8.転生

① 霊界の浄化が不十分のまま再生すると、現世において浄化作用が起こる。

(御神書『霊線について』より)

 人間は死後霊界に往く、即ち霊界に生まれるのである。(中略)然るに霊界は、その人が現界において犯した種々の罪穢に対し浄化作用が行なわれ、ある程度浄化された霊から再生する。(中略)そうして人間は生前に死後の世界在るを信じない人が多いから、死後霊界において安住ができず、生の執着によって浄化不十分のまま再生する。そのために罪穢がまだ残存しているから、その残存罪穢に対し現世において浄化作用が行なわれる。浄化作用は苦しみであるから、生まれながらの善人でありながら不幸であるのは、右の理に由るのである。また生まれながらにして不具者がある。例えば盲目とか聾唖、奇形とかいうのは、変死に因る死のため、その際の負傷が浄化半途にして再生するからである。

<事例1> 脳水腫。前世、水死した例の再生。頭の水がある所を浄霊すると、段々霊的に治っていく。

(『御教え集』第2号/S26.9.18)

(お 伺) 未入信、藤田茂(廿六歳)の長女(こまき)と申す一年九カ月の女児で御座いますが、医師に脳水腫と診断され、最初一カ月半八回に渉(亘?)って腰より少し上の脊柱から漿液をとり、其後も医師を変えて一週間続けて同じ場所から漿液をとりました。勿論何等の効果も御座いませんので、今日迄一年間放置して居りました処、此度お道に縋って来られましたので、前頭部から脳天のブヨブヨしている処を中心に脊髄、腎臓部を浄霊させて戴いて居りますが、浄霊の急所につき御垂示御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕

 頭がブヨブヨと言うのは、頭に薄い膿の様な―水の様なものが溜っているんですがね。之は前の世で、土左右門で逆さになって死ぬか、落ちるかして、飲んだ水が段々頭に溜ったんですね。そうして、頭に溜ると同時に息が絶えちゃう。そう云うのが生まれたんですね。だから別に大した意味はないのですが、頭の水のある処を浄霊すれば良い。そうすると、段々霊的に治っていくから解決する、と云う訳です。別に難かしい問題じゃない。それだけの事です。

<事例2> 足が治りきらない内に生まれ変わった霊。浄霊していると、霊が治ってくるに従って体もそれに倣って治る。赤ん坊だから治り良い。

(『御教え集』第3号/S26.10.28)

(お 伺) 私の子供(五才)発育が悪く、三才位の体格で歩行出来ず、周囲の事情に依り、医師のレントゲン診断の結果、左足脱臼との事でギブスを嵌めれば治ると申しますが、本年八月より御浄霊を戴いて居ります(。?)現在は腹が膨って、身体を左右にゆり乍ら歩行致しますが、左膝関節より下の方が曲って、右足膝関節より僅か上の方が、少し右に彎(湾?)曲して居ります。左記謹んで御伺い申上げます。

一、脱臼の場合に歩かせて宜敷いでしょうか。

二、足の湾曲が治りましょうか。

三、御浄霊箇所

何卒御教えの程御願い申上げます。

〔御 垂 示〕

 ギブスを嵌めても治りはしませんよ。骨のこう言う処がはずれるのが脱臼ですからね。然しよく脱臼々々と言うが、間違える事がありますね。腹が膨ってと言うが、赤ん坊は腹が膨っているものだからね。大したものではない。之は生まれ変った霊ですね。高い処から落ちたとか、擲られたとかして、足をやられて、治りきらないうちに生まれ変った霊ですね。之は治りますよ。長くかゝりますがね。脱臼でも、浄霊で治りますからね。はずれたのが、段々元に戻るんです。大したものです。つまり霊ですからね。霊の方が治ると、体の方がそれに倣ってきますからね。だから、之も浄霊していると、霊の方が治って来るから、体の方がそれに倣って来る。赤ん坊だから治り良い訳ですね。心配ありません。ギブスをやったら猶治りません。尚固まりますからね。それから、歩いて構いません。それが為に治りが悪いと言う事はない。

 「骨接ぎの方では、脱臼したのを、入れると言う事を言いますが、入れないでも御浄霊致して治るもので御座いましょうか」

 そうです。入れる人は骨接ぎでも滅多にないですよ。難かしいもので、一つの(コツ)があるんです。入れるのにね。先に青山に医学博士で、国分と言う人があった。之は名人で他の人で入らないのがこの人なら入るのです。余程違うんですね。

 「はずれていると言う事は、気にしなくても宜敷いでしょうか」

 そうです。治るから気にしなくても良い。

 「今の赤ん坊も御浄霊で」

 霊がこう(曲って)なっているので、霊が治るんだから治ります。それに赤ん坊だからね。

<事例3> 眼が治りきらないうちに生まれ変わった霊。御神体の部屋に寝かせ、後頭部をよく浄霊すると、長くかかるが不自由がない程度になる。

(『御教え集』第6号/S27.1.26)

(お 伺) 竹上クニ(十六歳)三、四歳の頃手探りで遊んでいる事から眼が不自由なのに気附き、医診では生来、視力が弱いのだから近視、乱視と異なり眼鏡矯正は出来ないが、成人して体が確かりして来るに従って良くなる。それ迄待つよりないと言われ、治療は全然致しませず放任の儘今日に至りましたが、視力は依然として弱く、時には殆んど見えない事もあり、就職も思うに任せぬ状態で御座います。眼以外には、体は丈夫で、体格も普通で今日迄余り病気した事は御座いません。家族三人入信。光明如来様、御屏風観音様は御奉斎させて戴いております。この眼は霊的で御座いましょうか。又如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。

〔御 垂 示〕

 之は霊的らしいですね。前の世で、つまり死ぬ時に盲で死んだか、或いは死ぬ時に目をやられて死んだかですね。ぶんなぐられたりして――撲殺で目をやられたかですね。兎に角何かで目をやられて死んだ霊ですね。それが霊界で治りきらないうちに生れ変って来た。之は治らない事は無い。治るんですがね。唯、こう云うのは長くかかるんでね。それから、よく――ぶんなぐられたりしていると、後頭部をやられて見えなくなっている事があるからね。大抵、前をやられて見えなくなると言う事はないですね。後ですね。それで、後が普通じゃないですよ。固まりがある事がある。それを浄霊して取るんですね。そうすると、普通になるかどうだか解らないが、不自由がない程度には治りますよ。それで、光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせる様にする。何時入信したんですか。

 「二十四年かと存じます。母親は二十二年の暮に――」

 少しは良くなっていなければならないがね。

 「務(勤?)めに出ておりまして、住込みの為に御浄霊も充分出来ませず、今後、務(勤?)を止めて帰る様になっております」

 結構ですね。そうして、良く浄霊してやったら良いですね。

<事例4> 前世、死んだ原因となった頸部が治っていない。人間の名前には一番位の高い「大」をつけてはならない。

(『御教え集』第1号/S26.8.25)

(お 伺) 四手(シテ)大造(一年八カ月)生れつき音痴にて、大きな音は時々聞える様でございますが物を言いません。延髄及耳下腺が腫れあがって居ります。父親は馬車引の親方ですが霊的でございましょうか。御浄霊の個所を御教示下さいませ。

〔御 垂 示〕

 四手大造と言うのは名前が悪い。人間の名前には「大」の字を、決してつけちゃいけない。「大」の字は一番位が高い名前です。一人と書くからね。国としては天皇になり、神様としては一番最高になる。だから良過ぎるんです。ですから「大」の字をつけると必ず悪くなる。延髄及耳下腺が――之は霊的の場合もあります。前の世で、ここ(頸部)が腫れるんです。ここ(頸部)をうって死んだ。それが、まだ霊界で治らないんですが、どっちみち、ここ(頸部)を浄霊すれば治ります。おまけに赤ん坊だから治りが悪いです。ここを妨げるので、物が言えないし、こう言うのは完全には溶かされないが、或程度は治りますね。

 早速、名前を変えるんですね。「大」の字でない名前ならいいです。之は「シテ」と読むんですか。四つの手か――獣なら四つの足だが――他の名前ならいいですね。普通の名前にね。

 

 

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