浄霊によって奇蹟的に助った場合、それを見た医師は驚いて首を傾げ、溜息を吐くと共に、どうして治ったかを訊くことがよくあるが、これに対しありの儘正直に言わない信者もあるようだが、これは大変な誤りで神様を冒瀆するものである。信者としては力の限り多数の病人を救うのが目的である以上、本教浄霊の素晴しい治病効果を出来るだけ多くの人に知らせるのが御神意に叶うのである。それには、何よりも医師に分からせること程効果の大きいものはあるまい。処がそのことが徹底的に分っていないため秘密にしたがるのであろうが、これは以ての外の間違いである。折角神様が大きな御蔭を下さる以上、それをお医者さんに分からせることが一等である。お医者さんの大部分が分れば、これだけで病気の問題は解決するのであるから、この点よくよく心に止めて、今後は精々その方針で進まれんことである。
（栄光 一八二号）
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