国民の利益になる立派な良い事を言ったら賛成する、私というものが少しもない政党を作る必要があると思います。そうなるとかえって大きな政党になります。何故と言えば、国民一般というものは今度の総選挙についても、誰でも誰かに投票したいと思ってますが、この人はと思う人は居ないのです。よく新聞などに〝この人はと思う立派な人に投票しろ〟と言いますが、では一体どの人が立派な人かという事は実際には分りません。おそらく新聞記者も分らないでしょう。実際立派な人という事が分らない証拠があります。それは町の中で名前を怒鳴ってますが、それは誰を投票してよいか分らないから、名前を数多く言うのです。それで誰でも〝分らないから誰でもいいや〟という事になるから、名前を沢山言ってあると覚えやすいから、それがはいるというわけです。偉い人でも名前を沢山言ってないと当選率が少ないのです。ですから名前を沢山言ってあるほど当選率が高いのです。それをみても、誰を投票して良いか分らないという国民の心理が良く出てます。あれをみると、名前を余計言う人が偉いという事になりますが、そんな事ではしようがありません。それでは演説会はとなるが、この演説会に人がはいらない事おびただしいのです。中には数人しかはいらないというのがあるそうです。又この忙がしい時に聞きに行くというのは、余程の暇人でなければ行きません。まあ隠居とかでなければ……。ですから政見を書いたパンフレットの様な物を配れば良いのですが、それすらやらないのです。ですから私も、投票しようとしてもどうしても棄権する事になります。誰を入れてよいか分りません。そこからみると、アメリカ、イギリスなどは政党は二つしかないのですから良いです。アメリカなら民主党に共和党、イギリスなら労働党に保守党です。そこで政見を発表しますから、あの政党はこういう政見を発表しているから、オレは気に入ったから、あれに入れ様となって、誰に入れても構わないのです。ところが日本は逆で、新聞などでは人物本位に投票しろと言ってますが、それは嘘です。それで党の政策を言って本当にやっているのは改進党ぐらいでしょう。とに角五大政策と言ってはっきりしてますが、外ははっきりしていないのです。社会党や自由党も政策を出してますが、二つにも三つにも分れているのですからしようがありません。そこで政策と言っても、ますます小党分離の様で、思いきった政策はできないのです。ですからフランスの様になります。フランスは可哀想なものです。昨日の新聞を見ても、それがために財政が困難になって、政府は破産しやしないかと言ってます。根本がそういう様ですから、日本でもどうしても二大政党にもって行くよりしようがありません。それでは日本は何故そうならないかと言うと、結局において人物が無いのです。多くの者を押さえるという人がないのです。吉田さんは相当長い間そういう様にやってましたが、大分盛りが過ぎたと見えて、それで馬鹿野郎という事になったのです。こうなると吉田さんは隠退するのが本当です。しかしまだ執着があって、何とかしようとやってますが、かえって余計悪くなります。ですから今度自由党が第二党になるとかすると、目もあてられない事になります。政治論の様になりましたが、昨日は教育の事を話しましたが、それはいずれ話すとしましょう。

 今年の美術館は四月二十一日に始める事になってます。これは箱根の宿屋とか電鉄が去年は六月からだったが、是非一月早くして貰いたいと頻りに頼むし、その外の方面でも是非早くして貰いたいという声もあるので、大分知れて来た様ですから、一般社会も今度始ったら行って見ようという人が大分多い様ですから、五月から始めます。そして去年と同じ物を並べるのは面白くないから、丁度今年あたりになってから西洋の美術品が非常にはいって来たのです。それは勿論私はそういう事は考えもしなかったのですが、神様がさせ様と思って、はいって来るのです。それはエジプト、ギリシャ、ペルシャ、インドという方面の美術品で、なかなか面白くて良い物もあります。それについて二、三日前に上野で光風会という油絵の展覧会をやってますが、この会は一番古いでしょう。私の方に、ギリシャで出来た石造りの弓を射っているのがありますが、それからエジプトの黒い壺で非常に良くて面白いのでありますが、その二つを是非参考品として貸してもらいたいと、その人が三度も頼みに来たそうですから、私は承知したのです。これは日本の画家はエジプト、ギリシャの物に非常に憧がれているのです。それを一室にあて様と思ってます。それから仏に関係した物でなかなか良い物がはいったのです。それもあんまりお寺美術みたいに仏臭い物ではなく、要するに美術的の仏像という物が大分入りましたから、そういう物を出すつもりです。そういう様で去年とは面目一新した物になるだろうと思います。それから六月からは浮世絵展をやります。今までにも方々で浮世絵展がありましたが、それよりも断然上の展覧会になります。又浮世絵も非常に良い物がはいってます。これは世間から相当に注目されて、非常に待っている人もあります。この間博物館ですっかり見てくれて、私の方にない物は博物館の方で貸すそうですから、非常に充実した物になると思います。浮世絵展は六月一日から始まりますから、信者さんの方は五月二十五、六、七日の時に先に見せる様にする予定です。それで浮世絵は日本に居る外人が大分希望しているのです。この間も英国の大使館の参事官をしているブルームというアメリカ人で、その方ではなかなかの研究家で有名な人ですが、この人がこれから大いに援助するという様な事を言ってましたが、今度は相当外国にも知れると思ってます。

 

 

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