① 花柳病の種類
(天国の福音『花柳病』▲より)
花柳病は、医学上硬性下疳すなわち梅毒及び軟性下疳と淋病の三種とされている。もっとも医学は近来今一種発見され第四種ありとしているが、ここでは三種だけの説明で足りると思う。
(中略)本医術によれば淋病、摂護腺炎、睾丸炎は容易に治癒するのである。
② 梅毒(硬性下疳)と軟性下疳
(天国の福音『花柳病』▲より)
硬性下疳は医学上スピロヘータなる黴菌によって、不潔な行為から感染するとされている。そうして現在進歩したと称する駆黴療法は六百六号の注射及び水銀注射、または水銀軟膏塗擦(とさつ)、沃度(ヨード)剤服用等をおもなるものとしている。しかるに既説のごとく六百六号の害毒は、黴毒そのものよりも数倍悪影響を与えるのみならず、効果の一時的である事は医学も認めている通りである。また水銀療法による薬毒及び沃度剤の薬毒も、長年月後種々の形となって表われ、生命を失う程の重症の原因となる場合もすくなくないが、これらは進歩せりという医学が、今日まで全然発見され得ないという事は不思議である。
医学上諸病の原因として遺伝黴毒を唱えるが、私は反対で黴毒は決して遺伝しない事である。将来医学においても私の説を肯定する時が来るであろう事を信ずる。また本医術によれば、黴毒は驚くほど容易に根治するのである。特に知っておくべき事は黴毒に限り苦痛のない事で、もし痛みまたは痒み等ある場合、その苦痛だけの原因は梅毒ではないと思うべきである。この病気[梅毒]は最初 疳瘡、次は横痃、皮膚の斑点、毛髪脱落、声嗄れ等の症状が順次表われ、最後に到って鼻骨を犯し、言語不明瞭となる事がある。軟性下疳は、疳瘡、横痃のみの症状で、それ以上の進行はない。苦痛は発熱、痛み等で放任しても自然治癒するが医家は手術を推奨する。しかしこれは反って長びくが、本医術においては簡単に全治するのである。
(註 「疳瘡」梅毒による陰部のただれ。「横痃」鼠蹊部リンパ腺の腫物)
(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『梅毒』▲より)
この病気[梅毒]の原因及び症状は、不純の性交後一週ないし三週位にして、亀頭下に豆状の固結(疳瘡)を生ずるのであります。梅毒におけるそれは、無痛であるのと、硬結性が特徴であります。そうして飽くまで進行性で、次で、横痃を発生しますが、これも無痛と固結性であります。次に、全身的発疹、発声不能、毛髪脱落等にまで進むのが、この病気の順序であります。本療法を行えば必ず全治するので、しかも、案外容易に治癒し、しかも根本的であるのであります。軽症で一ケ月位・・・重症で三ケ月位であります。
(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『軟性下疳』▲より)
この病[軟性下疳]は、梅毒と似てはおりますが、全然異って善性であります。症状は、不純な性交後、二、三日にして疳瘡を発生し、次に横痃を発生するのでありますが、それだけで、それ以上に進行しないのが特色でありますから、梅毒のような心配はないのであります。そうして疳瘡も横痃も必ず痛みがあり、柔軟性であります。本療法を行えば、短時日に容易に治癒するのであります。しかし、梅毒即ち硬性下疳と軟性下疳と併発する事がよくあるから注意を要するのであります。前述のごとく、硬性下疳と軟性下疳との区別を明かにした医学の功績は、賞讃に価いすると思うのであります。右二種の病共、最初は多少の発熱を見るのであります。治療は、軽症で一、二週間位・・・重症で一ケ月位であります。
<事例1> 梅毒は痛みも痒みもなく、直に治る。
(『御教え集』第1号/S26.8.8)
(お 伺) 昭和二十五年五月入信させて頂きましたが、昭和二十四年三月梅毒の感染にて医師の勧めにより六〇六号二十五本打ちました。一年後血液検査の結果、強陽性でありましたが、身体に異常ありませんので結婚致しました。二十五年五月お道の有難い御話しを承り夫婦揃って入信させて頂き、其後感謝の日を送らせて頂いて居りますが、夫婦共時折腰が痛み身体のだるい時がありますので、本年五月夫婦で血液検査を受けました処、二人共強陽性(三プラス)との事にて医師は治療を勧めます。放任して置けば恐ろしい事になると色々申します。医師の言葉は別に気には致して居りませんが、現在では二人共時折腰が痛く身体がだるい時がありますが別に仕事には差支えない程度で御座います。
毎日御浄霊を頂いた方が宜敷いでしょうか。もっと浄化の起きた時に御浄霊を頂けば宜敷う御座いましょうか。毎日御浄霊を頂いて居れば強陽性が陰性に変るもので御座いましょうか。
右如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。御教え賜わり度く御願い申上げます。
〔御 垂 示〕
之は陽性も陰性もないですよ。梅毒なんて直に治ります。梅毒なんて一週間で治ります。この六〇六号が悪い。腰が痛いのは絶対に六〇六号です。梅毒は痛みもかゆみもない、無感覚のものが梅毒ですがね。然し六〇六号でも、昔は強いのをやりましたが、今はお医者さんの方で判ったのか、気がきいているのか、昔程強いのはしないが――二十五本と云うのだから水みたいなものだね。中には金儲けの為に六〇六号するのも随分聞いた。自分の近所の薬局に遊びに行って――用でなくて――一寸寄って話した。「六〇六号打って居ります」と云うと、「何処で」「あそこで」と云うと「道理で私の所から持って行くよ。幾らで」――「幾ら」と云うと、「そんなら随分儲けている」と云って居た。浄霊は腰の痛い時そこだけ浄霊する。だるいと云うのはそこから熱が出ている。六〇六号が垂れてそこに浄化が起って、その熱で体がだるいのですからそこだけやれば良い。
③ 淋病
(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『淋病』▲より)
この病気[淋病]は、不純な性交後二、三日位経て、尿道に不快を感ずるのであります。最初はムズ痒く、次は、排尿の際痛みを感じ、なお進んで耐えられぬ激痛を感ずるもので、相当の発熱もあります。そうして、悪化するに従い、盛んに白色の膿が尿に混って出るので、その際コップに採って見る時、濛々(もうもう)として煙のごとく不透明であります。発病後、普通一週間目位が最盛期で、それを過ぎると、漸次、快復に向うものであります。そうしてこの病気は統計上、飲酒家に多いので、世間よく「下戸は梅毒、上戸は淋病」という言葉がありますが、そういう傾向のあるのは事実であります。治療の場合、触指は不可能でありますから、霊的施術のみでいいのであります。急性は速かに治りますが、慢性は相当の時日を要するのであります。元来、淋病なるものは、一度罹病するや、医学上でも終世全治せぬものとされていますが、これは事実であります。勿論、黴菌による伝染ですが、全治したようでも、実はその黴菌は死滅するのでなくて、活動力が衰耗したのであります。それは、繁殖力と伝染力を失っているに過ぎないので、言わば、有機的動物性から、無機的植物性に変化したのであるから、いつ、飲酒その他の不純性動機によっては、有機性に還元し、再発しないとは言えないのであります。慢性になり易いのはこの理によるからであります。これら花柳病は、霊的に言えば、不純行為に対する・・・「天の警め」とも言うべきものであるから、患者はその非を自覚し、再びせざるべく悔悟する、その精神が治癒を速かならしむる力は、予想外大なるものがあります。そうして、尿道疾患であるから、出来るだけ水分を飲み、排尿を数多くするのが、洗滌的効果があるので、その際、松葉を枝共煎じて服用すれば特にいいのであります。それは、松脂の成分が、菌の巣窟へ対し、パラフィン紙で密閉するような作用をするからであります。そうしてこの病気は、移行する性質のものであるから、その点大いに注意すべきであります。それは摂護腺炎、睾丸炎、膀胱疾患等にまで及ぶからであります。最盛期を過ぎるに従い、尿中に淋糸と名付くる木綿糸位な膿糸があり、それが漸次短くなりつつ治癒するのであります。しかし全治後といえども、数年は多少の淋糸を見るのであります。軽症で二、三週間・・・重症で一、二ケ月かかります。
(天国の福音『花柳病』▲より)
淋病は梅毒よりも悪性である。何となれば根治する事は不可能であるからである。故に淋病治癒とは実際上の治癒ではなく、再発の危険がなくなったという意味である。これはいかなる訳かというと、淋菌すなわちゴノコッケンは生物で、有機物であるが、人体の抵抗力が増すに従い、漸次衰弱して無機質すなわち一種の苔のごときものとなる。しかるにこの苔は飲酒、運動、発熱、その他の刺戟によって有機物に変化する事があるので、それが再発という訳で、これは概ね短期間に治癒するのである。また右の苔が長年月後増殖する人があるが、それがため尿道狭窄を起し、排尿に支障を及ぼす事がある。そうして医療は淋病に対し、漏膿時尿道内へ薬液を注入するが、それがため淋菌を深部へ押込む危険があるから注意すべきで、その結果として往々摂護腺炎や睾丸炎等を起し、発熱、痛み等に苦しむのである。そうして淋病といえども自然療法が効果あるが、それは水分を出来るだけ多く摂取する事で、これによって尿の排泄が頻繁となり、自然尿道を洗滌する事になり、危険もなく、治癒も速かである。特に松葉を煎じ、それを飲むと一層効果がある。何となれば松脂の成分が淋菌の巣窟を閉遮し、繁殖を阻止せしむるからである。
④ 摂護腺炎、睾丸炎
(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『摂護腺炎』▲より)
この病気[摂護腺炎]は、淋毒が尿道の深部へ深部へと移行し、ついに摂護腺の粘膜を犯すので、症状としては、患部の痛み、排尿時の痛み及び発熱等であります。治療法は、淋病と同一でありますが、触指は有効であります。この病気は、治癒までに相当時日を要するのであります。まず軽症二、三週間・・・重症一、二ケ月を要します。
(註 「摂護腺炎」は、前立腺の旧称)
(岡田先生療病術講義録▽(下巻)『睾丸炎』▲より)
この病気[睾丸炎]は、摂護腺炎が進行して、ついに睾丸を犯すのであります。症状としては、睾丸の激痛、腫れ、発熱等で、一方の睾丸だけの事もあり、複睾丸炎即ち左右両方の場合もあります。本療法によれば、割合治癒し易いので、短時日に全治するのであります。何となれば、淋毒が睾丸炎まで進む頃には、浄化力の為、相当膿汁が弱性になっているからであります。軽症一週間・・・重症二、三週間であります。
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