- 神々の経綸
- 現在の地球神霊界の司宰神である「国常立尊」(国常立大神、国万造主大神)は、地球の全ての「理」を司られている存在であるが、世界各地域で異なる名称で尊称されている神霊も、同じ神霊の働きであることはこれまでに述べてきたとおりである。日本においては、「国常立尊」の経綸については、古事記、日本書紀をはじめとして様々な宗教において説かれており、諸説紛々としているのは事実である。それを、量子情報論から解説を試みるのである。
- ビッグバンによる大宇宙の創造から地球万物の創造と進化の歴史、人類の文明史は、宇宙物理学、天文学、地球物理学、地質学、考古学、古代史研究、歴史研究によって次第に明らかになっているが、量子情報論においては、過去の歴史的事実はすべて量子情報として量子場に保存されており、決して消える事はない。それは個人の辿ってきた経歴や経験(魂の量子情報の記録)も同様に、それぞれの量子場に保存されており、消える事はないのである。従って、それを読み取ることができれば、この宇宙の歴史は正確に確認できるのであり、個人の過去も同様である。
ルドルフ・シュタイナーはそれをアカッシックレコードと名付けており、エドガー・ケーシーはそれをリーディングして、人類の超古代文明の存在を明らかにしている。また、個人的にはその人の過去生をリーディングして、因果律の法則を明らかにし、病気治療に応用している。日本においては、人は死後閻魔の庁へ行き、浄玻璃の鏡に自分の過去が映し出され、それによって審判を受け、霊界生活の場所が決められるとされているが、その浄玻璃の鏡こそ過去の量子情報の記録である。すなわちその人の量子情報によって所属する量子場が決定されているのである。
- 高位の神霊は、苦悩する人類を救済し、正しい道を示すために、人類の中から霊的に関係する(因縁のある)人間をその霊的資質(量子情報)に応じて選択し、霊線(量子的なもつれ)を通じで、何らかの方法(インスピレーション、夢、言葉、自動書記等)で、膨大な量子情報(アカッシックレコード)から、その時代背景に応じた必要最小限の情報を伝達し、それが各民族や国家に伝わる神話や伝承、宗教の教義として存在しているのである。
ただし、媒体である人間の主観が加わるため、その情報の全てがその神霊の伝達する意志と情報を正確に反映するものではないが、その中に「真理」が隠されているのである。空海が伝えた真言密教の教えは、釈迦の説かれた教えをそのまま実践するのではなく、その背後にある「真理」を覚り、人々を救済していくというあり方であり、量子情報的な解釈をもう既に実践していたと考えられるのである。しかし、あくまでその時代は「夜の時代」であり、夜の時代の「理」に従った救済であったのである。
- 宇宙の創造については、「旧約聖書」においては、神は7日間で創造したことになっているが、「光あれ」とはビッグバンのことで、「天と地を分けられた」ことは、空間と物質を分けられたことであると科学者は解釈している。そして「海と陸を分けられ」地球万物の創造の物語に移るのである。海外の他の宗教や伝承においても同じような物語が存在し、日本においては、「古事記」、「日本書紀」において説かれているが、「神霊正典」における宇宙創造の7次元の説明は、量子情報論から考察しても「理」に適っていると思われるのである。また、宇宙創造における各次元の神霊の名称は、その働きを表現しており、日本の古代の文化である「言霊」の響きも関連づけられているのは驚きである。
- 人類の創造については、「神霊正典」においては、独自の解釈が述べられている。第6次元の宇宙創造神によって時間と空間、物質(量子と波動)と霊質(情報体)が創造され、それによって生成された第5次元の星雲、恒星系、惑星系とそこに現れた神霊の働きにより、次の第4次元の地球神霊界の神霊が生まれ、それを統治する政権が組織されて、神霊界を運営されるのである。
それと並行して、4次元界の神霊の働きによって、3次元の地上世界において万物が生成され、人類が誕生し、社会が形成されていき、第5次元の神霊の監督の下に、4次元界の神霊が3次元界の人間として転生し、さらにそれを統治する政権が生まれ、地上世界が運営されていくのである。時には、必要に応じて第5次元界の神霊が直接、第3次元界の人間に転生する場合もあることが記されているが、それは経綸上必要な場合である。そうして、それぞれの神霊の特徴、役割に応じて名称が付けられているのであり、その名称は国や地域、民族によって異なっているのは当然である。
「古事記」、「日本書紀」、その他の文献に表現されている神々や天皇の名称は、第5次元、第4次元の神霊と地上に人間として転生した神霊との名称が混同されており、そこに矛盾を生じているのであるが、量子情報論的に解釈をすることにより矛盾は解消されるのである。
- 大宇宙には天体の運行とその活動の変化に応じて周期が生まれ、その周期に従って万物の活動も影響を受けているのである。地球においても、大宇宙の周期によって温暖な時代、寒冷な時代を繰り返し、また地殻変動による環境の変化、そして宇宙からの飛来物の影響もあり、それによって様々な生物が進化、繁栄、衰滅を繰り返し、そこに人類が誕生し、地球環境に適応しながら、紆余曲折を経て、文明を発達させ、現代に至っているのである。
大宇宙の周期や、天体の活動の変化は、それぞれの地域や民族の中に神話や伝承によって伝えられており、それによってその時代の地球環境を推察できるのである。地球環境の大きな変化は、氷河時代が終わった15000年前から12000年前までにおいて、太陽活動が急激に活発になり地球が温暖化し、それによって極地方の氷床が溶解して、100mを超える急激な海面上昇が起こっている。地球の急激な温暖化は、文明の発達を促すが、同時に気候の大規模な変動も引き起こし、それによって大災害も頻発したことが推察される。
「神霊正典」においては、長い縄文時代(神武天皇以前の時代)において、太平洋やインド洋における大陸や島々が沈没した事実や、大規模な地殻変動のによってそれまでの文化が壊滅したことが何度か記されているが、世界各地に残る洪水伝説も、そうした気候変動による災害を神話や伝承に残したと推察されるのである。
- 太陽活動は大気中に含まれる放射性炭素の増減より、約6000年の大きな周期があることは、第3章「太陽活動と人類」で述べたが、約6000年前の太陽活動の活発な時代に再び地球は温暖化し、4大文明が栄えたのである。「神霊正典」においては、縄文時代に日本の文明は高度に発達し、それが世界にもたらされたことが記されているが、神武天皇即位前(約3000年前)の日本列島の大地変動によって日本文化は壊滅し、それ以降は、大陸(朝鮮半島や中国大陸)から外国文化が逆輸入されたことが記されている。朝鮮半島からは出雲民族、中国大陸からは弥生民族の到来である。それが「古事記」や「日本書紀」の「天照大御神」の岩戸隠れ、素盞鳴尊、大国主命の日本統治、そして国譲り神話に反映されているのである。
その時代は、太陽活動の減退期に入り、海外では太陽神を崇拝する4大文明が衰退し、星や月を象徴とする宗教文化に変容していくのである。西洋ではユダヤ教からキリスト教文化が生まれ、中東ではイスラム文化、インドではバラモン教から仏教、ヒンドゥー教文化、そして東洋では仏教、儒教、道教の文化が浸透していくのである。それは、「夜の時代」に人類が堕落しないための神の慈悲によるものである。日本においても縄文時代から受け継がれた古神道から仏教が中心になり、日本の思想史が変化している。
「神霊正典」においては、第4次元の神霊界の「自在」の時代が人間界に反映し、物質欲、愛欲、支配欲から闘争、紛争、戦争を通じ唯物科学の発達を余儀なくされた時代である。しかし、その時代にあっても、地球の司配神から引退されていた「国常立尊」(国万造主大神)は「国万造主大神三千年の仕組」で記されているが、要所要所で人類が堕落しないように、必要な人材を通じ対策を講じられ、来るべき岩戸開き、「夜昼転換」の準備をなされていたのである。それが、日本においては近代の教派神道13派の出現であり、「大本神諭」、「神霊正典」、「日月神示」、そして岡田茂吉師の救済につながるのである。
- 人類の文明史については、古代史の研究者による様々な説が存在し、新しい遺跡の発掘と詳細な科学的年代測定によって、常に書き換えられているのは事実である。「神霊正典」によれば世界の文明は日本が発祥と記されており、竹内古文書、富士宮下文書にも記録され、また海外においては、1880年にアメリカの歯科医ジョン・ニューブローに天使から啓示が降り、自動書記で記された「オアスペ」にも、世界の文明の発祥は日本であることが記述されている。
またルドルフ・シュタイナーの哲学によれば世界の精神世界はピラミッド型をしており、その頂点が日本である事を示している。これには古代史の研究者には疑問が残る分野であるが、日本の皇室は世界で最も長く続いた王朝であり、文明継承率は世界で群を抜いて高い割合を示しており、日本の古代文字や象徴が世界各地から発見されていること、また、日本人しか持たない遺伝子の特徴が世界中に伝わっていることが判明して、高度なAI分析により、世界の文明が日本から伝わった事実がある事を示している。
- 3000年の「夜の時代」(太陽活動の減退期)を経て「国常立尊」の神示が最初に下ったのは1892年2月3日の節分で、大本教の開祖出口直(なお)を通して示されたのである。直は最初は精神異常者として警察に拘留されたが、釈放後40日間座敷牢に閉じ込められ、文盲であったにもかかわらず直は落ちていた釘で文字を書きはじめた。それが「おふでさき」と呼ばれる自動書記である。「おふでさき」は、ほとんど平仮名で書かれており難解で、それを解読して「大本神諭」として世に出したのが娘婿であり審神師であった出口王仁三郎(おにさぶろう)であった。
大本教においては出口直は「国常立尊」(艮の金神)が憑依し、王仁三郎には「国常立尊」の妻神である「豊雲野尊」(坤の金神)が憑依したとされており、直が変性男子で「経」で「霊」の働きをし、王仁三郎は変性女子で「緯」で「体」の働きをして、発展したのであるが、軍国主義であった当時の日本では受け入れられず、天皇に対する不敬罪で二度にわたり大弾圧を被り、1935年に解散に追い込まれたのである。
- 「国常立尊」(国常立大神、国万造主大神)の経綸について最も詳細に記述されている文献は、矢野祐太郎が1932年(夜昼転換の翌年)に著された「神霊正典」である。矢野祐太郎は、「神霊正典」のまえがきに書かれているが、古事記、日本書紀をはじめとして、上記(古史古伝)・天津金木、それに竹内古文書から天理・金光・黒住・妙霊・大本・福島・九鬼など諸家の文献やキリスト教は新旧両派に、仏教は八宗の教理を研究し、思索を重ねていた。
そして1932年の節分に「国常立尊」より『今日まで口伝にも文書にも伝え遺して無いことをお前が余り熱心に聞くので神もついにお前の熱心に免じて此点までは教えたのであるから、お前は自分の頭に刻み込んだ其事を書き残せ』との神示を受け書き記したものである。矢野祐太郎は科学者であり、発明家であったため、海軍時代に兵器や機関を改良した功績で大佐まで昇格している。従って、彼の文章は非常に論理的で、神々の経綸が宇宙創造から、地球万物の創造、世界の文明史、日本の皇室の歴史にまで詳細に記されている。
しかし、当時日本は軍国主義であり、官憲から大弾圧を受けた大本教とも繋がりがあり、晩年彼が設立した神政竜神会の思想が過激であったため、不敬罪と治安維持法に抵触するとの容疑で逮捕され、入念なる取り調べを受け、1939年に獄死している。「神々の実相論」で述べた通り、神霊の啓示は真理であっても、それを取り次ぐ人間の主観が入るため、必ずしも神霊の意志を正確に反映するものではないが、それを念頭に入れ、全てを否定するのではなく、その背後にある「真理」を量子情報論的に解読したのである。
- その次に、「国常立尊」の神示が下ったのは1944年6月10日で、「日月神示」の著者、岡本典明を通して示されたのである。「日月神示」は自動書記によって、漢数字と特殊な記号に若干のかな文字が混じった文体によって著されており、非常に難解で、最初は典明自身も理解することが出来ず、矢野祐太郎の妻矢野シンによって最初に解読されたとされている。
そして岡本典明の妻三典によって現代仮名遣いに直され2001年に「ひふみ神示」として出版されたのである。その後、写本が何種類か出版されたが、神典研究家で翻訳家でもある中矢伸一によって校訂され2011年に「⦿日月神示(上巻・下巻)」として出版されている。
- 岡田茂吉師については、1920年に大本教に入信の後、1926年暮れに神憑りとなり、様々な神や仏が憑られたが、その中で「観世音菩薩」(「国常立尊」の慈悲の側面)のご本体である「伊都能売神」(古事記における浄めの神)が憑依され、50万年以前の日本の創成期から7000年前(4大文明の発祥)までの人類の歴史と未来記を口述(便箋に三、四〇〇枚)された。
その後「観世音菩薩」と一体となられ、「観世音菩薩」の「如意宝珠」が腹中に宿り、その力による病気疾患の治療を研究される。1931年6月15日千葉県の鋸山山頂において、霊界(量子界)の「夜昼転換」の天啓を享けられた。その後1934年に大本教を脱退され、1935年に「大日本観音会」を設立されるが、官憲の度重なる弾圧により1940年に廃業届を出される。その後は第一線を退かれ、「岡田式指圧療法」、「日本浄化療法」という名のもとに弟子の育成に専念される。
戦後1947年に日本国憲法において信教の自由が認められたことにより、「日本観音教団」として再出発される。そして、1950年に世界救世(メシヤ)教と改名され、同年6月15日に腹中の如意宝珠に太陽神「天照大御神」の御魂である「ミクラタナの神」(伊弉諾尊から授けられた玉の神)が降られ、一体となられた。岡田茂吉師は「観世音菩薩」のご本体は「伊都能売神」であり、「国常立尊」の分神霊(慈悲の側面)であると教えられ、いずれ時期が来れば元の神位に復帰されると説かれている。元の神位とは、地球の司宰神として、地球の「理」を司る「国常立尊」本来の立場に復帰されるということである。
その後、岡田茂吉師は、人類が「地上天国」、「みろくの世」に住する人間となるために、人事百般にわたる御論文を残され、そして美術館の建設を通じて「地上天国」、「みろくの世」の雛型を示され、1955年にご帰天された。その後教団は、多くの分派に別れ、その意志は引き継がれているのである。
- 岡田茂吉師の救いについては、「量子論からの救済論」で説明したから略すが、人類が「昼の時代」の「理」に適応するために、正しい選択をし、行動できるように、実践を踏まえた人事百般にわたる御論文を残されている。さらに体内に蓄積された汚濁を排除し、真の健康体になるために、太陽の量子的エネルギー(「ミクラタナの神」の力)を取り次ぐ「浄霊法」(霊線ー量子的なもつれを活用)を創始され、実践、普及されたのである。
そして、健康を維持するために、生命力のある真物の食物を摂取できるように、大自然の法則に適った自然農法を創始され普及された。そして、さらに自己の霊魂(意識と量子情報)を純化、改善するために、信仰と芸術による感化として、御神殿と美術館を創設され、公開されたのである。これらは全て1931年に、第5次元界の司宰神で太陽神である「天照日大神」が第4次元神霊界に「天照皇大御神」として降臨され(地球量子場の夜明け)、「夜昼転換」が行われ、そして地球の司宰神として「国常立尊」が復帰され(地球量子場が昼の時代の「理」に転換)、その神霊の働きによるものである。
- 岡田茂吉師は1953年6月15日、箱根神仙郷の完成をもって「地上天国」、「みろくの世」の雛形が完成し、それが新たな紀元の始まりであると宣言された。そのちょうど100年後が2053年にあたり、世界の「地上天国」、「みろくの世」の始まりとなるのである。
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