善人悪人の別

(お 伺) 

 浄霊によって善人と思われる人が助からぬ場合があるのに、全く悪人としか思えない人で助かる場合がありますのは如何なる理由でしょうか。

〔御 垂 示〕

 一般に人間の眼からみて善人悪人を決めるが大いなる間違いである。之は神様からみると往々異う場合がある。

 「信仰雑話」にある如く総て小乗と大乗とあって、之によって見方が違う。人を観る場合大乗的にみなくてはいけない。善人といっても本当の善人は極めて少いので、普通善人というのは大抵意気地なしで、概して働のある人は多く悪人に見えるものである。神様の御眼からみれば善人といっても役に立たぬ人間は此世の穀つぶしで一種の悪人である。大善をする場合は必ず小悪を伴うもので、之は仕方がないのである。その際小悪のみをみると悪人としか見えない。又悪人からみれば善人は悪人である。

 要するに簡単に善悪を決める事は出来ない。善悪は又時代によっても違う。忠君愛国思想も民主々義の現代では悪になる。要するに全人類平等に幸福にする事でなくては本当の善ではない。

 

 

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