宗教以上のもの

 これは私がいつも言う事だが、我救世(メシヤ)教は宗教ではなく、宗教以上のものである。宗教とは読んで字の如く宗祖の教えであるから、例外なく御説教が主になっている。つまり、口で説き筆で教えるので、経文でもバイブルでもそれであるから、今までは兎も角右の方法で人を済度(さいど)していたのであるから、本当をいうと宗教は教え(さと)す以外は何もないのであったが、それでよかったのである。処が今日のような複雑した世の中では、今までのような行り方では時代に合わなくなった。という訳で我救世教こそ時代を救い、万民をリードする使命を帯びて生まれた宗教である。

 その第一は病気治しであるが、今日までこれ程の治病力を発揮した宗教はなかったし、又美術館を建てたり、農事改良なども例はない。そうして文学、芸術、政治、経済、哲学、科学等何も彼も人間に必要なものは包含(ほうがん)され、根本的に教え諭して実行している。この様な訳で、御説教は本教の一部であって、然もその説く処前人未見なものが多いので、この点特に注目されたいのである。という様に、本教の経綸を一口に言えば高度の文化事業である。

 処が困る事には、現代人はそれ程高度の文化の概念さえないので、理解が困難な事である。その中でも一番厄介な事は、空間に手を(かざ)しただけで難病が治ったり、肥料をブッかけないで上等な作物が、今までより多量に収穫される事である。又瞬く間に素晴しい美術品が集り、美術館が出来たりする。日本人のくせに〝アメリカを救う〟等という大それた本を著したりする。今度出来る熱海のメシヤ会館にしても、その建築様式は世界に未だ出来た事のない新しい宗教様式の殿堂である。恐らく出来上ったら、世界の建築家をアッと言わせられるであろう。

 又日本での最も風景絶佳な、箱根、熱海の二勝地の造営は知る通りであるが、今度は京都の風景絶佳な広沢の池を中心とした嵯峨野(さがの)二万坪に地上天国を造る予定である。ザットかいて以上の如くだが、これからまだまだ世界的にどんな素晴しい経綸が行われるか分らないから、吃驚しないよう覚悟していて貰いたい。とは少し大袈裟(おおげさ)すぎるかも知れないが、何しろ世界一の万能力ある神様が蔭から御守護をなされているのであるから、決して大言壮語ではない事を信じて貰いたいのである。

(栄光 一九四号)

 

 

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