未知の世界

 吾々が生を保ち、呼吸しつつある処のこの世界は物質界であり第一世界であるが、人の死するや霊界(れいかい)なる未知の世界――即ち第二世界の人間となるのである。この未知の世界は眼に見えず捕捉する能わず、無と何等異ならざる世界なるが故に、一遍の説明や文字の羅列等では到底(とうてい)信じ得られない事である。然るに実は霊界は真の無に非ずして確固たる実在である以上、何等かの形式によって現象に現われなくてはならない筈である。否人事百般古今東西到る所に、大中小、()に入り細に(わた)って表現されているが、ただそれが人間に感受され得ないとうだけである。この事は既成文化の教育が霊に対しあまりに無関心であったが為で、それは夜の世界であったからである。何となれば夜の暗さは漸く月光に(うつ)し出され得る程度に過ぎないが、昼間の太陽の光は全般的に、瞬間的に、一切が明々白々に知り得るからである。然るに愈々(いよいよ)近き将来に於ては未知(みち)の世界は有知の世界となり、月光世界は太陽世界即ち大光明世界となるのである。その結果一切の祕密も偽りも誤謬も、白日下に暴露されるのである。この意味に於て、先ず私によって既存医学の誤謬発見となったのである。

(天国の福音 二六一頁)

 

 

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