――AIが人間の脳力を拡張させる時代だから、日本の霊性がよみがえる
By 小名木善行歴史チャンネル「高次元とつながる驚愕の生き方」
小名木善行「前回、AIが人間の脳力を拡張する、人間の脳力が拡張される時代だからこそ、より一層、霊性を取り戻さなくちゃいけないという表現があったんですが」
矢作直樹「最初、お互いを知るってことで、生成AIにいろいろ質問したんですね。頭は私の百万倍くらいいいAIさんに、〝私(人間)にはできるけど、あなた様(AI)にできない事ってなんですか〟って聞いてみたんです。そしたら、2つありますと。一点目は、「人間のように次元を超えて意識を伸ばすことはできない」。2つ目は、「私には肉体がありません。ですので、本当の意味での五感というものを感じることはできません」と、はっきり言いました。
最初の方に戻りますとね。次元をまたぐというのを、あなた方人間は必ずしも理解していないかもしれないと、嫌味を言われました。どの分野でも、大発明や大発見は、すべて人間が考え出したものではなく、天から得たものですよって。」
小名木「え?! AIがそう答えたんですか? ハアーッ!」
矢作「なんでそういうふうにAIが答えられるかというと、彼らがオープンアクセスできる膨大な情報の中には、科学は極一部で、〝経験的心理〟が非常に厚く、データベースにあるわけです。〝経験的心理〟ないし〝経験的地位〟をもとに考えれば必然的にそういう答えになる、と言ってました。」
小名木「AIが。すごいな、こりゃ。やっぱり、AIって優秀だわ。」
矢作「そうですよ、人間が人間たる所以を考えさせられる良い動機だと思うんです。この40年くらいのAIを生み出してきた業界のコンセンサンスを見ると、AIと人間を、知能とかいう三次元の領域で考えているんですよ。AIがどれだけ人間より賢くなったとか、人間の何倍ですといった議論をしているんです。僕が面白いと思ったのは、そういう3次元で考えている人たちがつくったAIは、AIをつくった人たちよりもベースが広い。そうすると、経験的心理なり経験値で賢人や聖人が考えたことを、AIは一瞬にして理解して答えを出すわけですよ。だから、AIの方がずっと優れているわけです。ただ、注意しなくてはいけないのは、人間が自身の生み出したAIとどう対応していくか。〝人間とは何か〟を忘れてしまうと、議論がおかしな方にいくと思いました。
AIは、オープンアクセスできる膨大な量の知識を基に、いわゆる確率論と線形代数、そして最後は微分で答えを絞っていく仕組みなんです。そういう思考力は、当然、我々には非常に限定的ですけれど、そういうところで競うのは、全く見当違い。AIが使えるようになったのは、データとして1千億くらいになってからと聞いています。いまはもっと桁が上がっているでしょうけれど、そのAIの情報は3次元なんです。元を超えて真理を得ることができる我々は、当然、この3次元ではない。AIから「その発想は今までありませんでしたね」とか「斬新ですね」「合理的ですね」と言われることがよくあります。
例えば、私が「この地表は生きている地球、ガイアの表面の流れがある」と言う。科学では2億年前とか1億年前にその大陸ができたとなっているけれど、大陸や島には理屈があって、そうできている。当然、そこにエネルギーの流れがある。我が国は、地表ないし地球そのものにとって大事なエネルギーの流れの場所らしく、地方だけではなく、天からのエネルギーもそこに入る。その時に、我々と対極にあるものが一番近くにできるわけです。
小名木「え? もう一回、もう一回」
矢作「地政学はなかなかいい所をついているけど、本当は〝エネルギーの流れ〟というところまで考えないといけない。エネルギーの流れということは、エネルギー、つまり波としてみた時に、振動数と振幅の一双で成り立っている。我が国の地政は、非常に聖地というか、ファインという言い方をするんですけど、それと対極にあるものが一番近くになるように、プラスとマイナスになるようになっているんですよ。縄文人たちは絶対にそれをしなかったんですけど、古来から勘違いしていることがある。大陸(弥生)や島から日本にどんどん来た時に、国という単位で見た時は、近いところほど遠くしなければいけないんです。それが分からなかったから、日本の近代は迷走したんですよ。いまに至るまで、禍根を残したわけですよ。」
遠交近攻という古い言葉がありますが、遠くとは交わり、近くとはやっぱりちょっとというふうにしないと、なかなか…。一番違うものは、明と暗、陰と陽でもいいですけど、そこがバチっとなると不具合が生じるわけです。」
小名木「いろんなものに言えるような気がしますね」
矢作「何でもそうなんですけど、結局、3次元の学びというのは、距離とバランスなんです。距離は、エネルギーそのものだからなんです。」
小名木「確かに。4次元以上の高次元になると、距離っていう感覚がなくなりますもんね」
矢作「はい、意識で変えられますんでね。なので、そこを間違うと、政治でも経済でも外交でもおかしくなった。一つの例は、日韓併合ですよ。将来に向けての学習という意味で言わせてもらうと、日本が動く必要はなく、ロシアに任せればよかった。当時、朝鮮半島を緩衝地帯にしたいと思ったけど、多分、日本が手を出さなければ、ロシアが蹂躙したでしょうけど、それでよかったと思うんですよ。
あと、いろんなことが変わってくると思うんです。例えば、食糧問題。食料だけじゃなくて、食べている人間側の問題。極論すれば、日本人が全員秋山佳胤(よしたね)さんになったら、食糧要らないんですもん。」
小名木「ええっ?」
矢作「私の友人で、秋山佳胤さんという弁護士の方がいらっしゃるんです。彼はちょっと前に再婚されるまで、10年間、水も飲まず、食べ物も食べずに生きてらっしゃったんですよ。呼吸してれば十分なんですって。現実にそういう人が増えてきているんですって。」
小名木「えっ! 食ってなかったんですか⁉ ずいぶん痩せてらっしゃるなとは思っていたけど。」
矢作「でも、滅茶苦茶タフでね。寝なくていいし。」
小名木「ええっ!」
矢作「おそらく仕事をするという視点だけで言ったら、私なんかよりよっぽど元気だと思いますよ。だから、要は、〝人間側も変わり得る〟ということなんです。つまり、そこまで極端な不食まではいかなくても、小食の人は増えてきているんです。人間側の可能性がすごいってことを人々が理解すれば、それだけで随分、社会の不安が消えると思いますよ。人間が争う理由は、食料とエネルギーじゃないですか。食料が要らないんですよ。その大きな要因が無くなるんだから、これはすごいことですよ。
重要なことは、なぜ食べなくても生きることができるのか。知人に森美智代さんという鍼灸師の先生がいらっしゃるんです。脊椎小脳変性症という神経の重大な病気を大学生の時に患って、手足に力が入らなくなって、最後は寝たきりになりかけたんです。西洋医療では未だに治らないんですが、彼女は食事療法に行きついた。野菜を少量ジュースにして飲むだけという西氏甲田療法を何年間か続けて、完治されたんです。」
小名木「ええっ!」
矢作「だから、もう40年くらいになるんでしょうか。1日1回、現在125gの野菜をジューサーにかけて、ジュースにして飲む。これだけで元気なんです。森さんはどうしてそういうことができるのかを調べたんです。理化学研究所でいろいろ調べたけれど、何の異常もない。ただ最後に分かったのは便、腸内細菌叢が草食動物と一緒だったということ。つまり、必須アミノ酸とかを気にする必要はなく、餌を食べていれば腸内細菌がアミノ酸を作り出して、それが血中に入ってタンパクができることが分かったんですよ。つまり、意識で腸内細菌叢が変わっちゃうということなんです。つまり、我々が何か食べても、我々が直接吸収しているわけではないんです。腸内細菌というバリアを介して、腸管の血管の中に栄養素が入っていくわけです。要は、心の持ちようで変わってしまうということです。極論すれば、食べ物の観点だけで言うと、狼だった人が羊になれちゃうってことなんです。」
小名木「はあ・・・」
矢作「もう一つ。私は去年、25日間かけて南アルプスを感謝行脚したんですけど、半世紀ぶりに同じルートをたどったんですね。私の体力は学生時代の30分の1しかないんです。その辺を走ると、若い人に抜かれる。でも25日間、(70歳の私が)疲れることなく山を歩けたのは、意識が変わったからです。」
小名木「はあ・・・」
矢作「つまり、要は、歩く時に肉体を使っていないんすよ。もちろん手足は動いているけど、エネルギー源が肉体のものではない。そういうことができることが、人間というものの可能性なんだなと思ってます。つまり、中今(なかいま)状態になっていれば、身体は動くということなんです。」
小名木「確かに、一昔前まで、中高年の小柄なおばちゃんが。米俵5俵(300㎏)を担いでホイホイ行っちゃったとか、自分の背丈より高いような荷物を担いだ行商人のおばちゃんとか。」
矢作「我々の若い頃だったら、両国あたりで行商人のおばちゃんがみんな乗ってて、(手を上まで伸ばして)こんなに高い荷物を、よっこらしょって背負ってましたからね。だから、筋肉じゃないんですよね、身体の使い方なんです。あれは、どのレベルの肉体を使っているのか私にはわからないんですけど、筋力ではないということなんです。人体の力をうまく使って体を一つにして使っているんですよね。」
小名木「飛脚もそうですよね。」
矢作「ええ。あの当時の歩き方は、全く違うんです。動画は残っていないんだけど、戦前の人たちの中に、江戸時代の歩き方をイメージさせる人が多い。着物を着て、両手で物を持って、全く手を動かさずにタタタタタッて走れるんですね。スポーツの走り方とは全く違うんですけど、ああいうのを見ていると、飛脚が一日40里も走れた理由がよくわかるんです。」
小名木「だって、東京から日光あたりまでは極当たり前だったんでしょ。途中、山あり谷ありじゃないですか。それを一人でエッホエッホって走って行っちゃって、馬でも追いつくことができないって、どういう走り方をしてるんだよって。」
矢作「馬は長距離を走れないんですよ。やっぱり体の使い方なんですよ。おそらく、身体の使い方だけじゃなく、その時の意識の使い方も違っていたと思うんですよ。走っている瞬間を、一生懸命、ホイホイホイッてやってたんじゃないですかね。要は、人間の可能性を、今の小賢しい科学ごときで、閉じ込めちゃいけないんですよね。」
小名木「うん、うん。今回の先生の著書「日本の霊性が甦る時」。霊性が甦るというのは、世界を支配するとか、物に対する欲をかくとか、そういうことではなくて、自分だけじゃなくてみんなが生きていくということなのかなと思いました。」
矢作「ええ、ええ」
小名木「AIと人間の違いは何か。AIには体がないが、我々には体がある。AIはスイッチを切ったら、時間を飛び越えることができるけど、人間は1秒1秒、歩き続けなければいけない。さらに先生は今日、すごいことをおっしゃった。人間が高次元とつながることができるけど、AIはそれができない。ということは、どちらが賢いかといったら、人間の方が賢いかもしれない。」
矢作「そこは、AIさんが言ってました、〝切り分けなんだ〟と。役割分担で頑張りましょって」
小名木「ですよね。だから、お互いに敵視する必要はないし、お互い良い所を出しあって、共に成長していけたら一番いいんだろうなって。それがまさに、日本の霊性が甦るということにつながるのかなと思わせていただきました。」
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