六月二十六日

 今読ませるお蔭話は非常な奇蹟で、到底あり得べからざる事です。

 御論文〔超奇跡〕     【註 栄光二一八号】

超奇蹟

(栄光二一八号)

 今読んだとおりで、素晴らしい奇蹟です。陰茎の方は中頃くらいで切っても元通りになるものでこれは医学でも分ってますが、睾丸が元通りになるという事はどうしても分らない事です。ですから大奇蹟です。それで今もここに書いてありました執着ですが、この執着が非常な災をするのです。それについて考えましたが、死ぬような危険な病人に明白(あからさま)に〝あなたは駄目だ〟とはどうも言えないのです。それに、そう言ってガッカリさせてはいけないと思うのです。それで〝なるだけ気を丈夫に、悲観しないように〟と力をつけるのです。ところが実はこれはあべこべなのです。誰でも、生きたい死にたくない、と思うのは当り前ですが、それに対して〝あなたはもう駄目だ、覚悟をしなさい〟と言って、本人が死ぬ覚悟をすると、本当から言うとその方がかえって治るのです。これは今言う生の執着です。これば病人に限らず一切がそうなってます。例えてみれば、金に苦しんでいるとか、金に苦しんでいなくても、〝金が欲しい欲しい〟と思っている時には金がはいらないのです。それで〝もう金なんかどうでもよい〟と諦らめてからはいって来るものです。これは誰でも経験があるでしょう。〝こういう物が欲しい〟と思う時には来ないもので、〝もうどうでもよい〟と思うと来るものです。私もそういう経験は沢山あります。なにしろ二十年間借金で苦しんだのですが、その時には金が欲しくてしようがなかったのです。少しでも返さなければ差押えで危ぶないのです。その欲しいと思っていた時には不思議にはいらなかったのです。それで〝神様が何とかしてくれるから、そんな執着は捨てた方がよい〟と、昭和十六年から金の執着は捨ててしまったのです。それでもう金の心配はないという時になって、それからドンドン金がはいって来たのです。

 それから映画を見ると、この事がよく出てます。映画の脚本というのはほとんどそうです。即ち男の方が女に惚れて大騒ぎをして追いかけると女は逃げるのです。それで今度は女の方が大騒ぎをして男を追いかけると男が逃げるのです。これが映画の筋です。男に恋するが男は冷淡でいる。そうして何かのときに今度は男が大騒ぎをやって来ると、女の方は喜んで結合しそうなものですが、そうなると今度は女の方が逃げるのです。不思議なものです。それは今の執着で、逆効果なのです。

 私は二十八の時にチフスをやって、自分の体の様子でゆくともう助かるはずはないというので遺言しました。その時は小間物屋をやっていたので、〝オレが死んだらこういうようにしてくれ〟と前の家内によく遺言して、死ぬ覚悟をしたのです。ところが家が狭くて、若しか死んだ時に人が大勢来ると狭いので、死ぬなら病院で死んだ方がよいというので、近くに私立の内科病院があったので其処に頼んだところ、これはもう駄目だと断わられたのです。私立は官立と違って、死ぬ事が分っていて入院させて死なれると、病院の評判が悪くなるからというので断わられたのです。ところがその院長というのは、私の同業者の兄貴になるので、その方から頼んで、病院で死なしてもらいたいと頼んだところが、その義理で、〝では〟と承知したのです。それで当時は人力車の時代ですが私は衰弱して人力車に乗れないので、担架に乗せられて運ばれたのです。そうすると町をいろんな人が歩いてますが、これで町を見るのもおしまいだと思って、実際心細い話です。そうして入院して二、三日の間は大した違いはなかったのです。ところが肺炎だという診断だったので、肺炎ならこの薬を飲めば必ず治る、これで治らなかったらもう駄目だというので、その薬をのむと非常に苦しんで、その間夢現(ゆめうつつ)に墓場が見えるので、オレはもう死んで行くのだ、それで見えるのだと思ったのです。そうしたら、その明くる朝になったら係の医者が来て、院長は肺炎だと言うが、僕はチフスではないかと思うからチフスの試験をしてみようと思うと言って、発泡薬とって、膏薬を張って其処から水を取り、その水を試験したのです。そうしたらこれは肺炎ではない、立派なチフスだといのです。それでこれはチフスの手当をしなければならないということになったのです。ところがチフスに薬はないのです。強壮剤に葡萄酒をやって、牛乳とか肉汁をやるのです。それを飲まされてそれでだんだん良くなって治ったのです。それで今考えると、遺言して死ぬ覚悟をしたのですが、それがよかったのです。

 そういうようで、これからは、危ぶないという病人にはかって〝駄目だ、死ぬ覚悟をしなさい。神様はあなたに御用があれば助けて下さるし、御用がなければしようがない〟というように宣告した方がよいです。それで又家の人の執着も大変な災をするのです。〝助けたい助けたい〟という霊的の執着が邪魔します。神様の御守護によって助けるという事ですから、家の人が執着でそう思うと、その家の人の霊が本人に行って取り巻いたり、霊につながります。そこで神様の方と言っても正守護神ですが、正守護神が働けないのです。又特に家の中に反対者がある場合、医者にかかれ、かかれと言っても、かからないでいる。それで助かると自分の面目にかかわるから死ぬようにと思うから、これは余計強い妨害になります。ですからどっちも執着は妨害になります。だから病人をできるだけ忘れるのです。忘れるという事は、死んでもよいと言って葬式の考えでもした方がよいです。そうすると執着の霊がつかないから、そこで正守護神が充分に活動できます。ですから今言ったとおりに知らせるという事は非常によいのです。ですからそういう方針にした方がよいです。

 それからこの前も話したが結核の場合、病気は治ってゆくが、食欲がないとどうしても物を食べないから衰弱し、衰弱によって倒れるのです。しかも浄化は、熱が出ますから熱というのは体力を消耗します。熱が出れば痰が出るから睡眠もよくとれないというので非常に衰弱して、衰弱で倒れるのです。ですから一番よい事は食欲を大いに出させるのです。食欲を出させるには肩を柔らかくするのが一番です。ですから胃弱で食欲のない人は、胃を浄霊するより肩を浄霊する方が効果があります。それで気がつきましたが、私は昔偉い人を治療した事がありますが、最近よく知られている人で三人ばかり思い出したのです。郷古潔という前の三菱重工業の社長と、それからこの間大臣になった田子一民、それから前の内務大臣の後藤文夫という人、この三人を浄霊した事がありますが、三人とも揃いも揃って肩が実に柔らかいのです。大抵な人は肩には固まりがありますが、今言った人達はブヨブヨです。世の中で成功している人は肩が柔らかいと思いました。まだ他にもありましたが、今の三人は時の人で、一番よく分りますから話したのです。そういうようで柔らかい人に限って成功するというのは、肩の柔らかい人に限って健康なのです。つまり精力があるのです。此処に居る渋井さんは肩が柔らかいのです。ですから四、五年前の中風も余計順調に治ったのです。随分酷い病人でも肩の柔らかい病人は助かります。それから、それほどでなくても肩の固いのは駄目になります。大した病気でもないのに急に悪くなって駄目になるのがありますが、そういうのは必ず肩が固いのです。私は前に言った事がありますが、健康診断は他を調べる必要はない、肩をみて、肩の柔らかい固いで健康を決めれば一番間違いはない。と言った事がありますが、そういうようで肩というのは非常に重要なものです。では何故前からもっと強く言わなかったかというと、私は去年あたりばかに食欲が減って来た、これはきっと肩に違いないと思って、やっぱり私は肩が固いので、それから自分で肩を浄霊しているうちに、だんだん柔らかくなって、今はすっかりではないが、半分くらい柔らかくなって来たのです。それで食欲がドンドン増したのです。今は場合によると五割増しくらいの時もあります。それで自分で浄霊して、これは肩だという事がはっきりしたのです。ですからこれは大いにやらなければならないというわけなのです。そこで結核に限らずどんな病気でも、肩を柔らかくするという事が一番です。それで肩というと按摩さんみたいに()まなくてはならないように思うかも知れませんが、その必要はありません。後方から肩の所を目がけて浄霊すればよいのです。それで着物の上からでも押してみて、痛いか凝っているかという事を聞いてもよいです。その方が尚はっきり分ります。それで場合によっては肩の上から霊を入れ、又後方からやってもよいです。とに角肩を柔らかくするという事です。よく子供で腺病質と言いますが、腺病質というのはみんな肩が固いのです。肩をよくやるのです。それから風邪を引くのは一番は肩の凝りです。この凝りをとれば風邪引くのも軽く済むか、或いは引かなくなります。それから頭がそうです。首の廻りの毒というのは、最初肩に行って、肩から行くのです。ですから何にしても肩を柔らかくするのが第一番の健康法です。これからはそれをやる事です。それから近頃流行っている精神病も肩に非常に関係があります。精神病は側ではなかなか浄霊をやらせないのが多いですから遠くから肩を狙って浄霊するのです。そういうようにして大いにやるとよいです。肺病、は(肺病は、)胸の病、精神病は頭の病というように思い勝ちですが、実は肺病は胸の病ではないので、胸は中継所です。肺病の人はやっぱり肩と頭です。その毒が溶けて一旦肺にはいって、それから痰になって出るのです。肺は中継ぎですから、肺病は胸が悪いのではありません。胸が悪いというのは肋間神経痛ですが、これはよく肺病と間違えられやすいのです。それから精神病は頭の病でなく肩と延髄の病気です。その元をはっきり知ると、べつに治し難い病気ではないのです。精神病の人は必ず延髄附近にコブがあります。それを取ればよく眠れるようになって、そうなれば治ります。

 それから今年は赤痢が非常に流行りそうです。丁度年々倍くらいになってます。去年は十一万人という事になってますが、今年は二十万人という当局の見込です。そうすると来年は四十万人という事になり、今に何百万という事になります。これは笑い事ではありません。倍くらいの増え方ならまだよいが、四、五年たったらほとんど国民の半分くらいが赤痢にならないかと思います。それに赤痢の製造をやっているのです。これは延髄附近に溜まった毒が下痢になって出るのですが、薬をのんで頭を使うから頭に集まって、それが毒血で出るのです。薬をのまないで頭を使わなければよいが、今はますます頭を使ってます。子供うちから大人のような教育をしてます。子供でも親父をへこますような事を言ってます。そこにますます強い薬を飲ませているので、赤痢の原因を作っているのですから、これでは増えるわけです。

 

 

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