6.腸

① 盲腸炎と手術

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腸疾患』▲より)

 腸疾患で一番多いのは盲腸炎であります。盲腸炎は、本療法では実に容易に治るのであります。場所はちょうど、臍の一、二寸下から右の方へ寄った所で、医学でいう虫様突起部で、これへ膿が急激に集溜するのであります。

 症状は、非常に痛んで熱が出る。普通手術によって、虫様突起及び膿を除去しなくては生命が危いとしてありますが、本療法では驚く程速かに治ります。大抵二、三回で綺麗に治るんであります。

 そうして何の為に膿が盲腸へ集溜するかといいますと、浄化作用によって、便通で排除されようとする膿が一旦盲腸に滞溜するのであります。そうして一層排除し易からしめん為、高熱で溶解するので、溶解膿が下痢によって排除されるのであります。この様な訳ですから、自然療法で安静にしておれば、一週間位で確実に治癒するのであります。世人はこの事を知らないから心配して手当などする。特に氷冷しますと膿がそこへ固まってしまうので治癒困難になり、生命の危険さえ生ずるので、止むを得ず切開除去しなければならないようになりますから、手当をするならむしろ温罨法(おんあんぽう)の方がいいのであります。

(医学革命の書『手術について』より)

 この病気[盲腸炎]の原因は服み薬の毒が胃壁を滲透して右側腎臓部に集溜し、それが少しずつ溶けて一旦盲腸部に移行し固結するので、健康であっても盲腸部と右側背部腎臓部を()すと、多少の痛みがあるのはそれであって、これがある人は早晩盲腸炎が(おこ)るとみていいのである。これが或程度に進むと茲に浄化作用発生し、高熱に激痛を伴い、右の固結が溶け下痢になって排泄されて治るので、これが順序である。ところがその際溶けた毒素は腹膜を通過するので、医師は間違えて「これは大変だ。早く手術しないと虫様突起が破れて、腹膜炎を起すと最早手後れで助からない」と曰うが、これを吾々からみれば笑えないナンセンスである。というのは右は順調な経過であって、命に関わるなどは絶対ないからである。従って盲腸炎の場合何等手当もせず、放っておくだけで、一週間以内に必ず治るのである。しかも盲腸は重要な機能である以上、それが()くなれば他に影響を及ぼすのは当然で、前記の如く腎臓部に溜った薬毒の移行する個所がなくなるから、その毒は他へ氾濫する。それが腹膜及び腎臓部である。そうなると反って盲腸炎より始末の悪い病気となり、容易に治り難くなるのである。この様に放っておけば簡単に治るべきものを、誤れる医療は反って将来の禍根を残すのであるから問題である。  

  

(『対症療法の可否』▲より/『栄光』114号)

 盲腸炎は右側背面腎臓部に、必ず固結がある、それが長い間に少しずつ溶解し一旦盲腸部に滞溜固結していたものが、急に発熱によって液体となり、下痢によって排泄されようとするその痛みである。

(天国の福音『扁桃腺及び盲腸炎の手術』▲より)

 盲腸炎は、周知のごとく下腹部右側(極稀に左側もある)の一局部の激痛である。そうして医学においてはその原因を食物に置いているようであるが、これは誤りで、真の原因は上半身における扁桃腺と同様、下半身における毒素排泄機能である。発病するや、医療は速かに手術を奨めるが、実は放置しておけば速かに完全に治癒するのである。自然療法の場合激痛は一日位、二日三日は中痛、四日目位から歩行時痛む位で必ず下痢あり、一週間位で全治し再発の憂は決してないのである。医学では生命の危険を伴うといい、寸刻を争って手術を奨めるが、これは非常の誤りで、手術の結果往々死を招く事があるが自然療法なれば、毫も危険はないのである。

 次に医学においては、発病によって盲腸炎を知るのであるが、本医術の診断においては、未発生すなわち潜伏期といえどもよく診断し得る。それは熟練によって盲腸部の毒素固結が判り得るのである。

 ここで、手術について一言を挿むが、(中略)病気以外患部の機能をも除去するので、人体における重要機能を消失する以上、他に悪影響を及ぼさない訳にはゆかない。なる程手術後一時的ある期間は健康であるが、数年後徐々として健康に支障を及ぼす事は確実である。それは浄化機能の喪失によって、毒素は他のあらゆる機能を侵す事になる。事実、扁桃腺除去後、首より上方の病気に罹りやすくなり、また虫様突起除去は腎臓、腹膜、胃腸等に障碍を来し、婦人は月経不順勝ちになり、頭痛、肩の凝り等に悩み、全身的にも活力減退は争えない事実である。常識で考えても判る筈である。最も高級で微妙極まる人体組織の一部なりとも毀損する以上、なんらかの影響がない訳はない。

 (中略)かくのごとく手術は病気のみの除去ではなく、あわせて機能の除去でもあるから、いかに理由づけるとしても医術の進歩とはならない。医術の真の進歩とは病気だけを除去して機能はそのまま元通りであらねばならないのである。しかしながら、内科的手術は、外面に痕跡をのこさないから、直接不自由と外観に影響がないのでさほど恐れられないのであろう。従って私は思う、手術の進歩とは医術の進歩ではなく、技術の進歩に過ぎないのである。また思う、メスを揮い、痛苦を与え、血液を消耗させ、人体の一部を不具者たらしむる事は、全く野蛮的行為でなくて何であろう。

(『手術は野蛮?』▲より/『栄光』143号)

 盲腸炎で虫様突起を除去するから、なるほど盲腸炎にはならないが、後続毒素は腹膜や腎臓の方へ溜結する事になり、第二、第三の病原を作るのである。

ア.盲腸炎 

(「病気症状の解剖」/「教修要綱」S29.9.1)

 原因 身体不断の第一浄化作用により、下半身の毒素が背面腎臓部へ集り、次いでその毒素排泄機能である盲腸部へ出て来るのである。その際同部を指圧してみれば大小の痛みを感ずる。それが第二浄化作用によって排泄するのが本病である。

 症状 右側腎臓部と盲腸部(臍から一、二寸右下、稀には左下。)

 浄霊 虫様突起除去は腎臓、腹膜、胃腸等に障害を来たし、婦人は月経不順になり、頭痛、肩の凝り等に悩み、全身的に活力減退する。

② 腸カタル

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腸疾患』▲より)

 最も多いのは、腸加答児(カタル)でありましょう。これは大腸加答児と小腸加答児とあります。大腸の方は重く、小腸は軽いのであります。原因としては、二種類であります。一は、自然浄化作用に因って、膿が下痢となって排除される場合と、一は、毒物を食った為の中毒作用であります。ですから、毒物を食った覚えがなくて下痢するのは、浄化作用に因るものと思えばいいのであります。本療法によれば普通一、二回で治ります。この外に長く肺を患い慢性下痢になったのは別で、喘息及び腹膜炎、腎臓等の水膿溜結を溶かすと下痢する事があります。よく腸炎という事をいいますが、腸に熱がある場合は、そこに毒素があるので、浄化作用をやれば順調に治ってしまいます。

③ 腸チフス

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腸疾患』▲より)

 腸窒扶斯(チフス)は、私は未だ治療した事はありません。なぜなれば、あれは腸へ熱を持つのが最初ですが、その時治療すると速に熱はなくなるから、腸チフスになるかも知れぬものでも、それで治ってしまうらしいのであります。又、本当にチフスになったものなら、病院へ入らなければならないから、私の方へは来ない訳であります。そうしてチフスには、パラチフスと普通のチフスとの二種あります。パラチフスは、軽症で発疹があるのです。チフスは熱が高いのが特徴で、四十度以上の熱が一週間以上も続く、そしてたおれるのは腸出血の為であります。これの原因は、腸の内壁の粘膜に黴菌が繁殖して微小な孔(あな)を穿(あ)ける。その孔へ固形物が触れるから発熱し、重症になれば、穿孔が進んで出血するというのであります。この医学の説明は本当だと思います。この病気は、医療においても、無薬で、流動食のみで自然療法をしますが、この方法は確実で成績も良いのであります。

<事例1> チフスは食物が無理だと熱が出る。腸出血すれば命はない。

(『御教え集』第1号/S26.8.21)

(お 伺) チブスの御浄化に就き御伺い申上げます。

一、以前明主様御垂示の中に、チブス患者にサイダーを呑ませると死ぬとの御言葉が御座居(い?)ましたが、食物はどの様に選定したら宜敷いので御座居(い?)ましょうか。

二、偶々腸出血する事が御座居(い?)ますが、医者は腸に穴があく為だと云いますが、之は頭の濁血が排出されるので御座居(い?)ましょうか。

 右御伺い申上げます。

〔御 垂 示〕

 チブスはチフスと言うのですね。こんな事言いませんよ。ああ大変な間違いですね。腸出血は命がないですよ。之はお医者さんが間違えた。唯、血が下だるんです。食物は流動食は間違いないですがね。それから熱でみれば一番分る。チフスは食物が無理だと熱が出るから直ぐ分ります。熱が出なければ確かだ。腸に穴があき――固形物がつかえる、そうすると熱が出る。流動物はつっかからないでスル々々通る。だから熱が出ない。医学の方では――流動物をやって一週間熱が出なければお粥を食べ、それで出なければ御飯を食べると言う順序ですから、そこをみれば良く分ります。チフスと間違えている事があるから、熱と照合せてみれば簡単に分る。腸出血すれば、もう命はない(。?)之は間違いだから心配しなくて良い。頭の濁血と言うのは――普通、腸出血でなくてお腹の方から出るんですね。ひどいのは赤痢ですね。それから、お腹を通らないで、肛門から出る――痔出血ですね。結構なんです。之はみんな頭の濁血ですから、そう考えていれば良いですね。

④ 腸癌、腸結核

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腸疾患』▲より)

 腸癌ですが、これは直腸に出来易く、直腸から大腸等へ移行して相当大きなものになる場合があります。絶対治り難いとしてありますが、本療法で非常に治り易いのであります。軽症で一ケ月ー重症で三ケ月位であります。医学の方では、腸癌を手術する場合は、肛門から孔を穿けて、そうして閉塞させ、人工肛門を横腹等へ付けるのですが、そこから始終糞が出て、実に悲惨極まるもので、とても臭くて側へも寄れぬのであります。次に、悪性の腫物が腸内に出来るのがあります。癌とよく似て、医学では肉腫といっております。これも非常に治り難く、ほとんど不治とされてありますが、本療法によればやはり腸癌と同じく順調に治るのであります。

 腸結核は、慢性下痢症で、無痛と有痛とありますが、衰弱が少なければ、容易に一、二週間位で治りますが、衰弱のはなはだしいのは治癒困難の場合があります。腸結核は、肺結核の末期に多いので、腹部を触ってみると非常に熱い。肺結核と併発性のものは、特に不良であります。

ア.腸結核      

(「病気症状の解剖」/「教修要綱」S29.9.1)

 原因 臍を中心に腹部全体に渉って無数の固結があり、勿論押すと痛いからよく分ると共に、必ず多少の熱がある。この固結が熱で溶解され下痢となって毎日のように出る。

 大多数は化膿固結性腹膜炎である。

 症状 肺結核と似ているが、下痢が特徴である。

 浄霊 腹膜と背面腎臓部を浄霊する事。

<事例1> 入院しながら浄霊を受けるのは、ザルに水をくむようなもの。伏見稲荷は御神体ご奉斎後、一年くらいしてお帰り願う。

(『御教え集』第1号/S26.8.1)

(お 伺) 前田よね(五十歳)腸結核及び腸閉塞と診断され、聖路加病院に入院致しストレプトマイシン注射後下痢は止り、その為医師は便通をつける為強力なる下剤を服用させ、之に依り腹痛及衰弱甚だしくなり、入院後一カ月目にて医師にも死の宣告を受け、又伏見稲荷を熱心に信仰をして居りました関係上、前記稲荷にお伺いを立てました処、伏見様がお怒りになって居るから日蓮様が替りにお出になったとの事、その時のお授けには当人の命は後廿日しかないとの事で御座います。

 その後三十日目より御浄霊をさせて頂いてより下痢その他強力なる薬物は服用致さぬ様にして居り、又食事は現在軽く取って居ります。

 昨今の症状は毎日熱が七度五分より四十度位を上下致して居り、御浄霊三日目より腹部固結も大分軟かくなり腹痛も薄らぎ下痢を始めましたが、排尿の際は非常に苦痛を伴います。

 因みに現在に至る以前、伏見稲荷にお百度詣りを致し、その節より相当の腹痛及硬直状態にて下痢を始めました。尚前記稲荷は家の中に祭って居ります。

 現在では当人始め家族も一生懸命此お道にお縋り致し、早速入信させて頂き度いと申して居ります。

 今後稲荷の処置及び病院内での御浄霊を如何致しましたら宜敷いので御座いましょうか。御垂示御願い申上げます。又御守護の程御願い申上げます。

〔御 垂 示〕

 病院に入って居るのは困るな。ザルに水を汲んでいる様なものだ。伏見稲荷は光明如来様をお祭りしてから、一年位経ってから、お帰り願うと云う様にすればいい。然し大体薬毒はお医者さんがつくったので、その作られた所に居ては命を無くするから、命が惜しかったら退院するんですね。稲荷どころじゃない。医療の方が余っ程恐ろしい。腸閉塞で食事を取って居ますが、いゝ加減な事を云っているんですね。おかしいですね。之を知らせるのが救いなのですからね。

 政府始め、みんな迷信している。吾々のやっているのは、みんな迷信打破なんですからね。吾々を気違いと云うが―気違いが正気の人を見れば気違いと思う様にね。

<事例2> 腸結核。溶けが悪いから家の人の浄霊では無理。浄霊する人の霊力如何で、このままでは命が無くなる。もっと下痢をしなければ駄目。

(『御教え集』第3号/S26.10.25)

(お 伺) 桜木和子(昭和二十四年四月入信。二十才)本年四月頃より腎臓及び腹膜の御浄化を戴き、二カ月位は順調で、腹部も小いさく、浮腫も減り、大変喜んで居りました処が、その後、夕刻になると三十八、九度の熱が毎日続き、それより肩、頸が非常に軟かくなりました。只今の処、熱は左程御座いませんが、熱の出始めた頃より食欲減退、食事を摂ると腹部が膨って、時折嘔吐致します。尚腹部全体は始終痛みがあり、その様な状態で今日迄続いて居ります。その為衰弱激しく、現在では生きて居る事が苦痛となりました。本人は幼少より病気をした事が余りありませんが、平素より月経不順にて御浄化後は六月上旬に若干ありましてより、現在迄ありません。尚本人は服薬は余りありませんが、出産の折、母親は妊娠腎にて死線を彷ったそうで御座います。又母親の姉は昨年腸結核にて死亡致す時に妹(当人の母)の名を呼んで亡くなったそうです。その後母親は姉の夢を時々見るので、娘の御浄化と関係があるのではないかと気にして居ります。当人一家は大変熱心で、家中入信し、御神体、御屏風観音様を御奉斎させて戴いて居ります。尚娘の浄化は家中の罪の浄化と思い。(、?)神様にお任せ致し、喜ばして戴いて居ります。と申して居ります。右の御浄化につき御垂示御願い申上げます。

〔御 垂 示〕

 之は誰が浄霊しているんですかね。腎臓の処に固まりがあるんですね。

 「最初の頃は固まりがありましたが、最近は軟かくなりました」

 だが、未だ相当にありますよ。食欲減退と言うのは、熱の為もありますね。お腹に固まりがあるんですね。幾らか霊力が足りないな。こう言うのは、どんどん溶けていくものですがね。押すと痛いんですね。

 「お腹を押すと痛がります。始終お腹に手をあてゝ居ります」

 未だ毒がある。それが溶けていくんですがね。

 「家の人が御浄霊を致して居りますが――」

 家の人じゃ、未だ無理です。もっと頻繁にやらなければならない。之を続けていけば命がなくなります。もっと下痢しなければ駄目です。

 「日に五、六回は固い便通があります」

 固い便と言うのは――そうある筈がない。浄霊に力が入るんじゃないかな。溶けが悪いんだ。

 「最初は教会に行って居りましたが、それからは起きる事が苦痛になって居ります」

 それは、衰弱している――食欲減退していたからです。之は、医者の方では腸結核ですね。お腹に毒が固まっているからで、こう言うのは、順調に治るものですがね。今度は出来るだけ力を抜いて奥に通る様にしてやるんです。こう言うのは難かしいんです。それで、元は腎臓だがね。本人は入信してますね。

 「左様で御座います」

 之は自分で始終やると良いんです。やっているんでしょうね。この為に月経も不順なんだ。之は浄霊する人の霊力如何です。霊力が強ければ直き治っちゃう。霊力が弱いと言うのは、力を入れるからで、全然力を入れなければ非常に強くなる。そうなればどんどん溶ける。

⑤ 腹膜炎、肋膜炎

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腹膜炎』▲より)

 これ[腹膜炎]は、水が溜るのと、膿が溜るのと二種あります。この点ちょうど、肋膜と同じようであります。そして膿が溜る方がズーと治りいいんであります。膿の溜ったので随分酷いのがありますが、割合順調に治るのであります。そうして今日、大抵の人は極軽い腹膜炎に罹っているものであります。それは臍の周囲を圧してみて痛くないという人は滅多にありません。そこの痛い人は必ず腹膜へ膿が溜って固まっているのであります。水の溜るのは、早期ならよく治るんですが、相当日数を経たものは、容易に治らないのであります。原因としては、肝臓の周囲へ水膿溜結し、その為、腎臓が圧迫されるから、尿が溢出して腹膜へ溜るのであります。相当溜って時日を経過したものは、深部が化膿して固まっているので、こうなったのはほとんど不治とも言うべきであります。

 そうして、最も悪性なのは、肝臓痛が原因での腹膜炎で、不治であります。ですから、腹膜患者は、肝臓部が痛むかを査べる必要があります。押してみて痛めば、肝臓からの腹膜炎であります。肝臓が尿素を腎臓に送る場合、癌の為、腎臓への送流を遮(さえぎら)られる結果、肝臓から直接腹膜へ尿素を溢流するのでありますが、腎臓からの尿は稀薄ですが、肝臓からのは濃厚である。それが為重症である訳であります。又利尿剤を続用したものは逆作用が起っておりますから、非常に執拗で治り難いのであります。腹膜炎は、よく肋膜炎を併発する事があります。又肋膜炎から腹膜炎に移行する事もあります。腹膜炎のひどくなったのは随分大きくなります。臨月の腹の大きさよりもっと大きくなります。よく破れないと思う位であります。又、卵巣が腫脹して、腹膜炎と同じような症状になります。これの悪性は極端に膨脹し、ついに破裂する事がありますが、破裂すれば、汚水が排泄されて速かに治癒するのであります。この際医療による切開法も効果があります。

(医学革命の書『眼、耳、鼻、口・主なる病気(二)』)

 腹膜炎であるが、之は腎臓の周囲に出来た固結毒素圧迫の為、尿の処理が不活発となり、其余剰尿が腹膜に溜るのである。之も急性は膨満するが、慢性は極く僅かずつ溜って固結し、急激に浄化が起る場合、高熱、激痛が伴うので、医診は急性腹膜炎として大病とするが、両方共浄霊によれば割合簡単に治るのである。

(天国の福音『肋膜及び腹膜炎』▲より)

 腹膜炎は、肋膜炎と等しく湿性及び化膿性の二種あるが、乾性はない、もちろん腸を包囲せる膜と膜とに間隙を生じ、尿または膿が集溜するのである。原因治療その他は肋膜炎とほぼ同一に付き略す。

 (天国の福音『肋膜及び腹膜炎』▲より)

 肋膜炎は医学上三種に分けられている。すなわち湿性及び化膿性及び乾性である。湿性は肺臓を包囲せる膜と膜との間に間隙を生じ、水すなわち尿が溜るのであり、化膿性は膿が溜るかまたは溜尿が時日を経て膿化せるものをいうのである。乾性は肺膜に間隙を生ずるも、液体集溜はない場合をいうが、この症状は激痛を伴うもので、医診は肋間神経痛を誤診し乾性肋膜炎という場合が多いのである。肋膜炎の原因は他発性と自発性とあり前者は胸部または背部の打撲、力業、器械体操のごとき動作等によって起す事が多いが、後者はなんら原因なく不知の間に起るのである。しかしながら真の原因は、乾性を除き、いずれも腎臓萎縮による余剰尿の集溜である。

 医療は穿孔排水または排膿を行うかまたは利尿剤の服用を奨めるが、これらは一時的であって、一旦治癒するといえども必ず再発するものである。肋膜炎の特徴は、呼吸が吸気長く呼気短く、多量の盗汗と多少の胸背部痛苦、眠がり、眩暈等の症状である。

ア.湿性腹膜炎   

 (「病気症状の解剖」/「教修要綱」S29.9.1)

 原因 腸を包んでいる膜と膜との間に尿が溜る。

 症状 臨月の腹部よりも膨大になるものもある。

 浄霊 背面腎臓部及び腹膜部。

イ.化膿性腹膜炎 

(「病気症状の解剖」/「教修要綱」S29.9.1)

 原因 腹膜に膿が溜るのである。

 症状 腹部があまり膨大せず寧ろ固結性であるから、一見普通の腹部と思われる位で、浄化発生の場合、発熱、咳嗽、吐痰、食慾不振などの症状がある。

 浄霊 背面腎臓部及び背面腹膜部、及び臍の附近でグリグリがある所。

⑥ 腸痙攣

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『腸痙攣』▲より)

 これ[腸痙攣]は、腸が非常に痛む病気で、これは物に中(あた)った場合と、水膿溜結が腸の蠕動(ぜんどう)と触れ合って痛むのとあります。後者は、胃痙攣の場合と同じ様なものであります。軽症は一、二回、重症は一ケ月位で全治します。

⑦ 急性と慢性の下痢

(天国の福音『下痢』▲より)

 下痢は最も多い症状で、まず急性と慢性とに区別される。急性は飲食物による中毒すなわち食あたりである。世間よく寝冷えによって起るというが、これは誤りで冷えによる下痢は極稀である。食中りによる下痢の際、薬剤によって止めたり、反対にひまし油等によって排泄を促進させる事を可とするが、これらはもちろん不可であって治癒を永引かせるのみである。自然治癒が最も良いのである。右の外、食中り以外突如として猛烈に発生する下痢症がある。一日十数回ないし数十回に及ぶものさえある。もちろん水便であるが、血液の混入する事もあり、はなはだしきは腐肉とも見ゆるものが下る場合がある。これらは膿及び毒血の固結の猛烈な浄化作用によるためである。もちろん肉や臓器の一片といえども排出さるべき訳はない。かような下痢症は青少年に多く老人は稀である。これらも放任しておけば必ず治癒するのであるに係わらず、世人は驚いて医療を加えるがそれが却って悪化のもととなり、永引いたり、死を招いたりする事さえあるのである。

 次に、慢性下痢は数ケ月あるいは数ケ年に及ぶものさえある。医診は大抵腸結核というが、これは既説のごとく化膿性腹膜の浄化作用であって、原因は腎臓萎縮による尿毒が常に腹膜に溜結するためである。

⑧ 便秘症

(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『便秘症』▲より)

 この症[便秘症]は、病気ではないが、相当苦痛のものであります。最初の原因としては、故意の節食及び水分を摂るのが少量過ぎる為であります。従って、その原因に気が付き、改めれば容易に治癒するのでありますが、ほとんどの人は、その際、薬剤に依って目的を達しようとしますが、それが実は、執拗なる慢性便秘の原因となるのであります。前にも述べた通り、排便器能は薬剤の力の援助に依って漸次退化するので、退化するから薬剤の力を借りる、それが復(また)退化させるという訳で、ついに薬剤の力を借りなければ排便が無くなる結果になるのであります。故に便秘症を徹底的に治すには、どうしても薬剤力を絶対借りないで、自然に排便させるべくするより外に方法は無いのであります。以前私が治した患者で、下剤を廃止した所、八日目、その次が十日目、七日目、五日目、三日目という風になって、ついに完全に毎日自然排便がある様になったのであります。それは胃癌の患者でしたが、今日は全治してピンピンして居るのであります。そうして、最初の二十八日間排便が無かった時、別段不快感もなく、病的症状も無かったのであるから、便秘の為の害は実験上些かもなかった訳であります。私の経験によれば、米糠を煎って食事毎に普通の匙に一、二杯位、重症で三杯位呑むと大いに効果があります。これは絶対無害で、多く呑むほど効果はありますが、定量を越すと腹痛することがあるからその点加減する必要があります。

(医学革命の書『眼、耳、鼻、口・主なる病気(二)』より)

 最も多いものに便秘症があるが、この原因の殆んどは下剤中毒である。というのは下剤を飲む以上便通機能が退化するから繰返す事になり、遂に慢性便秘症になるので、これも自然にしていれば必ず治るのである。処が医師は便秘を恐れるが、之は全然誤りで、私の経験によるも放っておいて一ケ月目位から出るようになり、何の障りもなかった人もあり、半年なかった人もあったが、何の事もなかったにみても、便秘は何でもないのである。この反対の慢性下痢の人もあるが、これも毒の排泄であるから結構で、出るだけ出れば治ると共に健康は増すのである。以前約三年私の言う通りに放っておいたところ、全治して非常に健康になった人もあった。

⑨ 腸患の事例

<事例1> 癌ではなく腸のオデキ。オデキが腸を圧迫して便通が悪い。血便は血膿が出ている。

(『御教え集』第4号/S26.11.25)

(お 伺) 本年六月より腸が悪く、医療を受けまして、直腸癌となり手術より方法がないとの事で入院の準備中に、お道の事を聞き十月一日より御浄霊を戴き、一時経過も良く血便も通じも出る様になり、二十一日に入信させて戴きました。十一月中頃より血便止り、通じも少なく、胸が苦しくなりました。霊的関係がありましょうか。全快の有無、御浄霊の箇所御垂示下さいます様御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 之は霊的じゃありません。薬毒ですよ。治りますよ。血便が出るんじゃ上等だ。直腸の側に御出来が出来ている。で、それが直腸を圧迫するんで、それで便通が悪いんですね。血便と言うのは、血膿が出るんですね。ですから之は、大して長くもかからないけれども、少し気長にやれば、すっかり治りますよ。直腸癌じゃないですね。普通のオデキですよ。

<事例2> 赤ん坊と年寄りに多い脱腸は、腹膜に毒が溜まって圧迫するから。年を取っていると相当長くかかる。

(『御教え集』第4号/S26.11.28)

(お 伺) 小島武左衛門(六十二才)昭和十八年頃物を持上げる途端に下腹が何となく力が抜けた様な感じが致しました。其時から左太股鼠蹊部の少し上の処に小さな腫れが出ました。脱腸と気附き、脱腸帯を使用し今日に至りましたが、膨れは段々大きくなりました。然し痛みは少しもありません。仰臥すれば引込みます。八月頃子供が、脱腸は色が変る様であれば生命に関わると、学校の先生に聞き、念の為に病院え(へ?)行き、診断を受けました処、医師にも同じ事を言われました。尚、この老年になって脱腸とは珍らしい事だ。手術すれば治るが、又出るかも知れない、との事でした。万一出っ放しになれば、時を移さず手術をしなければ、生命に関わると言われました。私と妻と長男及びその嫁が入信させて戴いて居ります。御屏風観音様は廿三年、御神体は廿五年十月に御奉斎させて戴いて居ります。御浄霊(約三カ月)は、教会の先生及び家でも毎晩戴いて居ります。脱腸には何等変化は御座いません。農家の関係上、少しは力仕事も致しますが差支えない物で御座いましょうか。又御浄霊の急所に就き御垂示御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 然し、脱腸と言うのは、年寄りによくありますよ。赤ん坊と年寄りに多いですね。こう言うのは腹膜に毒が溜って、圧迫するんですからね。子供のうちのは――磯鶏部に穴が開いている――人間はね。穴が大きいのは腸が出る。年取ったのは穴が開いていると言う事はないから、圧迫です。圧迫されるから、どうしても軟らかい処に出るんですね。それから、色が変る様であれば生命に――こんな事はないですね。他の訳ですね。腸は――腹が疵して脱出するのは、命に関わりますが、皮の中で疵しても、まあ――命に関わる事はないですね。心配しなくても良いです。お腹に固りがありますから、浄霊して取ると良い。それから、帯を固く締めてはいけない。固く締めると、どうしても腸を圧迫して、出るから――帯は固く締めてはいけない。それから、腎臓の後も大事ですから背中から尾骶骨の方をやる。それから、之も力を絶対に抜く様にしてやる。之は心配した事はないですよ。然し、相当長くかかるな。年取ると、幾らか、そういった――緊張力が弱ってますからね(。?)でも、段々治るから、今言った様にしてやって御覧なさい。

<事例3> 膿の固まりを手術で止めたから大きな固まりができたが、病気自体は簡単なもの。

(『御教え集』第5号/S26.12.8)

(お 伺) 五十三歳の信者。昭和二十五年秋、腹部に湯呑大の固結が出来、本年春医師に「腸間膜何々」と言われ、切開手術の上大小二十一箇の固結を取りました。本年夏再び同じ処に大きい固結が出来、本年十一月入信し御浄霊を戴きましてより、激痛一回、小水が濁り、便秘がなくなり、腹部内でゴーゴーと言う音が聞える様になりました。仂くと苦しく、歩行困難になります。尚、腹部に固結が発生した頃に、南方にて長男戦病死の公報がありました。之は如何なる原因で御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 便秘がなくなり――おかしいな。之は霊的と関係ありませんよ。お腹に、最初二十一箇の――之はつまり、やっぱり医者の方で言う結核性腹膜とか、そう言った様なものですがね。膿の固りですよ。それを浄霊すると、一つ々々取れていきますが、手術で()めましたからね。()めると反動が起りますから、大きい固結と言うのはそれですよ。ゴーゴー――之は溶けた訳ですね。気長にやれば治らない事はありませんよ。之はやっぱり、元は薬毒ですよ。腎臓をよくやってやるんですね。病気は簡単なものですね。

<事例4> 潰瘍は薬で作るから薬を飲まなければ治る。粘液と出血は非常に結構。浄霊は後頭部の固結。いずれ薬毒がどこかに現れるから、微熱、下痢や嘔吐があったら喜ぶ。

(『御教え集』第8号/S27.3.15)

 (お伺) 本年十八歳の男子。三年前より排便の前に必ず粘液と出血を致し、種々の服薬、注射を致して一年程前アミーバ赤痢で直腸全部に腫瘍が出来ていると診断され、本年二月入院手術する処を御浄霊を戴く様になりました。十日間余りはお腹にガスも溜らず、出血、粘液も少なく、食欲も増し少し元気も出て参りましたが、其の後出血、粘液が増し、其の他の状態も、御浄霊以前の様になり、二十日間余り続き今日に至っております。尚ストレプトマイシン、クロロマイセチン、止血剤及び多量の注射、服薬を致しております。血色は非常に悪く青白く致しております。御浄霊の急所、アミーバ赤痢、潰瘍の原因に就き御教示御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 粘液と出血は―之は非常に結構です。こう言うのは喜んで打擲らかして置けば、とうに治っちゃったんです。之を、悪いと思って医者にかかる。医者も悪いと思って服薬、注射する。それが悪いですね。潰瘍―之は嘘だ。こう言う事は絶対ない。お医者さんは解らないんだからね―病気がね。解らないと言えば、信用に関わるから、解ったふりをする。之が悪い。尤も、解らないと言えば、商売に関係するから、止むを得ず嘘を言う。商売の嘘ですね。アミーバ赤痢なんて、打擲らかして置けば治る。潰瘍なんて、薬で作るんですから、薬さえ飲まなければ治るんです。之も打擲らかして置けば良いんです。浄霊の急所は、之(後頭部)が(もと)ですからね。ここ(後頭部)に固まりがありますから、ここを浄霊すれば良い。之も放ったらかして置けば治るんです。こんなのは病気のうちに入らないんです。医者に行って大きくして、新しい病気を造って貰うんで、実際大変な話ですよ(。?)ストレプトマイシン、クロロマイセチン、止血剤――こう言う事をやっているから、この薬毒がいずれ、何処かに現われますから、それを前以て覚悟していたが良いですね。微熱とか下痢とか嘔吐とか、そう言う事がありますから、そうなったら喜んで良いんですからね。

 

 

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