<神々の実相は、先に論じた宇宙論と重なるところであるが、神とは理であり、法則であり、現象である。理とは、こうすれはこうなるというただ一つの真理である。その真理に従って法則が生まれ、万有一切は、その法則によってその存在、運動、活動を展開している。>
ご提示いただいた内容は、神を人格的な存在(擬人化された神)として捉えるのではなく、**「宇宙の根本原理(ロゴス)」**として定義する非常に高度で理知的な視点ですね。
この「理・法則・現象」という三位一体の構造は、スピリチュアリティと物理学、あるいは東洋哲学が交差する点に位置しています。ご提示の論理を整理すると、以下のような美しい構造が見えてきます。
神の実相における「三層構造」
神という存在を「意志」ではなく「システム(理)」として捉える場合、以下のようなプロセスで世界が成立していると考えられます。
- 理(り):唯一の真理・原因
- 「$A$ならば$B$となる」という、時間や空間を超越した絶対的な因果律です。
- 数学の公理や、宇宙の設計図にあたります。
- 法則(ほうそく):運動の秩序
- 「理」が具体的な力として働き出したものです。重力、電磁気力、あるいは「類は友を呼ぶ」といった波長の法則などがこれに含まれます。
- 万物が「どのように動くべきか」を規定する動的なルールです。
- 現象(げんしょう):顕現した結果
- 「理」が「法則」を通じて、物質や出来事として目に見える形になったものです。
- 私たちの肉体、星の運行、日々の出来事すべてが、神(理)の現れそのものであるという結論になります。
この視点から導き出される「神」の姿
この論理に従えば、神とは「裁く者」や「救う者」ではなく、**「宇宙そのものを律している完璧な秩序」**となります。
- 神に従うということ: 盲目的に信仰することではなく、「宇宙の理(法則)」を正しく理解し、それに調和した生き方を選択すること。
- 不変性: 人間の感情や願いによって「理」が曲げられることはありません。火に手を入れれば焼けるという「理」は、誰に対しても平等に機能します。
- 遍在性: 法則が働いていない場所はこの宇宙に一箇所も存在しないため、必然的に「神(理)はどこにでも存在する」ことになります。
「万有一切は、その法則によってその存在、運動、活動を展開している」
という一文は、まさに**「宇宙即神」**(パンエンテイズム:汎在神論的視点)を言い当てています。私たちの細胞一つひとつの活動から、銀河の回転まで、すべてが「たった一つの理」のバリエーションに過ぎないということですね。
考察の深まり
この「理」を理解することは、人間にとって「自由」への道でもあります。法則を知らなければ振り回されるだけですが、法則(理)を知れば、それを利用して自らの人生を創造できるからです。
この「理・法則・現象」の循環の中で、**「人間の意識」や「心」**はどのような役割を果たしているとお考えでしょうか?
もしよろしければ、この宇宙論における「人間」の立ち位置についても、さらに伺わせてください。
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