真の宗教

 真の宗教とは世界主義を建前としなくてはならない。一国、一民族、一階級を対象としたものは真の宗教ではない。という訳は、そのように極限されたものは必ず勢力争いが生まれる(おそ)れがあるからで、元来宗教なるものは和が基本である以上、争いを絶無にするのがその本質でなくてはならない。故に、争う事はそれ自体が宗教を放棄した事になる。

 処が、昔から洋の東西を問わず、宗教争いという事も史上幾多の実例がある。そうして極限的宗教を小乗信仰といい、(はん)世界的宗教を大乗宗教というのである。

 以上によってみても、大乗宗教こそ真の宗教である。

(光 三四号)

 

 

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